病気がある方へ、障害年金の請求・手続きについて

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皆さんこんにちは。今回は障害年金の手続についてお話しします。

障害年金とは、怪我や病気が原因で精神や身体に障害のある方で、仕事をするとき、また、日常生活を送る上で支障のある方に年金や一時金を支給する制度です。障害があれば高齢者以外の方でも対象になります。

障害年金のメリットは、病気などで働けなくてもお金が支給されるという点に尽きると思います。また、一定の収入があっても支給されるのでそれも大きいでしょう。

 

■手続きの前にすること

・障害年金の請求が可能かどうかを確認する

障害年金を請求するためには保険料納付要件を満たしていなければ請求できませんが、これらの保険料納付要件の資格があるかどうかは、年金保険事務所の窓口に出向き調べてもらいます。ただし、初診日に国民年金加入している方は居住地の市区町村役場の年金係りで調べてもらえます。

・初診の年月日を思い出す

障害年金を請求するためには、初診日がいつだったか思い出すことから始まります。
日記帳や手帳、診察券等を参考にするとか家族に聞くなりして思い出してください。初診日は通院している医療機関にはじめて通院した日のことを指します。

・初診時に年金に加入していたかどうかを確認する

20歳以上60歳までの方は、初診時に国民年金、厚生年金、共済組合に加入していなければ請求できません。なお、国民年金については役所に加入の届出をしていなくても日本に居住している20歳以上60歳までの人は加入したこととして取り扱いされます。
 

 

■申請に必要な書類

以下の書類を社会保険事務所と役所からもらってきます。

○障害給付裁定請求書
年金事務所でもらいます。
障害基礎年金請求用と障害基礎年金・障害厚生年金請求用との2種類があります。
初診日が共済組合の場合は、請求用紙は異なります。

○診断書
年金事務所でもらいます。
傷病により診断書の用紙は8種類ありますので傷病名を言ってもらって下さい。

○受診状況等証明書
年金事務所でもらいます。
医療機関が2つ以上あるときに最初の医療機関で初診日の証明を受けるためもらいます。

○病歴・就労状況等申立書
年金事務所でもらいます。
発病日から請求時点までの治療経過や日常生活能力等を記述するためもらいます。

これらを記入し終えたら、社会保険事務所と役所に提出します。
 

 

■書類が不受理となった場合

次に、提出した書類が不受理になってしまった場合の説明をします。
障害年金サポートセンターの内容から引用します。
 

・受給要件が満たされていないとき
障害年金を請求するためには、年金加入要件、保険料納付要件を満たす必要があります。
この要件が満たされない場合は請求そのものが出来ません。

・症状が軽いから受理できないと言われたとき
障害年金が受給できるかどうかは、審査結果によります。
窓口の担当者は請求書類が全て正しく整っているかを確かめるところで審査を行う所ではありません。障害年金を請求するというのは被保険者の権利ですから、見た目で傷病が軽いからという理由だけで、 役所において「裁定請求書」を不受理にすることはできません。

(引用:障害年金サポートセンター

 
まずはしっかりと要件を満たしているかということが前提になります。

今のところ「症状が軽いから受理できないと言われたとき」に関しての解説は上記だけですが、同サイトの「よくある質問」ページには、受給決定後の不服申し立てについては可能であると記載されています。ただ、不受理になった場合の申し立てができるかどうかはわかりません。

ちなみに、同じページのほかの質問には「診断書が大きな審査材料になるため、診断書の内容が不十分・現状と異なる場合は医師に相談して修正を依頼するとよい」という解説も見られます。

 

・初診証明が添付されてない場合
2箇所以上の医療機関を受診している場合は、最初の病院の初診日証明をつけなければなりませんが、それがついていないときは受付されません。とれない場合は診察券、健康診断書の写しなどを添付して「初診証明が添付できない理由書」を提出します。

・診断書の現症年月日が3ヶ月を経過して提出した場合
障害認定日、事後重症の請求をするときの「診断書」は、障害認定日から3ヶ月以内の症状または事後重症の請求日前3ヶ月以内の症状で記載されたものとなっています。

・「診断書」の提出枚数の不足や記載事項の不備や記入漏れがあるとき
「診断書」は障害認定するための基本となる書類です。
診断書の提出枚数が足らないときや、診断書の次の事項に記載漏れや不備等があるときは追記または修正を依頼します。
1.年金請求者の氏名、生年月日、性別、住所の記載漏れや不備
2.初診日、発病日の記載漏れや不備
3.症状の状態や現症年月日の記載漏れ
4.予後や日常生活能力、労働能力の記載のないもの
5.病院の名称、所在地、医師名欄の記載のないもの

・年金請求用紙等の記載事項の記入漏れがあるとき
「年金請求書」や「申立書」については、請求者自らが記載することになりますが、記載漏れがあると審査出来ないとか不利な決定をすることになります。したがって、記載漏れがあると指摘されたときは、指摘事項のすべてを記入して再提出します。

・添付資料の不足や期限切れ書類を提出したとき
障害年金を請求するために定められた書類は添付しなければ、年金が支給されないとか不利な決定になります。したがって、添付資料の不足している場合や証明書の期限切れ書類は早急にそろえ直して再請求するといいでしょう。尚、添付することが何らかの理由で難しい場合は窓口担当者によく相談して対処しましょう。

(引用:障害年金サポートセンター

 
これらは主に書類の不備が原因で不受理になる場合です。基本的には速やかに訂正して再提出ということになっていますが、不利な決定を避けるためにも、できるだけ不備がないようにチェックしましょう。

 

・障害年金の請求期限が過ぎているとき
障害年金は、請求が遅れてしまい請求年齢オーバー(65歳をこえた等)になったときや時効(障害の未支給請求等)を経過したことにより受けられない場合が出てきます。
この場合は不受理となります。
年金請求書が提出されますと、年金加入要件、保険料納付が満たしているか点検が行われ、障害状態要件の審査を経て年金の決定が行われますが、通常、決定までに3ヶ月程度かかります。尚、提出された診断書等で判断できないケースの場合は本人宛に照会が行われますが、そのときは決定が大幅に遅れることになります。
年金の権利が決定されますと社会保険庁(国民年金は年金保険事務所)から「年金証書」と「年金通知書」が郵送されてきます。
尚、支給されないときは不支給決定通知書が送付されます。

(引用:障害年金サポートセンター

 
請求期限が過ぎてしまうと不受理になってしまうようです。決定までに3ヶ月程度かかると書いているので、請求は速やかに準備したほうがよさそうです。

 

■障害年金の受給が決定したら

受給が決定すると「年金証書」と「年金決定通知書」が送付されます。上記のように、手元に届くまでには3ヶ月程度かかるようですが、提出した書類で判断できない場合は本人への照会が行われるケースもあるようです。照会になってしまうと、さらに決定が大幅に遅れてしまいます。

また、支給されない場合は「不支給決定通知書」が送られてきます。

「年金証書」が送付されてから50日後に「振込通知書」が届き、この時点で指定した口座に初回の年金振込がされます。次回からは偶数月に2ヶ月分が振込されます。

 

■まとめ

障害年金を受給するための手続そのものは大変ですが、年金が支給されるメリットは大変大きいので、請求をしてみてもいいと思います。




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多聞

多聞

社会復帰するために試行錯誤の日々を送る。読者の皆様のお役に立てる記事を書きたいと思ってます。

1 件のコメント

  1. なっつ 返信

    ネットの知り合いに、審査を通ったが、数年に一度診断書を提出することに苦痛を感じてる人がいるのです。今度は落ちてしまうのでは?という恐怖だと思われます。
    僕はそんな危機感持ったことなくて。
    彼にどんな情報を提供すればいいか分からず歯がゆいです。

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