病名が変わった!?精神科で誤診を受けたとき私が学んだこと


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こんにちは、ライターのせりです。最近本当に寒いですね。寒すぎて外に出たくないです。外に出たくなさすぎて病院に行く気力もありません。

さてさて、真面目に病院に行って、病名診断をうけているみなさんに質問です。

「誤診」されたことは、ありますか?もしくは「これ私誤診なんじゃないのかな?」と思ったこと、ありませんか?

今回そんな、誤診についてのお話です。

 

■誤診とは

誤診とは、その文字通り誤った診断をされることです。実際に誤診を受けた例として、私の一例を挙げましょう。

以前私は「自律神経失調症」に診断されていたのですが、どうにも診断に違和感を持ち、違う病院で診断を受けたところ「AC(=アダルトチルドレン)が根本の双極性障害」であると診断されました。つまり、当初診断された「自律神経失調症」は誤診だったということになります。

 

■誤診だと気づくまで

私が誤診に気付いたのは、今から2~3か月前のことです。自律神経失調症であると診断されてはや半年、あまり薬は効かないし、相変わらず地球爆発して私も粉々になってしまわないかな、等と考えてました。

薬を飲んで鈍った頭でも、「流石に半年薬を飲み続けて効果ないのはおかしいのでは?」と思い始めました。その時は紹介状の存在も知らなかった為、適当に他の病院に行き、そこでは医者と合わなかったためまた適当な病院へと通院し…という生活を送っていました。(私の性格に問題があるのではないのかとか思ったりはしましたが気のせいだと思いたいです)

色々と症状で検索してみると、自分はどうにも躁鬱っぽいぞ…となり、「そんな治らないものに、これ以上お金はかけられないわ」と思いまして。ずっと病院に行っていなかったのですね。休んでたらそのうち治るだろうと思い放置してました。

つい先月、友人に流石に病院へ行けと叱られました。仕方ないので渋々行きました。なんかいい病院ないかなーと探しながら。まぁ、そんなこんなで合う医者の病院へ辿り着いた中、診断を受けました。「躁鬱ですね。双極性障害ともいいます。原因はACの可能性が高いですね。」との診断でした。

やっぱ躁鬱じゃんかよ…自律神経失調症どこ行ったよ。

まぁ、現在はそんな躁鬱と診断をしてくださった病院に通っています。もしたまたま、最初の病院で薬が合ってしまっていたら、私は自律神経失調症と診断されたままだったのかもしれません。

 

■誤診に関してのアンケート

しかし、誤診ってよくあることなのでしょうか?私たちが診療してもらっている医者は、各分野におけるスペシャリストともいえる存在です。そんな人が誤診をするでしょうか?

以前、Twitterで誤診をされたことがあるかないかのアンケートを取った事があります。その時のツイートがこちらです。

このアンケートだけを見ると、誤診をされたという人が多い傾向にありますね。勿論ツイッター上のアンケートですので、信頼性に欠ける可能性はあります。

とはいえ、結構このアンケートはある程度の事実性を持っていると分かるデータが1つあります。

2014年に地域精神保健福祉機構が統合失調症、うつ病、ADHD、パニック障害、神経症等と診断された人に対して「これまで誤診を受けたことがあると思いますか?」というアンケートを取りました。その中で誤診の経験がないと答えたのは38%という結果になりました。誤診の経験があると答えた人は15%、誤診を疑った経験があると答えた人は24%となり、このアンケートで実際に病名が変わった経験を持つ人は、回答者の54%にも上りました。

誤診によって困るのは主に患者ですが、患者の家族も困りますね。病名が診断された事による安堵も、処方された薬も、医者自体も信じられなくなってしまいます。誤診による薬の処方は、症状を悪化させる可能性もあります。更にいえば、誤診と判明するまで病院に使っていたお金は、ドブに捨てるとまではいかなくても、無意味に近いものです。

実際、私が誤診されてたと気づいた時には「もうこんな不正確な診断するようなとこに金使うくらいなら治療しないで美味しい物食べるわアホ!薬なんか飲むか!」と思ってました。当時自立支援も受けず、行政のサポート措置について一切知らなかったので、保険による3割負担でした。1人暮らしには地味に財布に痛手です。

 

■誤診はなぜ起こるのか

では、何故このような誤診が起きてしまうのでしょうか?原因として、様々なものが挙がります。

・医者側の原因
精神的要因による病気は、インフルエンザのように、検査をして明確にわかるものではありません。その結果、同じ患者でも医師により病名が変わるという状態はあまり珍しくありません。脳波検査や血液検査など、様々な科学検査が行われ、その結果に基づく精神医療を掲げる現在であっても、誤診があるのは事実です。

・患者側の原因
患者の問題でいえば、自分の症状を詳しく説明できないという事も誤診の原因になります。患者自身が曖昧な症状しか自覚していなければ、医者も曖昧な判断をすることしかできません。「当てはまる症状を持つ病気は3つあるぞ…多分この病気だよな、傾向的に」のように明確な診断をされる場合もあり、これが誤診に繋がってしまう可能性も低くはないと思います。

また、自分が行くべき病院の科を患者側がよくわかっていない、という事も多いです。心療内科と精神科の違いはわかりますか?私はよくわからないまま、とりあえず精神科に行きました。心療内科とどちらにしようかな、と思い精神科に行きました。見事に外しました。笑

・医者と患者、両方の原因
病院に行っている方、担当医とコミュニケーションはとれていますか?どうしても、医者を信頼できないという人が多いのは事実ではあります。とはいえ、その信頼できない医者を使うしか現状を打破できないというのも事実です。診断をするのも、薬の処方を考えるのも医者です。

例えば、今までの経験から心療内科で酷い目にあった!と考える人がいるとしましょう。その人が他の病院に移ったとしても、医者へ対しての不信感が拭いきれないものですよね。壁を作ってしまうのも、医者を信頼できないのも仕方ない状況かもしれません。

しかし、信頼できないからと言って、こちらから一方的に壁を作って接していたら、正しく診断してもらえるものも診断してもらえなくなってしまいます。これが普段の友人との会話だったとしても、コミュニケーション不足だと喧嘩や勘違いが起きてしまいますよね。

医者も人間です。コミュニケーションが出来なければ正しく読み取る事が出来ません。無理にとはいいませんが、せめて自分から作っている壁は取り除いてみませんか。まずは世間話あたりから、それが無理ならいっそ転院を考えてみてもよいかもしれません。

 

■誤診を防ぐために精神科、心療内科、神経内科の違いを知ろう

さて、誤診とはどんなものか、なぜ誤診が起きてしまうのか、ある程度お分かりいただけたかと思います。では次に何を知り、何を考えるべきでしょうか?

答えは簡単です。誤診を防ぐ為には誤診の原因を取り除くことが大切になります。
まず、自分が困っている症状は何科で診てもらうべきなのかを把握しましょう。

精神面の問題であれば、取りあえず精神科か心療内科、或いは神経内科に行けばいい、と思っている人が非常に多いです。その考えはあながち間違いではありませんが、実際にその科に配属されてる医者ごとに専攻というものは存在します。是非とも、正確な診断を受けるためにも何科はどんな人が行くべきなのか、知っておきましょう。

・精神科
心の症状や病気について扱う科であり、心の病気そのものを治療するところです。例えば、「仕事に行く際、通勤中に起こる強い不安」「自分自身を過剰に卑下するような抑うつ状態」「眠れない」「誰かが私を陥れようとしているという過剰なまでの妄想」「私はずっと仕事場で悪口を言われているという幻聴」等の症状が挙げられます。

病名で言えば、うつ病、躁鬱病(双極性障害)、統合失調症、ADHD等が挙げられます。

このような、体に現れない症状で困っている人はこの精神科に行くことを推奨します。

・心療内科
心の症状+身体の症状を扱う科であると認識していただければ、わかりやすいのではないのでしょうか。例えば「会社に向かおうとすると心臓が強く動悸する、腹痛が起きる」「ストレスで胃が痛い」等の症状が挙げられます。病名で言えば、摂食障害、過眠症、過敏性腸症候群、ED(勃起障害)が挙げられます。

検査をしても内科で扱うような病気が見つからない、でも体調が悪い等の状態が続く際は心療内科へ診察してもらいに行くべきなのではないでしょうか。

体調不良が顕著に出ている際は、まずその治療をするために内科医が担当する事もあるようです。

・神経内科
まずここに行こう!と思う選択肢からは離れるかもしれませんが、参考にしてください。この科では、からだの動きがおかしい、震えが止まらない、しびれが続く、めまいがするというような身体の状態が続く際に行くような科です。挙げたような症状は神経系の異常が疑われる為、この科では脳波などをより専門的に検査します。この科では、脳に明らかな病気の証拠があるような病気を扱います。具体例としてはてんかんや認知症をイメージして頂いたらよいでしょう。

尚、ここでは記載しませんでしたが、自閉症についてはまず自閉症協会の各都道府県支部に相談に、適切な医療機関に紹介してもらう事が望ましいです。精神科で問題はないのですが、どうしても専門的に扱っていないと診断が難しい場合もあります。是非参考にしてください。

 

■自分に合う医者ってどんな人?

どんな医者が自分に合うのでしょうか。内科や消化器科でしたら、身近な病院へ行って治療してもらうというのが無難な選択と言えます。

しかし、心療内科等、メンタルに関係する病気の診療を受ける際は自分に合った医者、病院を受診する事が不可欠であるといえます。では一体どんな医者、病院がよいのでしょうか?今回、うつ予防ナビ(http://utu-yobo.com/choice.html)というサイトを参考にまとめてみました。

まず、いくつかの項目を挙げる事が出来ます。「当たり前じゃないのか?」と思うかもしれません。しかし、当たり前だからこそ、目視して、あえて意識する事が大切であると考えられます。

・しっかりと話を聞いた上での診察をしてくれる
これは当たり前の行為ではないのか、と思うかもしれません。しかし、自分の話を聞かないで、症状だけを聞いて「貴方はうつ病です」といってくる医者に対して、信頼をすることが出来るでしょうか?私は無理でした。自分の心が問題で症状を抱えているのに、その心を解こうとしない医者は個人的にはおすすめできません。誤診もですが、投薬治療に対して大きい影響を及ぼす可能性があります。

・処方する薬についての説明をしっかりとしてくれる
私が一番最初に行った病院では、薬についてこういう説明をしました。

「これはリーマスという薬で、躁状態を改善させる作用があるので、必ず飲んでくださいね」

ただ、これだけです。この説明の何が問題なのか、お分かりでしょうか。

これだけの説明だと、本来もっと説明しなければいけないことが説明されていません。精神科、心療内科等で処方される薬は、「効果が出るまでにかかる時間」「精神的、身体的に起こりうる副作用」等を説明すべきであると言われています。事前に言われた上での、服薬効果が見えない、副作用であればまだ納得するかもしれません。説明されていないで服薬効果が見えない、副作用が現れた場合、不安に駆られて症状の悪化等が見受けられます。

・予約を取りやすい、柔軟な対応をしてくれる
精神科や心療内科の需要は年々増加しています。この事は、特定の人気な病院は予約がとりづらくなる事を意味しています。病院が人気なのはよい事です。その病院の医者による診断、治療に人気があるという事ですから。

しかし、精神疾患には「絶対」大丈夫という言葉をつかえません。唐突にパニックを起こしてしまう事だってあるでしょう。次の予約までのあいだで容体が変わった場合などに、予約を取りづらい病院では、取り合ってもらえない可能性があります。また、症状が変わった際に柔軟に対応してくれる医者であることも望ましいですよね。「自分がこう決めた治療方針以外はしない」という人だと、症状が変わった際に、相談に乗ってもらえない恐れもあります。是非とも、自分の心を預けられる、信頼に値する医者と治療をしてください。

 

■自分に合わない医者はなにがいけないの?

さて、自分に合わない医者は何がいけないのでしょうか。

ひとつの答えとして、「治療の進行を妨げる」という事が考えられます。本来、精神疾患を防ぐには医者と患者の間で、しっかりとした確実なコミュニケーションをとる事が不可欠です。薬だけもらえればいいという患者側の考えは別とします。

根本から治療しようとしたら、それはとても長い治療期間を要します。この事は、その医者と長い治療期間を共にするという事を意味します。その中で「自分に合わない」或いは「信頼するに足らない」医者と長期間付き合いを続けるという事は、患者側にとって無意味な時間を過ごす事になってしまいます。治療するための時間が、ただの業務的な作業時間になってしまっては治るものも治らなくなってしまいます。

とはいえ、初めから警戒して接するのではなく、リラックスして病院へ行き、そこで合わないと自分で判断したのであれば、他の病院へ行くのも手の1つなのではないでしょうか。また、一番念頭に入れておいてほしい事があります。「精神疾患というただでさえ不安な状態だから、信頼をする事が難しい」という状態にあるという事は、お忘れにならないでください。

 

■これで誤診を防ごう!診断前にやっておくべきチェックリスト

さらに誤診を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか。正確な診断を受ける為に出来る事を、チェックリストにしてみました。

・手帳に記録する(内容は以下の項目を参考にしてください)
日付別に色々と書けるような大きめのスケジュール手帳がいいかもしれません。手帳を使う習慣がない場合は、携帯の手帳アプリを使うのもおすすめです。ライフスタイルに合わせて自分が続けられる方法にしましょう。

・何に一番困っているのかを書く
大切なところです。色々な症状を書き連ねても、医者は「結局、何に一番困っているの?」となってしまいます。是非とも、自分が何に一番困っているのかだけは明確にしておきたいところですね。

・日々の症状を記録する(この日は眠れなかった、等)
不眠、胃痛、食欲がない…些細な事で構いません。或いはこの日は辛い事があった等を書いてもよいでしょう。より正確に書けるとベストです。

・睡眠時間を記録する
眠れているか、眠れていないかの判断基準の目安になります。いくら患者側が眠れていると言っても、それが2~3時間であれば「眠れていない」に分類されます。このような食い違いを防ぐ為にも、日々の睡眠時間を記録した方がよいでしょう。

・家族、親戚に精神疾患を持った人はいるか、それとなく調べておく
これは遺伝的な疾患の可能性を疑うものですね。例えば甲状腺等の病気でも、うつ状態等は出ます。このような甲状腺の病気は遺伝により発症する可能性があります。そのため、家族親戚に精神疾患を持った人がいないかを確認する事によって、ある程度病気の方向性を定める事が出来るようです。

・ストレス原因があるなら、それについて時系列順にまとめる
「何が原因でこうなった」という事に心あたりがあるのであれば、それをまとめておきましょう。出来れば時系列順にまとめられた方が、自分でも説明しやすいのではないのでしょうか。これに関しては、思い出す事によって不安や過去を思い出して悪化してしまう可能性もあります。ですので、こころに余裕があり、安定している時に行いましょう。

とりあえず、こんな所でしょうか。他にもあるのですが、最低限こんな感じの事を書き記しておきましょう。

 

■誤診されてしまった場合、どうしたらいいのか

さて、誤診であると気付いてしまったらどうしたらよいのでしょうか。幾つかやり方はありますので、ご紹介します。

・セカンドオピニオン
名前だけは聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。紹介状を担当医に書いてもらい、その紹介状をもとに別の病院の医師が診断を行うという方法です。今の医者を疑いたいわけじゃないけど不安だと思う人にはお勧めです。

しかし、このセカンドオピニオンの厄介なところは、「診療」ではなく「相談」であることから、基本的には保険がきかず全額自己負担になります。しかし、その分のメリットは多いものであると考えられます。

セカンドオピニオンを行った事により、誤診であるのか否かだけでも分かれば、まずよしとしましょう。セカンドオピニオンも、医者と話すという事は変わらない為、相性の有無は出てきます。それでも、良い医者に掛かりたいというのであれば試してみる価値があるのではないでしょうか。

・複数の医療機関を受診する
これはあまりお勧めしませんが、参考程度に記載しておきます。紹介状を持たずに他院を受診する事は、俗に「ドクターショッピング」などと言われます。医療関係者からは敬遠されがちです。しかし、ドクターショッピングを続けていれば、いつかは合った医者に診てもらえるかもしれません。

ですが、実際は難しいのが現状です。人気のある病院程、紹介状が必須であったり初診の予約に数週間かかる事が多いです。とはいえ、担当医に紹介状を貰えない、貰いづらいという旨を話せば受け入れてくれる病院も少なからず存在します。どうしても無理そうな場合のみ、活用しては如何でしょうか。

・取りあえず他院へ転院する
この場合紹介状はあるに越した事はないでしょう。しかし、紹介状を書いてくれとは言いづらいかもしれませんね。その際、「引っ越す事になった」等と適当に言えば書いてもらう事は可能です。深堀りされるのが嫌であれば、実家に戻る事になった等と言っておけばよいのではないでしょうか。尚、転院する際は病院の評判サイト等を使用し、自分に合った病院を探してから転院する事がお勧めです。

 

■まとめ 精神疾患で誤診を防ぐには

そんなわけで、色々と書きましたが、まとめるとこんなかんじになります。

【誤診とは】
実際に診断された病名と本当に罹っていた病気異なる等、誤った診断をされること。

【誤診はなぜ起こるのか】
精神疾患特有の曖昧さ、医者側、患者側による悪循環。コミュニケーション不足

【受診する科について】
こころの治療が精神科で、こころ+身体が心療内科。身体が結構ヤバい際は神経内科を推奨します。

【自分に合う医者とは】
自分の心を預けられる、信頼に値する医者のこと

【誤診を防ぐためには】
まずはなにが辛いのか自覚する事を優先してください。余裕があれば日々の症状等も記録しましょう。

【誤診を疑ったときの対処法】
:セカンドオピニオン、転院のいずれかを試してみる事をお勧めします。

では、恒例のアマギフ乞食リストを貼り、終わりにします。
皆様が無事、治療に向かい合える事をお祈りします。


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