【今週のメンヘラ.jp】11月28日〜12月3日までのまとめ

コラム 今週のメンヘラ.jp 花坂 埖

みなさんこんにちは。花坂埖です。
毎週日曜日のこのお時間は今週のメンヘラ.jpのお時間です。もう覚えてもらえたでしょうか。

今週は読者投稿記事が4つに、ライター記事が1つ。体験談にコラム、ライフハックと様々な記事が掲載されましたね。

それでは今週のメンヘラ.jp、振り返ってみましょう。

 

【11月28日】
うつ病&ADHDの汚部屋住民が本気出して大掃除してみた

週のはじまり月曜日はライターのCyndiさんによる汚部屋住民待望のこの記事。

「鬱で動けない上に、ADHDで苦手だから、綺麗な部屋が「維持」できない」と見出しに書かれている通り、鬱&ADHDという二重苦を背負ったCyndiさん。

そこでADHDの特徴である過集中状態(文字通り時間を忘れて何かに没頭してしまうこと)で大掃除すれば部屋が綺麗になるのでは!?という、Cyndiさんの行動力とそれを記事にしてしまう企画力は本当に尊敬しています。

内容も、鬱の方やADHDなどの発達障害の方にとってあるあるな内容なのでとても共感できるのではないでしょうか。特にわたしは「目標をあえて低めに設定する」というところと、午後1時の買い物をしてしまう展開があるあるすぎて本日のそれな大賞あげました。(※それな大賞とはシンディさんの共感したツイートに与えられる不定期な大賞です)

この記事は鬱&ADHD民だけではなく、全国の汚部屋住民なら思わず共感してしまうドキュメンタリー記事(?)なのです! 素晴らシンディ!

 

【11月29日】
「失敗恐怖」と「共感性羞恥」でTVドラマが観られない

火曜日はうつこさんによる読者投稿、TVドラマが見れないというカミングアウトからはじまるこの記事。

挫折が少ないことが原因の「失敗恐怖」と誰かの醜態を見る度に自分を想像してしまう「共感性羞恥」。これによってドラマでの主人公の失敗や、お笑い番組での芸人がイジられてる姿が見ることができないという事態が発生します。

ちなみにわたしもうつこさんと同じく主治医から「とても真に受けやすい性格」認定を受けているので、うつこさんの記事には思い当たることがありました。特にわたしはテレビのモニタリング番組やドッキリ企画が本当に怖いので見ません。「もしも自分だったら」と考えると怒りと恐怖が入り混じった感情がぐちゃぐちゃになります。

閑話休題。

それにしても火曜日といえば逃げ恥! 恋ダンス! な世の中で、この記事を掲載するメンヘラ.jp、時代より15年くらい進んでいるのではないでしょうか。ちなみにわたしは、共感性羞恥的な感情と「流行に左右されない俺カッケー」的な感情で逃げ恥は見ていません。

 

【11月30日】
「統合失調症VR」は本当にリアルなのか?統合失調症経験者が体験してみた

週の半ば水曜日は統合失調症経験者によるヤマカワさんによる検証記事。

ちなみにヤマカワさんは以前「統合失調症急性期だった私の体験談」という記事を書かれていました。こちらもぜひ合わせて読んでみると、統合失調症とは何か?ということが少しわかると思います。

http://menhera.jp/1203

今回の記事は、ネットを中心に話題になっている「統合失調症VR」を統合失調症経験者であるヤマカワさんが実際に体験して、本当にリアルなのかを丁寧に検証なさっています。

特に「ココがリアル」の項目を読むと、日頃から統合失調症の方がどのような世界を感じているのかが疑似体験することができます。

わたしの友人に、統合失調症の友人がいるのですが、彼女も幻聴を中心に統合失調症の症状に悩まされています。特にひどかった時期は盗聴器や監視カメラが家についているのではないかという強迫観念に囚われていたそうです。

個人的にこの記事で心に残った点は最後に書かれている以下の言葉です。引用させていただきます。

「統合失調症は誰でも罹りうる病です。ですが、薬物療法や精神療法で日常生活を送れるくらいには回復することが出来るものです」

「一人ひとりが病気を理解し、当事者を支えていくことが大事です」

とてもシンプルにわかりやすく書かれていますが、とても大切なことだとわたしは思います。

だけど、同時にとても難しいことでもあるから、これからの大きな課題でもあるのではないかと思いました。

 

【12月1日】
僕が人を信じられない理由

もくもくもくようび、12月最初の記事は自閉症の宮地くん さん(以下、宮地くん)による読者投稿のこの記事。ちなみに宮地くんの記事はこれで二つ目です。ぜひ最初の記事も合わせて読んでみてください。

自閉症の僕でも音楽が出来た話

http://menhera.jp/858

メンヘラ.jpが更新される11時になり、メンヘラ.jpを開いた瞬間にタイトルが12月初っ端からつらいよね、という感想を最初に持ちました。

まず、最初から「人を信じられない」ということをはっきりと述べているところ。さらに、宮地くんが「宮地くんは真面目だね、礼儀正しいね」と評価されながら、ASDや自閉症特有のミスで周りの方たちに手のひらを返されてしまうところ。とてもリアルだからこそ、つらい。

この記事のすきなところは、ただつらいという感情だけではなく、宮地くんの葛藤を宮地くんのことばで正直に綴っているところです。特にわたしが心に刺さったところを引用させていただきますね。

先生方は今は僕のことを優しく接してくれてますが、僕が使えない人間だってわかるとおそらく扱いを変えてしまうでしょう、僕はそれが怖いのです。と説明しました。

この一文、すごくストレートに読者の感情を揺さぶるだけの力があります。それは、IQとかコミュニケーション能力では計り知ることのできない「センス」という名の才能だと、わたしは思います。

これぞ宮地くんの真骨頂、という感じの記事でした。

 

【12月2日】
メンヘラ彼女と別れたい男友達の相談をメンヘラが受けてみた

世間は恋人と週末を過ごす方が多いと思われる金曜日は、巴さんによる読者投稿の記事でした。

「少し前に付き合い始めた彼女が実はメンヘラだった、別れてくれない、助けてほしい」という悩みを男友達から相談された巴さん。実は巴さん自身もメンヘラのプロフェッショナル(?)という経歴の持ち主であり、メンヘラの観点からメンヘラ彼女との別れ方をレクチャーする記事です。まさに目には目を歯には歯をメンヘラにはメンヘラをという感じでしょうか。なんか最後がやたら不穏な気配が感じますね。気のせいでしょうか。

個人的にこの記事での最大の教訓とキーワードは、「中途半端な優しさはメンヘラを更に病ませる」ということだと思います。メンヘラは自己肯定感が低い方たちの集まりです。しかし同情だけの優しさだけで付き合うことは、お互いの首を締めるだけなのではないかと巴さんの記事を読んで改めて実感しました。

あと、巴さんの記事は体験談というより、まるで1本の短編小説を読んでいるような気分にさせられました。個人的に、今まで見たことのないタイプの記事だなと思います。

 

【今週の人気記事】
「統合失調症VR」は本当にリアルなのか?統合失調症経験者が体験してみた

今週の人気記事は、水曜日に更新されたヤマカワさんによる記事です。

個人的にネットで話題になっている「統合失調症VR」を「統合失調症経験者」であるヤマカワさんが「本当にリアルなのか体験」してみたという視点がとても新しい視点だなあと思います。

「統合失調症VR」を体験してみた、という記事はインターネットを探せばヒットするでしょう。しかし統合失調症経験者である方が実際に体験し、概要、リアルな点、微妙な点、と実際に検証してみる記事はそうそうないのではないでしょうか。読者の知識欲を揺さぶるという点で見習いたいな、と思える記事でした。

 

【今週のおすすめ記事】
僕が人を信じられない理由

今週のおすすめ記事は木曜日に更新された宮地くんによる記事です。

なんだろう、とてもシンプルなのですが、心にズンと訴えかけるものがある記事です。

もし今週の人気記事であるヤマカワさんの記事が知識欲を揺さぶる記事だとすると、今回の宮地くんの記事は感情を揺さぶる記事だと思います。

おそらく共感する記事というのは、みんなが日頃思ったり考えたりしている普遍的な感情、だけどみんなが口に出して言うことができない感情を言葉にした記事なのかな、と最近思うようになりました。

そういう意味で宮地くんの記事も感情を揺さぶる記事という記事においてとてもいい記事だな、と素直に思います。

 

ということで、今週のメンヘラ.jpはそろそろここでお別れです。お読みいただいてありがとうございます。以上、片田舎から花坂 埖がお送りしました!

 


【執筆者】
花坂 埖 さん

【プロフィール】
片田舎に住む実家暮らしの20歳。中学生の時に南条あやと出会い、広汎性発達障害と診断されたことにより、メンヘラをこじらせ現在に至る。只今絶賛自宅療養中。

 


【募集】
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