実家暮らしから脱出したい!メンヘラによる一人暮らしの解説書


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「一人暮らし」という響き、なんだか素敵ですよね。一人暮らしをする=自由を手に入れた!と思う事もあるかもしれません。

しかしながら「一人暮らしをしてみたいけれども、親が許してくれない…」「金銭的な負担が多いから難しい…」という理由で断念している人も多いと思います。実際私も一人暮らしを始める前までは、そんな感じの理由で「一人暮らしをしたい」と言い出すことすら難しい状態にありました。

普通の状態の人でも断念されがちな一人暮らし。メンヘラがやると、どうなるのでしょうか。

家事は?病院は?お金は?メンタルを病んだ時にはどうするの?等、メンヘラが一人暮らしに踏み切るには、懸念材料がいっぱいありますね。今回、メンヘラが一人暮らしをすると、どういうメリットやデメリットがあるのか、実体験を交えてご説明します。

 

■一人暮らしって、どんな感じ?

「一人暮らし」というキーワード自体、凄く不思議な魅力を持っていますね。「どんな生活が待っているんだろう?」と心躍らせる人も少なからずいるのではないでしょうか。一方で、「家事をこなせるだろうか」「どこからはじめたらいいのだろう」と不安を抱く人もいますね。では実際の一人暮らし生活はどんな感じなのでしょうか?

ここでは一人暮らしのポイントである「家事」と「出費」について、簡単にお話しします。

 

・家事代行サービスを利用する方法もある

一人暮らしと切っても切っても切れない縁にあるもの、それは家事です。

「私掃除できない女なんだよね~」「俺はどうしても料理が無理」よく聞く言葉です。いままで実家で暮らして、家事を行った事がない人に見受けられる発言ですね。

大抵こういう人に限って言う言葉があります。「歩けるくらいに掃除されていればいいじゃん」「ゆーて、コンビニとかファミレス行けば料理出来なくてもいけるでしょ?」 …言いたい事はわかります。

確かに家事が出来なくても、代行業を行うサービスを雇えばいい話ではあります。しかし、十分な収入が見込める社会人の一人暮らしならともかく、学生さんやメンヘラにそんな余裕があるでしょうか。代行サービスの価格もお手頃になってきているとはいえ、実際はそんなサービスを使うくらいであれば、別のお金に回す人が殆どでしょう。一人暮らしをする上で、自分に少し負担を掛ける(=家事をする)だけで浮く高額な出費をあえて出す人はあまりいないのではないでしょうか。

家事は「やり方がわからないからやらない」のではなく、やり方を調べるなり聞くなりして、最低でも週に1回くらいこなせれば、一人暮らしをしていてもどうにかやっていけると思います。

料理に関しても同じことが言えます。自炊の代行サービスなどもありますが、もっと手軽に、毎日の食事を外食やコンビニで済ませることも可能です。電子レンジがあれば、お米を炊かなくてもご飯が食べられます。

外食やコンビニで使う食費を安いと考えるか、自炊で済ませたほうが安いし体にもいいから自分で料理したい!と考えるかは人それぞれです。

後述する一人暮らしにかかるお金のことも気にしながら、自分の生活の予算内で代行サービスや外食を利用するなり、出来る範囲は自分でやるなりして、うまく家事をこなしていけたらいいのではないかと思います。

 

・一人暮らしにかかるお金

さて、先述のようなサービス業をフル活用して家事から免れている人の事はちょっと置いておきますね。

普通の一人暮らしであれば、どの位のお金が月に掛かるのでしょうか。以前に住んでいたマンションを例にして、ちょっと箇条書きにしてみますね。冬だと光熱費が掛かりすぎているので、9月位の例を参考にします。

家賃:65,000円
食費:12,000円
電気代:3,400円
ガス代:3,000円
水道代:3,000円(水道代は2ヶ月に一回なので、実質1,500円位)

最低限の料金で取りあえずこんな感じでしょうか。計目安86,000円。高いねん。とはいえ、ほぼ都内寄りの千葉である事もあり、家賃相場が少し高めなのは否めません。家賃を抑えられたら、もっと低コストになるかもしれないですね。

これに加えて、交際費(友人などとのご飯)、娯楽費(趣味に使うお金など)通信費(携帯代金,WiFi料金)等も考えたら目安で100,000円は吹っ飛ぶのではないでしょうか。

額を文字に起こしてみたら、意外と掛かっているものですね。本当であれば、家計簿をつけておいた方がよいのでしょう。生憎、集中力が続かないので難しいですが…一人暮らしをするのであれば、せめて固定費(家賃や公共料金など)と収入だけは簡単に家計簿をつけた方がよいのかもしれませんね。

一ヵ月で必ず支払わなければいけないお金と収入を把握しておけば、最低限困ることはないと思います。最近ではスマートフォンの無料アプリで簡単につけられるものもありますので、自分にあったものを利用してみてはどうでしょう。

 

■家族に「一人暮らしをしたい」と相談するときは「物理的な問題」で説得する

さて、人によりけりな部分もありますが、一人暮らしを始めるには何かしらの理由がありますね。

「通学/通勤先の学校/会社が遠い」という理由から一人暮らしを始める人が一番多いのではないでしょうか。実際私にとっても、親を説得する上で一番都合のいい理由でした。

私の場合は、「学校が遠い(片道2.5時間)」のほかにも、「これ以上実家に居る事がきつい」という理由もありました。これが実際1番目の理由です。以前の虐待に関する記事(http://menhera.jp/1179)でちょろっとお話しましたが、私の実家は高校生時代には過干渉でした。感覚がマヒしつつも、「流石にこれやばいやつだよなぁ…」と思い、「学校が遠い」という理由を主因にして「一人暮らしをさせてほしい」と相当説得しました。

家庭になにかしらの問題がある方は、学校や通勤を理由に一人暮らしを出来るよう家の人を説得してみたらいいのかもしれませんね。幾ら家庭に問題があるからといえ、それをそのまま放置し解決しようとしないのであれば、これから先も変わらないままです。ダメ元であっても、話をしてみては如何でしょうか。考えたり、愚痴をツイッターに吐くだけならだれにもできます。文句や愚痴は、行動に移してからの方が反省点も見つかります。まずは一度、行動をしてみましょう。

 

■メンヘラが一人暮らしをするメリット

さてさて、本題を担うものの1つ目です。「メンヘラの一人暮らしにはなんのメリットがあるのか?」という点ですね。

これは私が一人暮らしを経験して感じた、私視点でのメリットとなります。ですので、「こんなメリットもあるよ!」という方はこっそりTwitterのDMなどでおしえてくださいね。

私が提示するメンヘラ一人暮らしのメリットは大きく3つです。それぞれ、どのようなメリットなのかご紹介します。

・一人の時間を作ることができる

これは一番わかりやすいメリットなのではないでしょうか。独りは嫌だけど1人になりたい時、そもそも(今だけは)家族だろうがなんだろうが、人に会いたくないという考えになる事はメンヘラあるあるともいえます。

一人暮らしでは、そんなお悩みを簡単に解決できます。引きこもればいい話です。私はそういう考えに陥った時には、数日分のインスタント食品や煙草をまとめ買いして引きこもっていました。LINEも全部未読無視。酷い時にはLINEの通知すら見ないようにしていました。一人の時間を強制的に作る事で、精神の平静を保つ事が私のメンタルのライフラインをつないでいたともいえるので、一人の環境を作る事が出来る事はメンヘラ一人暮らしのメリットといえます。

 

・新しい環境下でスタートを切る事が出来る

一人暮らしをするとき、大抵の人は実家や以前住んでいた場所から離れた所で一人暮らしをする人が多いです。これは見方を変えると、「今までの自分を知っている人は誰もいない。私という人間を最初からマイナスの目線で見る人がいない」という事になります。

偏見かもしれませんが、どうしても地方に住んでいると「あの人精神科に通ってるんだって…」という、治療の為に通っているだけなのに、頭がおかしい人に見られてしまう事が少なくありません。そんな目に晒される事が嫌で、気付けば外出を控えてしまい、それが自分の行動を縛る鎖にもなってしまいます。

今までと異なる環境ではそのような目線を向けてくる人はまずいません。勿論、地方から似たような地方に引っ越してしまったら同じような事があるかもしれません。それに関しては、少し離れた病院へ通院する位しか私には打開策が思いつきません。もし一人暮らしをする事になった場合は、通院している病院で相談してみるのも手なのではないでしょうか。

 

・自分の空間を思い切り楽しめる

実は私、ぬいぐるみが好きなんです。ゲームセンターとかに行くと、つい500円を投入して捕獲する位好きです。でも、実家ではそういうものを持ちかえっても大抵捨てられてしまうか、飾るのを嫌そうな目で見られていたんですね。自分を否定されていたような気分になっていました。そのような経験から、いつからか実家では自己を持つという事を諦めていました。

現在一人暮らし。我が家(一人暮らしの部屋)にはでかいぬいぐるみが5個位あります。これを飾っても、ベッドの上に置いておいても誰にも文句は言われません。遊びに来た友人が抱き枕にするくらいですかね。

たとえ話で私のぬいぐるみが好きというお話をしましたが、これは趣味でもいいんです。オタク趣味だからトートやキャラグッズを飾りたい。楽器が好きだから置きたい。こんな事も一人暮らしなら文句は言われないので、家族から敬遠されてしまうものを置きたいという方にはお勧めですね。

もし万が一実家の親が鍵を持っている際には、合鍵がないと困るとか言って返してもらいましょう。勝手に個人の部屋に入られては迷惑ですし、合鍵がないと実際に困ります(合鍵なくして深夜に友人宅へ押しかけた経験あり)

 

■一人暮らしをするデメリット

メンヘラの一人暮らしにメリットについてはある程度ご説明しましたね。デメリットが存在しないなんて、そんなうまい話はあるわけないですから、勿論デメリットも存在します。ではデメリットはどんなものがあるのでしょうか。2つのデメリットをご紹介します。

・金銭的な負担

これは凄くイメージしやすいですね。先述でも大体幾らくらいかかるのか、という事をご説明しました。都内や、都内に近い所であれば多く見積もって月100,000円位の出費がかさむと考えてよいでしょう。金銭的な負担はメンヘラに限ったことではありませんが、生憎、メンヘラである私たちが安定した収入を得るという事は難しいのが現状となっています。

勿論、薬を飲んでしっかりと勤務している方もいるのは事実ですが、メンヘラ全員が全員、同じように一定収入を得る事は難しいです。経験から言ってしまえば、ナイトワークを行えば10万円くらいなら稼げなくはないです。とはいえ、ストレスや生活習慣の悪化などを考えるとあまりお勧めは出来ません。ある程度の収入源を確保していないと、せっかく一人暮らしを開始してもガスが止まってしまったり水が出ないというサバイバル生活に陥る事になってしまいます。サバイバルならまだしも、下手すれば生存の危機に陥る事も起こりかねません。収入について計画を立ててから一人暮らしを考える事をお勧めします。

 

・事故を防いでくれる人がいない

個人的には、これが一番メンヘラが一人暮らしする上では起こりやすい事なのではないかと考えています。本稿での「事故」の定義としては、家でボヤを起こしてしまったりすることは勿論、パニック状態や自傷衝動が出た際の事も含めています。

例えばADHDの方であれば、ちょっとしたド忘れでボヤを起こしてしまう可能性もありますね。ADHDじゃない人でも起こしてしまう可能性があるものですから、注意力散漫な状態となってしまっている人は尚更起こしやすいのではないでしょうか。実際にADHD持ちの友人が数ヶ月前にボヤを起こしました。

また、パニックや自傷衝動が起きてしまった時、実家に住んでいる時にはだれかが止めてくれる事もあるかもしれません。ですが、一人暮らしはその名の通り、一人で暮らしている状態です。誰も止めてくれる人がいません。ですので、もしパニックを起こしてしまったらどうする?自傷衝動が止まらなくなってしまったら?という事を考えてから一人暮らしを考えてみるのがいいのではないでしょうか。(実際に起きた際に咄嗟に考えた解決法が出来るかは人によるのでなんともいえませんが)

 

■私の一人暮らしでの失敗談

さて、ここまで一人暮らしのメリットとデメリットをご紹介しました。

では、ここで私が実際に一人暮らしを開始してから起きた事故と言えるようなものをご紹介しましょう。フィクションであったらいいのですが、生憎実際に私が起こしてしまった事であるという前提を踏まえてお読みいただけたらと思います。

題するのではあれば、「部屋はあるけどサバイバル」みたいな所でしょうか。意味わからんと思うかもしれません。サバイバルは基本的に、外で生活し食糧や水分を調達するものです。メンをヘラってしまっていた当時の私は部屋があるにも関わらずサバイバル状態でした。なぜそうなったのでしょう。単に金欠です。

生きていく上で必要なもの、それは衣食住ですね。衣をきれいに保つには洗濯機が必要です。食を得るにはガスや電気が必要です。住は金銭。家賃に関しては親が払ってくれていたから生きていました。ガス、水道、電気を使うには使用した分のお金を払わなければいけません。公共料金ともいわれます。この公共料金を払う事が出来なくなり、家で電気水道ガスが使えなくなっていた時がそう、部屋があるのにサバイバル状態。

当時、学生だった私は動く気力が0を通りこす勢いでありませんでした。風呂は入らない、食事もめんどくさい、起きてる事すらめんどくさいという状態。これが続き、ギリギリで生きていたら気付いたら口座の残高が0になりました。水分も取れない、電気通ってないから携帯も充電できない。レンジも使えない。「あ、これあかんやつや」と流石に思いながら煙草を吸っていたのは今でも覚えています。

全部がめんどくさかったとはいえ、死にたくはありません。 というより、こんな死に方は嫌だわと思い、大学の食堂にあるレンジを使ったりして生き延びていました。もっと言うと、入っていたサークルの部室でパソコンと携帯を充電しながら「即日 バイト」で検索したり、友人宅に行ってシャワーを借りたりしていました。懐かしいなぁ、と今では思い出となっていますが当時は本気で死ぬんじゃないのかなぁって考えていました。なんとかキャバ嬢になったお蔭で(詳細はhttp://menhera.jp/482をご覧ください)生き延び、今の私があります。

ここまで極端な例はあまりないかもしれません。ですが、明日は我が身です。最低限の収入がないとこんなサバイバルになってしまう事もあるので、気をつけましょうね、本当に。

 

■一人暮らし経験者としての感想

人生サバイバルな私も、普通に一人暮らしをしていた事がありました。何を隠そう、私のメンヘラ化が本格的に進んだのは2年前です。一人暮らしを開始したのは3年前。つまり、1年間は真っ当に一人暮らしをしていた時期もありました。

この時期を初期とすると、当時は楽しかったです。自分だけの部屋。自分が何をしても何も言われない空間。友達と遊んで帰れる楽しみ。料理をさせてもらえる。アルバイトして自分でお金も稼げる。こんなに自分だけで生きれるのって楽しいのか、そう感じていました。

しかし初期に住んでいた場所から、引っ越しをします。ちょうど、この引越しが完了してから数ヶ月後には精神を病み始めました。原因は様々なので、割愛します。酷かった時期は、本当に人生に絶望していました。何に対して絶望しているのかもわからない。ただ学校にも行かずに、只管煙草を吸って自傷行為をして生きていました。あんなに楽しかった筈の一人暮らしは何処に行ってしまったのだろうか、と思うくらいに落ちぶれていました。キャバ嬢経験をした事や、父親にうつ状態を否定されなかった事、そして愛されていたんだなと自覚したことによって少し回復しました。

それを経て、今では精神を病みつつも、多少なりとも金策を行えるようになりました。今精神が安定しているのは、みーくん(可愛い依存かれぴっぴ)の存在が大きいのかもしれません。それでも、料理をする事がまた楽しく感じてきた。少しだけ生きる希望が湧いてきて、(掃除以外は)一人暮らし楽しいと思えるようになりました。

精神状態がジェットコースターに乗ったかのように上下していますが、一人暮らしをする事で自分で生きるという事のむずかしさ、そして親の有難みを知る事は出来ました。個人的には幼少期から高校時代までに行えなかった友人との交流を行った事もあり、感受性が豊かになったりしたような感じもします。一人暮らしをする事によって、少なくとも今は変わります。今を変えたいという方には、一人暮らしをする事をお勧めできます。

 

■まとめ

さて、まとめましょうか。本稿は「メンヘラが一人暮らしするって実際どうなの?」っていうお話でした。メンヘラが一人暮らしをするメリットは主に3つ。

・一人の時間を作る事が容易になる
・新しい環境下でスタートを切る事が出来る
・自分の空間を周りの人に気を遣わなくて済む

という事を挙げました。どれも1から生活をスタートする事によって起きるメリットですね。詳細は述べていませんが、これを統一すると素の自分でいられるという事にもつながります。

デメリットとしては、「金銭的な問題」、「周りに人がいるからこそ防げる事故を防げないということ」が起こるかもしれません。

とはいえ、一人暮らしをする事によって辛い現状を変える事が出来る可能性は高いです。一人暮らしをする事で辛い事が起きて、更に精神を病んでしまうかもしれません。ですが、それを怖がって現状を変えようとしない限り、その状態は何も変わらないのではないでしょうか。

一人暮らしをしたいと考えている方は、メリットやデメリット、なんで一人暮らしをしたいのかを踏まえて考えてみたらどうでしょうか。

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せり

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眼鏡がおいしそうと言われた変態とメンヘラを引き寄せるメンヘラキャバ嬢

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