目に見えない体からのサイン 「自律神経失調症」と「起立性調節障害」の話

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本稿は読者投稿コーナーに応募してくれた方からの原稿です。


こんにちは、呼吸が苦手な大麻 眞紘です。二回目の投稿になります。よろしくお願いします。

さて、今回は自律神経に関する僕の生きにくさについて書こうと思います。

読者の皆さんとも関係が深そうなこの自律神経ですが、初めて僕が耳にしたのは中学二年生の時でした。

 

【朝起きられない……がきっかけの自律神経失調症】

小学校の時のことはあまり覚えていないのですが、僕が初めて心療内科に連れていかれたのは中学二年生だったと思います。それまでは普通に学校に通っていましたが、ある日突然目が覚めると、なんだか体がだるくて起き上がれなくなっていました。

その日は困惑しながらも時間をかけて体を起こし、いつもより遅く学校に着いたのを覚えています。仲のいい先生や友達に遅刻をからかわれながら、午前中はしばらく頭も体もモヤモヤしていました。

やがて給食の時間になり、午後の授業が始まり、今日も部活だ!という頃にはいつもの調子に戻っていましたが、次の日の朝もうまく起き上がることができませんでした。

そしてちょうどその頃から、起床時~午前中にかけて頭痛や腹痛を起こすようになりました。なんとか朝起きて学校に行っても、授業は受けずに保健室で適当に休み、それでもだめなら早退をして……ということが何度か続きました。とにかく、頭やお腹の痛みもそうでしたが、全身が重くて常にゆらゆら揺れているような感じがありました。立ちくらみもひどかったです。

 

【はじめての心療内科】

心療内科に連れて行かれた経緯もあまり覚えていないんですが、早退や保健室休憩をしまくってるのが家族にバレて、「学校に行きたくないのか?」と問い詰められたときに「行きたいけど、行くと体調が悪くなる」とか言ったような気がします。

早退してしばらくすると症状も軽くなり、家では元気にしているんだから「サボりか?」と思われても仕方ないかもしれません。もちろん個人差もあるとは思いますが、自律神経失調症は朝から夜にかけて体調が変化します。午前中は体調が悪くても夜になると元気、とか。

 

そして気づいたらいつも通っている病院の内科ではなく、少し遠いところにある心療内科に連れて行かれました。余談ですが、僕の親がすぐに「心療内科に連れて行く」という選択肢を見つけられるとは思えないので、きっと仲のいいママ友やパパ友と情報共有をしたんだと思います。それくらい思春期の子供たちには多く見られることみたいです。

診察も別に普通で、「体の病気(群発頭痛とか胃腸炎とか)ではないみたいだから、きっと自律神経系のアレだね」みたいなことを言われて、なんやかんやで「自律神経失調症」と「起立性調節障害」と書かれた紙を渡されて、確か薬も処方されましたような気がします(気のせいかも)。

余談ですが、僕の体験のように症状の原因が見当たらない場合に「自律神経失調症」と病名をつけられることもあるみたいです。

 

【自律神経失調症と起立性調節障害の違い】

上に書いたように「自律神経失調症」を雑に説明すると「原因不明の様々な体の不調」という感じで、その不明とされている原因が自律神経の乱れであるということがわかりました。

では、もう一つ僕が診断された「起立性調節障害」とは何なんでしょう?

 

起立性調節障害は自律神経失調症の一種で、症状は自律神経失調症と似ている部分が多いです。自律神経失調症がそれらの症状の総称で、その中に含まれている病名なので当たり前ですね。

この起立性調節障害については我がメンヘラ.jpの可愛い乞食代表・おまえ先輩が詳しく書いてくださっているので、ぜひ参考にしてください。

 

ある日突然起き上がれない!「起立性調節障害」とは

 

冒頭では「朝起きられないことがきっかけ」と書いていますが、もっと正確に言うと、起きられないという症状は起立性調節障害によるもので、原因不明の頭痛や腹痛などが自律神経失調症の症状によるものって感じでしょうか。

 

【自律神経失調症は何科を受診するべき?】

症状に心当たりのない頭痛や腹痛がある場合は神経内科や内科(小児科)、めまいや立ちくらみがひどい場合は耳鼻科……というように、身体的症状が見られる場合は、まずその部位に関連する病院へ行くとよいと思います。

場合によってはその場で「身体的な原因が見当たらないし、思春期ということもあるのでおそらく自律神経系だろう」と検査や診断をしてくれるところもありますし、「特に体に悪いところはありません」ということなら心療内科に行くという方法があります。

原因不明のまま症状に悩んでいるとストレスになりますし、いつもと体の様子がおかしいと思ったら病院に行くことをおすすめします。なんとなくでも理由がわかると安心します。周囲からの理解も得られるかもしれません。

 

【周囲からの理解】

ネットでは今年の8月末に自殺してしまった青森の中学生が、起立性調節障害で苦しんでいたという情報があります(ソースがいまいちはっきりしないので気になった方は調べてみてください)。

どうしても学校に行けない、学校に行っても休みがちになってしまうという点で、同級生や親からの理解が得られず悩んでいる子もたくさんいるんじゃないかと思います。僕も親にサボりだと思われるのは居心地が悪かったですし、授業中に教室を抜けるのも嫌でした。

 

今でも自律神経は微妙に乱れてますが、高校からは症状も軽くなり、何より自分が症状や原因を理解することによって自分の状態を受け入れつつあります。自分が理解していないと周囲に説明することも難しいと思いますし、原因不明で不安になるのも嫌ですよね。

これらはなかなか完治という状態になることは難しいのかもしれませんが、原因がわかれば改善していく方法も実践することができますし、症状の予防もできるかもしれません。

ちなみに、手前味噌で恐縮ですが自律神経には呼吸も関係しているようです。

 

【読者投稿】正しい呼吸で精神病は治る?呼吸とメンタルの関係性

 

「きっと自分はサボっているだけだ」とか「気分で怠けているだけ」とか、自分を責めたり体の変化を決めつけたりせず、症状で本当に困っている場合はまず病院に行ってみましょう。

 

生きにくさが少しでも軽減されるよう、小さなことからコツコツと生きていきましょう!


【投稿者】
大麻 眞紘(おおあさ まひろ)さん

【プロフィール】
精神病とクズのハーフです。@oas_mhr




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