メンヘラが就活で必ずブラック企業に入社してしまう理由

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メンヘラは、必ずと言っていいほどブラック企業に就職してしまう。

そもそもブラック企業とは、従業員を奴隷のごとく使い潰して働かせ、利益を得ようとするゴミ組織のことである。

残業代無し、休みも無し、おまけにボーナスも無し。一般企業で働く方にとって「そんなとこで働くなんて、それこそ無しでしょ(笑)」な世界が、ブラック企業では常識として存在しているのだ。そしてそんなゴミ組織が蔓延している以上、ゴミ組織で働くことによってゴミ組織の延命に加担している労働者がいるということになる。

「残業代出ない?そんな会社辞めればいいじゃん」
「休みがない?キツいならさっさと辞めなよ」
「ボーナス無い?何を楽しみに働いてんの?」

そう。そんなゴミ組織を支える健気な労働者こそが「退職を切り出す勇気がない……」「自分には価値がないので抗議する資格がない……」「ここを辞めたところで将来に対する意欲もない……」という、
いわゆるメンヘラたちなのである。まさに自傷としての労働だ。

 

メンヘラはブラック企業に入社しがち

かくいう私にも、零細ブラック企業の延命に加担していた前科がある。

友人に「お前がブラック企業で働き続ける限り、ブラック企業は存在し続ける。これはお前一人だけの問題ではない。事の重大さに気付いたら今すぐ辞めろ」と言われたのが記憶に新しい。あの時にすぐに辞めていればよかった。

残業代無し、毎日15時間ほど働かされ休みは週に1日、ボーナスというものの存在は耳にしたことはあるが確認したことはないので、おそらく都市伝説のたぐいだろう。これが私の労働環境だった。

入社後半年ほど経ってから、地元に帰省して友人たちと仕事の話をした。

すると、「実はうちもさ……」と名乗りをあげる健気な労働者がちらほらいることに気付く。マジで?ブラック企業ってうちだけじゃないの?こんなに蔓延してるの?っていうかさっさと辞めろよ……(自分含め)と思いながら話を聞いていると、ふと共通点のようなものが浮かんだ。

その場にいる私(元摂食、通院中)、A(うつ病、離人症持ち)、B(自傷癖あり)……

あれ?全員メンヘラじゃね?と。

 

ブラック企業に入社したきっかけ

私がブラック企業に入社したきっかけは「とりあえず今すぐ上京したい」からだった。

学校で配られた就活の紙には「勤務地:東京」を優先条件として提出し、その中で楽に内定が取れたブラック企業に流れ着いた。ブラック企業の内定が取れた時点で就活は辞めた。

正直、就職することは周囲を納得させるための建前でしかなく、私にとって「上京したい」という気持ちは「いい企業で働きたい」という気持ちよりも優先度の高い目的だった。そのため、内定先がブラック企業だろうがホワイト企業だろうが(当時は)どうでも良かったのである。

話を聞くと、AとBのきっかけも同じようなものだった。「とにかく実家から離れたところで一人暮らしがしたい」「死ぬなら東京がいい」と、揃いも揃って志望動機には書けないような理由だった。

つまり私たちは、本来の就職活動がどういうもので、どういう目的のもと、どうやって行うのか全く理解していなかったのだ。

では「ただしいしゅうしょくかつどう」とは一体何なのだろう。

私たちが正しい就職活動をして、ブラック企業の内定を蹴るためにはどうすればいいのだろうか。

 

なぜメンヘラはブラック企業に入ってしまうのか

正しい就職活動とは、自分の人生に対して真剣に向き合い、向き合った結果としての選択肢を実行するための就職活動なのではないかと思う。

ここで重要なのは「自分の人生に対して真剣に向き合う」というキーワードである。

逆説的に考えるとわかりやすいかもしれない。

「自分にとって生きるとはどういうことか」
「何を優先して生きていきたいのか」
「どう生きていきたいのか…」

これが自分の人生に対して真剣に向き合うための自問だとする。

これに対して、「贅沢に生きたい」のなら贅沢に生きるための金や余裕が必要になる。そのためにはいい大学を卒業して、いい会社に入ってバンバン金を稼ぐという選択肢が生まれる。高い給料を貰えるような会社に入るための就活は、就活の中でもかなり大変そうだ。

「趣味に生きたい」のなら自分のプライベートを充実させることができるような企業を選んで、そんな企業向けの就活をする必要がある。

「社会に貢献したい」のなら専門知識や技術が必要になるかもしれないし、政治家になるという就活もある。

このように、自分の人生に対して真剣に向き合うと就活という決断の重要さがわかる。

つまり「生きるって何?」という疑問は人生の目標の設定であり、人生の目標の設定をしてから「じゃあ自分にとって働くってどういうことなの?」という疑問に取り掛かると、ちゃんと意義のある正しい就活をすることができるのではないかと思う。人生の目標の達成には、人生における仕事のポジションが大きく影響するからだ。

そしてメンヘラはここでこける。

自分の人生に対して真剣に向き合うことができないからである。

 

メンヘラにまともな就活は無理なのか?

私は自分の人生に対して1mmも真剣になれなかった。人生の目標を設定できていなかったということでもある。なぜなら、私は5年後10年後の自分の姿をイメージすることができないからだ。まず生きている保証がない。自信を持って「30歳になっても生きてます!そのころにはきっと子供も産んでます!家庭も仕事も両立してます!」なんて言えない。

具体的に言うと就活が面倒だった

自分よりもはるかに優れている人間たちがボロボロになっていく就活を、真面目に取り組んで勝てる気がしなかった。だって無理じゃん。学歴も何もないんだし。名のある大学の学生が「100社受けて全部落ちました!」という話も聞く。就活のゴールが内定だとすれば、就活をすることはゴールに向かうスタートに立つことであり、スタートに立つことができるのは出場資格がある人間だけである。

私には、おそらく出場資格が無かった。その出場資格は学歴かもしれないし常識かもしれないし、あるいは健全は精神かもしれない。世間一般からすれば甘え以外の何物でもないと思うが、結果的に頑張れなかったのだ。

この話の主語をメンヘラにしても当てはまりそうだ。

私も友人たちもメンヘラでブラック企業に入社してしまったわけだが、これは言い換えればメンヘラ特有の自己評価の低さ、自分自身や自分の人生に対する期待値の低さ、諦めや自殺願望が関係しているのではないかと考えられる。実際、上のメンヘラな友人たちとは

「こんな職場でも自分を受け入れてくれてるし、自分なんか他の企業じゃ通用しないと思うし、今の職場はキツいけどなかなか辞められない」

「わかる。あと別に今の職場を辞めたところで働きたい会社もないし、早く死にたい」

「だよね~。私も残業代が出ないのは半人前だからだって言われて、確かに自分はゴミクズだし、ゴミクズには残業代は出ないから仕方ないんだな~と思ってODしてから出勤してるよ~」

という会話がなされた。可哀想である。

 

面接を受ける前にカウンセリングを受けろ

まとめると、メンヘラが就活してブラック企業の内定を蹴り、適切な労働環境で健やかな人生を歩むためには、企業の面接を受ける前に心理士のカウンセリングを受けろという結論が出た。受けよう。

自分の人生とは何か。自分はどうやって生きていきたいのか。誰に従い、何を決断すべきなのか?これほど多くの課題を含む就職活動を、大学生が1年かけて行う就職活動を、学もまともな自尊心もないメンヘラが1ヶ月やそこらでなんとか間に合わせようとするのが間違いだったのだ(1ヶ月やそこらで間に合わせようとして失敗したメンヘラは私です)。

しかし私たちは就活には失敗しているが「上京したい」という就活よりも大事な目標は全員達成している。これは誇らしいことである!試合に負けて勝負に勝つというやつである。

でもまぁブラック企業に入社してメンヘラが悪化しては元も子もないので、こんな企業はやめとけ!リスト(メンヘラ版)をおまけに書いておく。ちなみにこのリストの項目はすべて私が働いていたブラック企業のことです。

 

・残業代が出ない
→問題外。ここで見切りをつけなければ後々「私は人権すら与えてもらえないゴミだ」という病み方をするので注意。

・零細~超零細企業で常に人手不足
→長時間拘束される可能性大。諸々のハードルは高いかもしれないが、自分の時間を守りたいのであれば人手不足にならない程度の中~大企業を選んだほうが良いのかもしれない。

・経営者が地雷っぽい
→「技術は見て盗め」「俺らが若い頃は」「起きている間の8割は仕事を優先しろ」等々、うわぁと思うことを吐いている経営者にはいずれ自分がついていけなくなる可能性が高いので、早々に縁を切ってもいいと思う。あと変に「俺はメンタルに理解がある」みたいなことを言ってるやつも注意。

・自由度が高すぎる
→社員の自由度が高いこと自体は良いことだが、上の立場の人間にそれを使いこなす技量が無い場合は、ただただカオス極まる企業になるだけなので見極めが必要である。そして自分の力を過信しないこと。頑張りすぎや空回りに繋がって、必要以上に消耗してしまうからだ。

・全体的に雑
仕事全般の管理がずさんだったり社内の事務が雑な場合は、近いうちに諸々のシステムが崩壊する危険性が高い(実際うちは崩壊していた)。そんな企業で一生懸命働いてもアホらしいだけなので、ある程度規律ある企業で働くことをお勧めする。

 

まだまだ挙げるときりがないが、とりあえずこの辺で。

これから就活に励むメンヘラがいるとすれば、どうかブラック企業の内定だけは蹴るように祈るばかりである。




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詐欺自撮りで成り上がってきた詐欺師。「限界になったら自殺しよう」という気持ちで毎日楽しく生きてます。やる気あります。何でもやらせてください。

2 件のコメント

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  2. ぶんたろう 返信

    はじめましてこんにちは。
    自分の人生に真剣に向き合っていないということにはっとさせられました。ありがとうございます。

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