人に優しくすると自分にも優しくなれるかもしれない


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自分は幸せになってはいけないと無意識に思っていた。
というのは、自分だけじゃなかったということを、メンヘラ.jpにたどり着いて知りました。

よく「自分を大切にできない・自分に優しくできない人は自分の苦労を他人にも押し付けてしまうから、人に優しくできない」と聞きます。

だからといって「自分は幸せになってはいけない」と思っていた人が、自分に優しくするってどうするんだろう?自分を甘やかすようなことは何となく怖いですよね。

私は、ある時から、アパレル店員さんや数ヶ月に一度行く美容室の美容師さんとお話するのが楽しくなりました。営業トークだとしても他愛のない会話の中で「あっ、そのアクセサリー可愛いですね」「バイトがんばってくださいね」「今日は来てくれてありがとうございました」「寒いので、お気をつけて」なんて言葉をかけられると幸せな気分になるものです。(ただのカモなのですが、win-winと考えましょう)

また私は、1度だけ本名も素性もよく知らない女性とお会いしたことがあります(自分はバイです、察してください)。

終始へらへらと、ハイテンションでその日を終えました。後日その方のブログを見ると「今日は来てくれて本当にありがとう。」という言葉と、数行、とても優しい労りのような言葉が綴られておりました。私は何も話していないしそのような素振りをみせたつもりも無かったのですが、なぜか人生に行き詰まっていたことを見抜かれていたようでした。聞けば馬鹿にされかねない話ですが、私はその日なぜか涙がとまらず何かが切れたようにずっと泣いていました。

そのようなことがあって、「よく知らない誰か」でも、むしろ「どこかのよく知らない誰か」が分かってくれてることや認めてくれることはなぜか割と強い支えになるんだと考えるようになりました。

それから私は、近い人はもちろん、なるべく多くの人に、「今日の服良いですね。その色○○さんの雰囲気にあってます。」「○○さんは、人に物教えるの上手だよね。」「お会いできて良かったです。」など、ポジティブなことで気がついたことや思ったことを積極的に口にするようにしました。

SNSなどで多少関わった相手や疎遠になっていた知り合いでも、「こういう所がかわいくて好きです。」とか「絵がお上手ですね、それにどんどん上達なさってますよね。」とか「行動力があってすごいです、これからの活躍が楽しみです。」「すごく面白いですね!」なんかのコメントや投稿をするようになりました。

また、何かに迷っていたり、悩んでいるのを見つけたら、参考程度とわきまえて、少し調べるか経験に基づいて情報提供してみたり。

何かのきっかけで「しにたい」と言っていたら、相手と状況によりますが、例えば「逃げたくてどうにかしたいけど疲れてるから、しにたい!ってなるよね。」と自分が思ったことや、医師やカウンセラーの方から言われた言葉を少し吟味して相手にかけてみたり、加えて気がまぎれそうな笑えるサイトのURL 貼ってみたりなど・・・ただ、思ってもないようなお世辞や無責任なことは言わないことにしています。

例えばですが、
・しばらく休みなよ。(いつまで?詳しい事情を知らない限り×)
・大丈夫だよ!(根拠がない場合×)
・今は辛いけど、生きてればいいことがあるよ!(今辛いのが問題。断定もしにくいので×)
・私がいるよ、何でも言って!(大抵のメンヘラはそんなに懐が深くないので×)

決して無理やりな誉め言葉や慰めではなく甘やかすでもなく、相手のための気持ちや考えを、つま先程度相手に踏み込むつもりで伝えています。

そういうことが習慣になって、自然にするようになると、無理に探そうとせずとも自分に対しても好きなところが見えてきたり、できることが見えてきたりしました。困ったことがあったときにも、すぐに「もうだめだ、自分はだめなんだ。」とならずに、少し人から聞いてみたり、経験から引き出してこようとすることが多くなりました。自分が死にたい気持ちにとりつかれた時にも、「死にたい」と呟いていた人にかけた言葉やアドバイスを、ふと思い出して、心が軽くなったりもします。

この人綺麗だよなあ、とか、この人は凄い人だよなあ、見てると楽しいなあ、みたいに普段人に対して思ったり感じたりしてそのまま消えていっていた言葉を、少し丁寧に、口に出したり文字にしたりして、さらにそれが自然に出てくるくらい習慣化するのが効果的なんだと思います。

口に出したり文字にしたりするときは、多少考えながら伝えますから、記憶にも残りやすいですし、人に優しくする思考過程が自分にもあてはめられるようです。

自分に優しくなれるんです。幸せになっていいと思えるというより、幸せになってほしいと思うのです。よく考えれば、他人に対して「この人は幸せになっていいんだ。」とは言いませんね。普通に「この人に辛い思いさせたくない、幸せになってほしい。」と思うように「自分に辛い思いさせたくない、幸せになってほしい。」と思うのが人の言う「幸せになりたい。」なのかもしれません。

人に優しくしてる自分が好きなんだろ?みたいな意見に対しては、すみません、そこは許していただきたい範囲です。でも、優しくした見返りを求めたり、おせっかいがすぎたり、崇め讃えて他人に依存してしまうと相手も困りますから、さじ加減は慎重になります。なるべく対象は広く、内容も重くない程度がよいと思います。

不特定多数の一部で、よく知らない人からの言葉でも、いつか「あの時誰かがここをこう誉めてくれたな。」ということが自信になったり、何かの選択の助けになれば、と思っています。そしてそのように、いつか誰かに言った言葉が、何らかの形で自分にも反映されると思います。

本当に心に余裕がないときは難しいですが、少し余裕がでてくればぜひ実践してみていただきたいです。


【投稿者】
あすか さん

【プロフィール】
23歳。不安障害か適応障害


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