体験者が語る精神科入院治療のメリット・デメリット 精神科入院体験記 vol.5

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みなさんこんにちは。
自称かわいい躁鬱乞食、おまえです。(Amazon欲しいものリスト)

さて、今回は第5章、精神科入院体験記シリーズ、最後のお話になります。

今回は入院でわたしが感じた、メリット・デメリットを書いていこうと思います。

 

【入院のメリット】

まず何より一番よかったことは、はっきりと病名が分かったことです。

今でこそ「躁鬱です、双極性障害です」と言えますが、それまでは「多分鬱あたりだろう」とか「不安障害あたりかな」とボンヤリとした説明をするしかなかったのです。しかし入院したことで病名がつき、対処法を少しづつ覚えられていることは、とてもおおきな「よかったこと」でした。

次によかったことは、正しい生活リズムで生活できたことです。

正しい生活リズムで生活することによって、それまで頭の中で繰り広げられていた薄暗い妄想や空想を考える余裕がなくなり(暇をいかにして潰すかについて考えていたので)、おかしな思考になる前、わたしにとっての普通の状態に戻ることができました。「死にたい、消えたい、つらい」よりも「今夜の夕食が美味しそうだ」「美味しそうでない」とそんな些細なことが大切になってきます。

さらに生活リズムを整えることで、起きて、太陽の光を浴び、夜は自然に眠たくなる(もしくは眠らされる)ため、起きる時間、寝る時間が、だいたい決まってきます。

眠れない時はどうすれば?と思う人もいるかと思いますが、そんな時は看護師に相談をしたり、睡眠時の薬をもらったりすることもできます。逆に、自然に寝ることができるまで、起きていることも可能です。〇〇の時間だから絶対そうしなければならないというルールはないので、自分のペースを、ゆっくり取り戻していくことができます。

 

そして、これはとても個人的なことですが、家族へのありがたさというものを、言葉ではなく、身体と頭で実感したことです。

それまでも両親に感謝していましたが、実際一人になることを体験し、いかに平凡な日常が大切なものか、平凡な生活を送らせてくれることが、どれだけありがたいことなのか、そこにどれだけ優しさや思いやりがあるのかということが、ようやく解ることができました。

入院する前と後では、家族に対する感謝の気持ちは、大きく違うと思います。

これは入院し、一人にならなければ実感することも、心の底から感謝することは、この1回目の入院がなければ、自分は気付くことができず、本当に、心からの感謝の言葉が言えなかっただろうと思います。

 

入院のことを「現実から一旦離れリセットするための選択肢の1つ」と気軽に考えて良いと思います。追い詰められた時、限界だと思った時、入院してみるという逃げ場と居場所があることを選択肢にいれることで、いざという時に選択の幅が広がるのではないかと思います。

逃げ場所がひとつでも増えるということはとてもおおきなことなことだと思います。なので、頭の片隅に、選択肢の1つとして置いておくのが良いのではないかと思います。

 

【デメリット】

入院というのは、どうしても時間を束縛されてしまいます。

それが自分を休ませる第一歩にはなったのですが、もし自分自身が会社で働き…という生活を送っていたら、なかなか気軽に入院することを選ぶことができなかったでしょう。それが、デメリットではないでしょうか。

一応、入院する前におおよその退院日を最初に話し合うことになることが多いのですが、その退院日はあくまで目安であり、短くなったり、入院が引き延ばされる可能性もあります。なので、入院に踏み出せない方もいるのではないかと思います。

あとは、やっぱり自業自得なのですが、病院で入院中、ひきこもることは良いと言えません。オススメできません。むしろ逆です。

一人になりたいときに一人になるのと、何があろうと頑なに一人でいようとするのは違います。入院患者の方も、事前に心配していたような、怖い存在ではないのです。(これを実感したのは、二度目の入院した時)

辛い時はちゃんとナースコールを押し、主治医に診てもらうこと。聞いてもらいたいことがある時は遠慮せず、自ら動き、説明してもらうことをして大丈夫なのだと思っていいと思います。そのための入院でもありますしね。

いくら入院だからといって、他人との接触をほぼ完全に断ち切ると、入院していること自体がストレスになります。真っ白な部屋に、一人でいることに、孤独と恐怖を感じたりします。自分からガンガン人に話しかけよう!というほどハードルを上げず、挨拶からはじめてみるのが良いのではないかと思っています。

そして当たり前ですが、入院には入院費用がかかります。わたしのように個室だと、入院費用は病院により、値段は様々だと思いますが、その前に、できることなら自立支援等の手続きをすると良いと思います。

 

【まとめ】

金銭的な問題や、病院のベッドが空いているか等の問題はありますが、入院生活・精神リセット計画は、わたしは無事成功しました。

もし、今の状況が辛い、環境を変えたい、等思っている方に、軽い気持ちで短期入院してみるというのもオススメします。

暇だという事以外は生活リズムの改善、食生活の改善、生活を規則正しくしてくれるので、もし「入院しようか、どうしようか?」と考えている方がいらっしゃいましたら、携帯ゲーム機・小説、漫画、など持って、気軽に主治医に相談しに病院に行きましょう!

短期間で楽観的に、とても気軽に少し入院するのも、ストレス発散や気分を変えるのにいいのでは?と思います。また可愛い看護師さんもらいっしゃったりするので、そこにも注目です。今迷っている方は、まず、医師に聞いてみてはいかがでしょうか?

 

そんなこんなで、これがわたしの初めての入院、入院生活でした!皆様は入院体験された事はあるのでしょうか?

今回のシリーズ記事は、1度目の入院の時の話でした。わたしは2度入院しているので、また今度セカンドについても話も書かせていただだけたらな、と思います。

ちなみに、2度目の入院では個室でひきこもったりしませんでした。そうしたことでの入院に対してのイメージが変わったことなどもたくさんあるので、ある種応用編として書くことができたらなと思っています。書いた時には、ぜひ、そちらの方も読んでいただけたら幸いです。

では、第五弾まで続いた精神科入院記録も、これにておしまいです。

シリーズ通して読んでくださった方、たまたまこの記事を読んでくださった方、どの方も、ありがとうございました。

次回の記事は、堅苦しくない、緩やかな、クスッとくれば良いな、という記事になる予定です。
よろしければ、そちらもよろしくお願いいたします!

ではでは、
また、インターネットの片隅、メンヘラ.jpにてお会いできることを願って!

入院も案外悪くないです、おまえ

 

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おまえ

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20代無職メンヘラオタクで腐女子。あと乞食。 ひょんなことからメンヘライターに。躁鬱持ちは今日も今日とて生きてます。皆さんお薬ちゃんと、飲みました?

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