過敏性腸症候群ガス型というハンデと共に


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皆さんは、過敏性腸症候群という病気をご存じでしょうか?
原因不明の腹痛に悩まされたり、下痢や便秘を繰り返したり…というものです。

「あー、あれね。」と、一度は聞いたことのある方もいるかと思います。
が、「過敏性腸症候群ガス型」の世間の認知度は、未だ薄いのではないでしょうか?
匿名だからこそ、恥をさらけ出して書かせて頂こうと思います。
(この記事を「品がない」と思う方、「スメルハラスメント」に敏感な方、申し訳ありません。)

※ 「おなら」が嫌いな人、お食事中の方など、嫌悪感を抱かれる方はご注意下さい。

 

思えば、一番最初に「おならは恥ずかしい」と印象付けられた出来事は小学生の頃でした。当時、クラスで誰かが「ブッ!」と大きな音を立てて、放屁をしました。その際、とある女子に「ぽんちゃんじゃない?」と汚名を着せられたことを覚えています。

この時は(その後は完全に病気になってますが、この時だけは!)、違ったのです。今でもトラウマとなっている思い出ですが、別の誰かのおならでした。

それでも、なぜか私は「私じゃないよ。」と否定ができませんでした。

クラスのカーストの中で、私が下層の人間だったこと。家が貧乏で、自身も不潔な存在として扱われていたこと。そんな要因も背景にあったかもしれません。

そして、中学入学後から今現在に至るまで、私は「おなら」に悩まされています。

例えば、おならが出る前って前兆がありますよね?「あっ、やばい、おなら出そう…すかさなきゃ。」という、あのパターン。

私は、その「前兆」すらなく音付きで放屁してしまうことがあります。(というか、殆どの場合がそれです。)

周囲の人間も「え?」と驚きますが、私自身も「え?」ってなってます。(え?なんで「あ、出そう…って前触れすらないの?」と。)

この病気のせいで、一体いくつのことを諦めたか、分かりません。

恋愛。
結婚。
就職。
普通の人が送る、人並みの幸せ。

勿論、今後劇的な治療薬が開発され、完治するかもしれません。ただ、10代から今に至るまで、青春を、人生を、「おなら」に台無しにされてきました。正直、あまり過度な期待はしていません。

想像してみてください。

映画も行けない。
コンサートも行けない。

バスは、必ず一番後ろの端っこの席。(背後に人がいると恐怖)
電車も、必ず端っこの席。

食事も、お腹いっぱい食べることが怖いです。友達との食事、やらかさないよう少食で済ませ、トイレも済ませ…
それでも、出るんです。「ブッ!」って。唐突に。もはや制御が効かないのです。

修学旅行も、怖かった。
冠婚葬祭も、できることなら、出たくない。
学生時代の席替えは、先生に相談して、一番後ろ。

それでも、それでも怖かった。

辛かった。
悔しかった。
泣きたかった。
「なんで?」って思った。
とにかく、言葉にできない程、もどかしかった。

テスト。
集会。

アルバイトを始めたら、シーンとしたミーティング。
辛い。辛い。

何をするにも、何処へ行くにも。「おなら」なんです。

トイレで、どんなに踏ん張っても、ダメなんです。自己肯定感なんて、どっかに飛んでいってしまいました。「女性らしさ」という言葉が、重くのしかかります。

それでも、それでもやっぱり生きていたいな、と思うのは…これまで、何十回、「もう消えてしまいたい」と思ったか分からないけれど。恥ずかしくて悔しくて、涙を流してきたけれど。

でも、やっぱり、「おなら」に負けたくないのです。

「何?あの人。」と、非常識に思われてしまっても。周囲の人に、迷惑をかけても。

それでも、やっぱり、生きたいのです。
私に、生きる権利を与えて欲しいんです。

と、ここまで書いてて、気付いたのは…その権利を与えるのは。自分を許してあげるのは、誰でもない、自分ですね。

私は、多分、這いつくばりながら生きていきます。

明日も、どこかのバスで。
電車で。
会社で。
学校で。

「ブッ!」

と、誰かがやらかしてしまうかもしれません。周囲の迷惑なのは、分かってます。

でも、できることなら。

「もしかしたら、彼(彼女)はそういう病気なのかもしれない。」
そういう風に、想像力を働かせてくれる方が、一人でも増えたら…嬉しいです。

 

内容が内容ゆえに、不快な気分になられた方がいたら、本当に申し訳ありませんでした。
そして、ここまで読んで頂き、心からありがとうございました。


【投稿者】
ぽんちゃん さん

【プロフィール】
20代女性


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