高校入学一年目で退学を考えている人へ


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メンヘラ.jpの読者様はじめまして。
メンタルやらかして全日制高校を1年で退学しましたが、再度全日制高校を受験して二回目の高校1年生やってます。久々津ぬぬぬと申します。

高校退学したけど再入学果たしたよっていう情報が、退学しようとしていた時にあまり見かけることがなかったので、退学を考えてる高校生や引きこもってる高校生の情報の足しにでもなればな~と思って投稿してみました。

まず、私が高校を退学することになった経緯をさらっとまとめますと、

<春>
家から少し離れた進学校に入学。知り合いは誰もいない。
初めての電車通学と駅から遠い学校への通学路。しかも徒歩。教科書と辞書で相当重いリュックサックを苦痛に感じる。初っ端から環境に適応できないストレスで嘔吐、下痢、腹痛、頭痛、もろもろでしんどいが、いつもの事だ慣れれば治るだろうと放置。

<夏>
しんどい体に鞭を打ちなんとか春を超えるも、つるんでいた人間から嫌がらせを受けはじめる。
これが決定打になり体調が悪化。腹痛で朝起き上がるのが困難になりはじめ、夏休みから補修に行かず家に引きこもる。夏休みが明けてからも一ヶ月位家に引きこもる。お家から出たくないの一点張りで親にとても怒られる。

<秋>
学校に行けと親に怒られ泣かれ、遂には祖母が家へ召喚され数日に渡り説得される。
保健室登校を頑張ってみようとするが、周囲へかける心配と迷惑に死にたみがMAX。学校の敷地に足を踏み入れることへ恐怖を感じ始める。校舎へ足を踏み入れると過呼吸寸前。人間の笑い声と同年代の人間が怖くなる。自己肯定力やら自尊心がだいぶ欠如する。
相変わらず体調は最悪。単位がなくなりそうなので三回ほど通常授業に出席させられる。周囲の生徒の「なんでこいつ居るの?」という目線に耐えられずメンタルが無事死亡。保険室に登校するのも嫌になり、自殺を決行するか血迷い始める。
二年時に進級するために必要な単位をいろいろ落とし、すべてがどうでもよくなる。留年してこの地獄をもう一年見るくらいなら退学してやると決意し退学。

<冬>
学校を辞めて少し死にたさから解放される。受験勉強をがんばる。他の全日制高校を再受験、合格。

……といった感じでした。ものの見事に一年でメンタルが殺されたし自分でも殺しました。

こんな一年を経験してきた私ですが、引きこもってから、または保健室登校をしている時に早めにこれは知っておきたかったな~ということをいくつか紹介しておこうかと思います。

 

■欠課しまくると進級ができない

欠席は中学校でもあったように学校をお休みしてしまうことですが、高校には欠課があります。学校には登校しているが、授業に出席していない状態ですね。

そうです。保健室登校が当てはまります。いくら保健室登校をしても欠席にはなりませんが、欠課にはなります。高校によって違うと思うのですが、欠課数が一定数貯まるとその教科が欠席として扱われる場合もあるみたいですね。高校では出席日数は足りていても、欠課を重ねて単位数が足りていないと進級はできません。

その学校で進級を考えているのならば、授業に出席しなければいけないわけです。とりあえず中学のノリで出席だけしとけばいいだろうと思っていた私は、担任に「そういえば久々津さん、単位やばいぞ」と説明されるまで何が何だか分かりませんでした。そういえばってなんだよ。こちとら死活問題だよもっと早く言ってくれ。

 

■転入学・編入学について

私は”再受験”をして今の高校に通っていますが、転入や編入という手があります。転入はまだ今の高校に在籍している状態でほかの学校へと入学。編入は今の高校を中途退学してからほかの学校へ入学することですね。

この二つはその一年で取得しておかなければいけない単位が満たされていないと手続きすることができない場合があります。私は転入したい高校の求める単位数を取得していなかったので一個下の中学三年生と一緒に受験をし直しました。個人的には面白い体験をしたなあと思います。

しかし、再受験するよりは転入や編入をした方が良いかと私は思います。高校一年生で不登校、または保健室登校をしているなら最低の単位だけ取れるように授業へ出席して、転入手続きをした方が後々楽なんですね。再受験をしたらもう一度ぴかぴかの一年生からのスタートです。

一個下の子と二回目の一年生をするのは、個人的には面白いなあと感じているので全く苦痛ではないのですが、社会に出る年数が一年遅れることによって不利益を被ることが、人によってあるのではないでしょうか。

転入・編入の手続きはしていないので詳しくはわかりませんが、できるだけ早く学校の担任に相談してみるのが良いと思います。単位ギリギリを狙っていくなら、あと何回欠課をすれば単位が落ちるのか、ということをきちんと把握しておくべきです。時間的、回数的に厳しくなってから行動すると余計な苦労をしなければいけないかもしれません。余裕を持って単位を掻っ攫いとんずらしましょう。

私が引きこもったり、保健室登校している時に早めに知っていおきたかったことは以上です。

次は再受験についてお話しようかと思います。

 

■中学校の重要性

もう今の高校で単位取る気がないから再受験をするぞ。と決めたとき、最初にやった手続きは退学です。
母と校長室に行ったら担任やら学年主任が来て、出された書類にボールペンでサインするだけで退学は終わりました。結構あっけないものなんですね。

退学するとき、退学する理由を紙に書かされて少し驚きましたが、あれはそんなに考えて書かなくていいですよ。私は「ストレスと嫌がらせでメンタルが死んだから退学する」なんて書けなかったので、「校風が自分に合わなかった」と書きました。嘘っぱちもいいところですね。担任は「別にそれでいいよ」と言っていたので良かったのでしょう。

さて、何故退学手続きを最初にしなければいけないかというと、高校に在籍したままだと志望校へ願書を送ることができないからです。

この志望校の願書を入手するというのは高校によって説明会に行くとか、中学校の先生が持ってくるとか色々なんですが、大抵は出身中学校へ出向かなければいけないと思います。高校受験なので中学校が一番受験の情報を持っているし、手続きも手伝ってくれます。

再受験先の高校のオープンスクールや見学の日にちをよく知っているのも中学校ですし、学校の見学手続きも中学側がしてくれたので、再受験をするなら本当に早め早めに中学校に相談を持ちかることをおすすめします。

ちなみに私は高校を辞める前から次の高校探しをしてはいたのですが、在籍していた高校側からほかの高校に見学を申請する際、在籍していた高校が申請を忘れていたということがありまして、結局中学校側から直接お電話をしていただき見学へ行かせていただきました。高校によるとは思うんですが、中学校へ早期に相談を持ちかけておいたほうが頼りになるかと思います。

行きたい高校のオープンスクールが終わっていても、中学校からお願いをすれば見学をさせていただける場合があります。在籍していた高校を辞めたら、もうその高校の生徒ではないですし、高校の教員が中学の教員ほど親身になってくれた感じはないです。卒業生なら愛着があるでしょうが、退学する生徒はどうでもいいですもんね。

まあ、対応してくれた中学三年の時の担任が今年度は一年生を受け持っていて、受験シーズンでも忙しくなかったということと、その担任がもの凄くいい人だったから、中学側の対応が随分と親切だったのかもしれません。本当に大変お世話になりました。

数年の間を開けて再受験へと乗り出していたら、知っている教師が母校にいない状態になるので、なんとなく気まずい思いをしたかもしれません。再受験の手続きは中学校に行ってしなければいけないので、顔見知りの教師がいるうちにしたほうが、メンタル的には優しいかもしれませんね。

うちの母は家庭の事情で高校を中途退学して、二十歳間近で定時制高校に再度入学したそうなのですが、「母さんの時はこんなに親身になってやってくれなかったなあ。よかったねえ知ってる先生が転勤してなくて。」と申しておりました。時代が違えど親子共々高校退学経験アリとは血筋なんでしょうか。運が悪かったと思いたい。

 

■どうやって再受験先を決めたのか

受験先の高校を決めたきっかけなんですが、ものすごーく自分で悩んで決めたわけではないんです。母が見繕ってきたところを、言われるがままどうにでもなれとやけっぱちで受験したんですね。見学もあんまり真面目に見てなかった。

それでも今の高校を受験をしようと思った一番の決め手は、その高校が元定時制高校で不登校児への配慮が事足りているという点でした。後は細かい点を上げると、校則がなく制服もない自由な校風。特別入試がある。たまたま見学で出会った美術教員がいい人だった(のちの顧問兼副担任)。偏差値が元居た高校より下。校舎が新しくて綺麗。食堂のご飯が安いしめっちゃ美味しそう、とかですかね。とにかく元居た高校から逃げたい一心でぱぱっと決めました。

結果的にそれがいい方向に転んだのでよしとしますが、もうちょっと真面目に高校選べとは過去の自分に言いたいものです。

 

■受験の日まで・受験からの流れ

受験の日までは一応引きこもっている間も塾には通っていたので、塾や家で受験勉強をしていました。元いた高校より偏差値は低いし、中学の復習だし、中学の内申はめちゃくちゃいいし、特別入試で3教科のみの受験だったので、勉強の面であまり心配はしていなかったです。特別入試で一回落ちても一般入試がありますからね。

しかし気になることは入試の時の服装や面接です。高校の制服で行くべきか、中学の制服で行くべきか、はたまたその高校は正装をスーツと定めていたのでスーツで行くかすごく悩みました。結局元居た所の制服は着たくないし、中学生でもないんだからとおろしたてのスーツで受験に行きました。

スーツで受けている子は、まあみんな中学の制服着てるからほとんど居ませんでしたね。周りから浮きまくりでした。今でも正解だったのかどうかはわかりません。周りから見たスーツ姿の私の浮きようはすごかったので、中学の制服を着ていけば良かったかもしれない。

面接は、面接官三人に対して私一人の個人面接でした。よく聞かれるであろう面接内容を事前に想定して文をいくつか用意していたのですが、一回退学した身なので、「前の学校を何故やめたのか」や「その時相談できる相手はいたか」、「中学の時の出席状況」を特に突っ込んで聞かれたのを覚えています。

後細かいことはよく覚えていませんが、「中学の時何を頑張ったのか」とか「中学の時何が楽しかったか」とかも聞かれた気がします。こちとら一回高校生してるんだからそんなんもう忘れたわ……と思いつつもなんとか答えました。だいたいテンプレにちょいちょい前の高校のことはさんでくる感じなんじゃないですかね。

とりあえず黙ったりとかしなければ大丈夫だと思います。よっぽど変なことしなければなんとかなる。面接の基本押さえておけば大丈夫です。流石に高校受験二回目なのと、どうにでもなれの精神で面接を受けてたのであんまり緊張はしませんでした。周りの子が試験中とか面接待ちでガッチガチに緊張してたのを見て「そりゃはじめてだもんな~うぶいな~」となんだか微笑ましく穏やかな気分でしたね。

 

■再受験して良かったこと

こうしてなんとなーく受けてなんとなーく受験に受かったわけですが、再受験して良かったことがたくさんあります。

まず一番に、メンタルが死んでる時、「私は学校にも教室にも行けないダメな人間だ。なんて惨めで情けがないんだろう。文字も目が滑って全く読めないし書けないし、勉強も問題文のすら何を言ってるのかわからない。何もできない。動けない。何もできないのが悲しくて悔しい。早く死んでしまおう。死んでしまえば誰にも迷惑をかけない。悲しいのも苦しいのもなくなる。早く死にたい。動けない。誰か私を殺してくれ。」と毎日布団の中で自分を責め続け、自分を殺してくれる誰かが現れるのを願ったり、ちょっと動けるようになればふらりと誰にも気づかれないように、自殺未遂ぎりぎりで立ち止まることを繰り返していました。

でも、学校を辞めたおかげで「学校に行かなければいけない重荷」から解放され、受験勉強で読み書きの能力を徐々に取り戻し、解けなかった問題が解けて、合格でやっと少しだけ「何もできない情けない自分」を払拭して自信を取り戻すことができたんじゃないかなと思っています。入学するまでも、「また苦しい思いをしたらどうしよう」と気分が沈むこともありましたが、運良く気の合う仲間にも恵まれて無事に進級できそうです。

今の高校生活はそれなりに楽しいし満足しています。周りの子も一個下だから、少々ムカついても、「まあ私はひとつ上のお姉さんだからね。」と受け流せますし。

2回目の高校1年生は授業内容を知ってるから楽勝で、むしろ自分に求めるハードルを下げたおかげで随分と楽になりました。また、がらっと環境や人が変われば気分も自分も変わるもんなんだな、と勉強になりました。まだ去年こじらせた自己肯定感の欠如やら急に来る気分の浮き沈みとは向き合っていますが、このままカウンセリングを続けて緩和していけたらなと思います。

 

■最後に

環境って大きく変えるのが難しいけど、変わったら変わったらで何かしら自分も変わる。いい方にも悪い方にも。悪い環境から逃げるのって全然悪いことじゃないと思います。困ったら逃げてもいい。逃げずに向き合って死んじゃったら元も子もないです。

一番優先すべきは自分の命だと思います。とりあえず生きてりゃどうにかなる。死ななかったら万々歳。それくらいでいいんじゃないですかね。ちょびっとばかし自分に求める能力のハードルを見直して、自分で自分を死なせてしまわないように生きていこう、とこの一年で思いました。

大人になったら疲れ果てていても自分で環境を変えるために大きく動かなくちゃいけなかったり、どうしようもない嵐が過ぎ去るまでじっと耐えたりしなくちゃいけなくて、今よりずっとずっと大変なんだろうな。

でも、もう無理!死にたい!って思ったら最終手段の死に脇目も振らず一直線!ではなく、もっと手前にある脇道を探して今回みたいに逃げちゃおうと思います。死んじゃったら二回目もないですから。


【投稿者】
久々津 ぬぬぬ さん

【プロフィール】
本来ならJK2のJK1。
まだ病院には掛かっていないが、メンがヘラってる傾向があるとは自覚している。

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3 件のコメント

  1. ブルーベリー 返信

    私は高1で高校を辞めて、今度の四月から新しい高校に一年生から通い直すことが決まっています。なかなか再受験して通い直す話を聞けなかったので、この記事を読んで励まされました。ありがとうございます。

  2. 仲見満月 返信

    初めまして、久々津 ぬぬぬ さま。

    突然、失礼致します。2回、こちらに読者投稿している仲見と申します。

    こちらの記事へに対して、元教師や講師の側から、高校の出欠システム、生徒への支援体制の取り組みに関する読者投稿があったとします。ご自身の立場としては、読みたいと思われますか?

    少し、お聞きしたくて、コメントさせて頂きました。

  3. 久々津ぬぬぬ 返信

    こちらこそはじめまして。仲見 満月様。
    仲見様の記事、投稿される都度拝読しておりました。
    コメントがつくとは思ってもみなかったので少し驚きました。ご丁寧にありがとうございます。
    ご質問にお答えしますと、私としてはとても読みたいです。
    そういう事について詳しい、教師側の方が情報を投稿していただけるとなると、付け焼刃程度の知識までしか得られない、一介の高校生としてはとても有難いです。また一読者としても興味津々です。

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