19歳で妊娠、結婚、出産を経験した私がシングルマザーになるまで


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はじめまして、こんにちはこんばんは。
中学生のときから「死にたい」感情があるものの、なんだかんだで死ねなかった22歳シングルマザー、彼方です。

さて。今日はメンタル弱々なわたしと彼が、結婚をきっかけに共倒れした話を書こうと思います。妊娠とか結婚とか、慎重にいこうね。

はじめに結婚までのことを少し。

19歳の春に妊娠発覚、重症妊娠悪阻で約3週間入院、退学。暴言を吐いたり泣き叫んだり、かなり荒れた半年だった。みんなに堕ろせとかやめろとか言われてたから、仕方ないよね…。ああ、この頃の彼は優しかった。

 

ここから本題。入籍後、彼がわたしの地元にあるアパートに引っ越してきてくれました。1年間彼はそこで暮らし、子どもが生まれるまでに仕事をはじめて落ち着いたら3人で暮らそう、と2人で話し合った結果です。(今思うとこの選択から間違ってた)

わたしは2~3日おき、多いときは毎日アパートに通いました。彼は毎晩ゲーム三昧、友達とスカイプ、増えるゲーセンの戦利品。

あれ…?うん、でも新しい環境で大変だろうしあんまり焦らせてもよくないよね、みたいなことを考えて何も言えませんでした。お金無いし子どもの為に貯めなきゃいけないからってわたしの誕生日プレゼントはなかったのに、ゲームソフトが増えてたって、友達と飲みに行ってたって、別に根に持ってなんかないヨ☆

なーんて日々がそのまま続いて、何も変わらないまま娘が生まれました。12月のはじめ。入院中に少しずつLINEの返信が遅くなり、1時間、5時間、半日、1日。保険とか名前とか手続きのこととか大事な連絡も返してくれなくて、全部ひとりでやった。産後のぼろぼろな体で、生まれてから体重が減ってしまった小柄な娘を死なせないようにと必死で、必死で。とにかく必死だった、から、全部ひとりで出来てしまった。これがよくなかった。

退院してからもどんどん遅くなる返信。1日、2日、1週間…返ってきたと思ったら「今から両親と行く」。ありえないぜ。

それから2ヶ月間、音信不通になりました。ひとりの時間が必要なんだと思って、でもさすがに2ヶ月…地元を離れて心細いだろう、急に父親になって不安だろう、わたしが支えなきゃ。娘を母に預けてアパートへ向かいました。そしたら、ね。働けないのをわたしの父のせいにして、返信しないのと娘に会いに来ないのをわたしのせいにして、死にたい、って。

ああもうだめだ。

義両親は「まあぼちぼちね~」「長い目でみて~」なんて言って、また音信不通に。半年。生まれたばかりの子どもが、寝返りをしたり座れるようになったり歯が生えてきたり、が、半年。長すぎる。

何度もアパートに行ってみたけど会えなかった。手紙も書いた。連絡してきやすいように、なんてことないLINEを送ってみたり、でも、意味なかった。意味なかったどころか、これもたぶん彼を追い詰めていたんだと思う。(あとで聞いた話なんだけど、あるストレスが原因の病気になっていました。わたしのせいだね)

ある日、いつもみたいにアパートに向かったら車が停まっていました。やっと会える、そう思って鍵を開けたら、チェーンがかかっていました。ショックだった。

 

その翌日、彼は鍵を置いて失踪しました。

鍵を置いていなくなってしまったこと、半年間連絡がとれていないことを、泣きながら義母に電話で話しました。

「会いに行ってるって聞いてた」
「仕事決まって働いてるって言ってた」

他にも小さい嘘から大きい嘘までたくさん、わたしにも義両親にも嘘ばっかりでした。生活費を送ってくれてたみたいだけど、ゲームに使われてたし、ご祝儀もなくなってた。

離婚しよう。もう限界だ。

わたしが母子家庭で育ったこともあってめちゃくちゃ悩んだ。でも、いくら考えても離婚以外の選択肢が出てこなかった。失踪してしまったから離婚届を出すこともできなくて、とりあえず義両親に打ち明けた。「離婚します」と。

そしたら、ね、

「(娘)は離さない…よねえ?」

ふざけないで。どうして娘に片手で数えられるくらいしか会ってない彼に、なんにも知らない彼らに、娘を渡さなければならないのか。

この日を境に、落ちた。あの言葉を発したときの義父のニヤニヤした顔、声、義母の啜り泣き、車の中のぬるい空気、におい、緊張感、娘を取られるんじゃないかっていう恐怖、不安、怒り、悲しみ。フラッシュバックがはじまった。

ふとしたことをきっかけに、何度もあの空間に戻される。毎晩悪夢だった。娘が連れていかれる夢、彼が自殺してる夢。やめられてた自傷行為も、抑えられなくなった。頭の中を「死にたい」って言葉が埋め尽くして、泣き叫んで。自分が自分じゃないような、ふわふわした感覚が、怖かった。

……実はその後のこと、よく覚えていません。半年くらいはいつ死んでもおかしくないような状況だったと思う。

 

そのうち彼がひょっこり帰ってきて(ほんとに、何事もなかったように帰ってきた)、離婚が決まって、離婚届を提出して。やっと終わった。地獄から抜け出した。開放感でいっぱいだった。

そんなわけで、シングルマザーになりました。

何かしらの制度があることは知ってたから、市役所で訊いてみました。

パッと書けるだけでも
・児童扶養手当
・児童育成手当
・住宅手当
・医療費助成制度
・自立支援教育訓練給付金
・国民年金、国民健康保険の免除
・保育料の免除と減額
・上下水道の減額
・交通機関の割引

こんなに。びっくりだよね、たくさんあるの。

わたしは実家暮らしと自治体の関係でほとんどの制度を受けられなかったんだけど、これを知って希望が見えてきた。

来年度から娘の入園が決まって、わたしは就活。ハローワークにはマザーズコーナーがあるし、市の支援員さん、保健師さん、子育てひろばのスタッフさんたち、他にもいろんな人が悩みを聞いてくれる。アドバイスをくれる。

わたしの場合「困ってる」「悩んでる」って口に出すまでが大変だったけど、なんとか伝えてみたら、手を差し伸べてくれる人がたくさんいた。

相変わらず自傷はやめられないし、フラッシュバックするし、鬱々した気持ちになるし、眠れない夜もあるけど、でも、娘と過ごす日々がしあわせだとも、思えるようになりました。

それから、今なら彼の気持ちも少しは理解できる。お互い余裕がなかったんだよね。

今つらい人に「なんとかなるから頑張れ」だなんてわたしには言えない。ただ、なんとかなることもあるよ、ってことを伝えたかった。手を差し伸べてくれる人は意外と、いる。

28歳で死のうと思ってたわたしは、娘が成人するまでは死ねない。死なないと思う。そしたら趣味でサックスをはじめたいから、また数年は生きる。きっとその間にまた生きたいと思えることを見つける。そうやって、終わりがくるまで、続いていくんだろうな。


【投稿者】
彼方 さん

【プロフィール】
お豆腐メンタル、シングルマザー。
Twitter:https://twitter.com/sat0a1


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3 件のコメント

  1. ちんむー 返信

    あなたは強いです。

    私は1人で育てる勇気自信がありませんでした。

    娘さんが大きくなった時、あなたは娘さんにとって自慢の母親です。

    産んであげられなかった後悔より、産んでからの戸惑い苦労の方が大変だと思います。
    私もあなたの様に強かったらこんな風に後悔、罪悪感で押しつぶされなかったのかもしれません。
    私はあなたが羨ましいです。
    尊敬します。
    今後とも無理せず娘さんと自身をどうか大切にしてあけてください。

  2. はる 返信

    23歳男です。スピーカーの事調べていたらどうしたものかこの記事に飛び、気がついたら最後まで読んでいました。
    私はメンタルダウンして仕事を休んでいた時期がありましたが、復帰して働いています(因みに高卒です。)
    貴方は自分自身を弱いと思っているようですが、それ多分気のせいですよ。メンタル弱くても死なずに今も生きている。それって十分強い人間だと思います。
    私の働く職場では、シングルマザーのパートさんが何人かいます。みんな元気にやってます。休憩時間にくだらない会話して笑って…。そうして毎日が繰り返される。
    ただの繰り返しでは恐らくつまらない。だから私は色んな事にチャレンジしています。丁度自作スピーカーを作っています。 貴方は結婚、出産、離婚。おそらく私が一生チャレンジしないことにチャレンジしました。勇気がある強い人間だなと思いました。過去は過去です。フラッシュバックも分かりますが、振り切れる位に夢中になれることを追い求めて、死ぬ間際まで熱中できる人生にしましょう!
    貴方に幸せな明日が待っていますように…。

  3. きてぃ 返信

    私も19歳で妊娠出産、20歳で離婚を経験しました。
    私も母子家庭で育ったので母親の苦労を見てたので離婚するかずるずる悩みました。
    働かない上浮気、親にも私にも嘘だらけでこのまま結婚生活を続ける方が良くないと思い離婚になりました。
    一歳半の子供と2人で暮らしていますがもう何もかも嫌だと思うことが度々あります。
    その中で同じような境遇の方の話をきいて、私だけじゃないんだと頑張れます。
    五体満足で生まれてきてくれた子供、健康で生きていること自体が幸せですよね。
    愛おしい子供と頑張って生きていきましょうね。。

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