もう空気読めない、読みたくない!それでも生き残るためのコミュニケーション方法


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人にあれこれ言われるのがしんどい。必要以上に空気を読もうとしてしまう。人の言うことに振り回されすぎる。キラキラ健常コミュニケーションがめんどくさい。

そういう人、というか自分のために、この記事を書いた。

もう、価値観の合わない人の話を聞くのは、やめよう。
もう、いちいち本気で話し合うのは、やめよう。
今すぐ「自分に都合のよすぎる世界」を作ろう。

この記事が、誰かの、人と人の間に生きるしんどさを軽減し、コミュニケーションのめんどくささを軽減できたら幸いである。

 

■人にあれこれ言われるのしんどい

生きていると、人にあれこれ言われる。そのたび少しずつ嫌な気持ちが蓄積される。だから、言われたことについて、いちいち気にせざるをえない。少しでも今後の不快感を軽減させるための試みだ。

そしていつの間にか、何も言われていなくても自分の何かが間違っているような気がしてくるようになった。
この場で、何をしていいのか、何をしてはいけないのか。常に頭の中で思考をめぐらせ、自分を矯正しなければならない。コミュニケーションは恐ろしい。

人の顔色が変わるのがわかってしまう。それがとても嫌だ。だから、どんなに気持ち悪くても、嫌でも、他人の機嫌を損ねないことを優先してしまう。

人に何か質問されたら、本当は真っ先にこう返したい。
「なんて言えば正解ですか?」と。

 

いろんなところで他人のコミュニケーションを見ていると、なんて軽やかなノーミスフルコンボを決めているんだ、と思う。しかも、見事なマウンティングを行い、理不尽まで通しまくっているではないか。その上、そんな人のほうが大多数のように感じる。

そんなノーミスフルコンボの人たちに自分の考えを否定されてしまうと、これはもう社会で生きていけないぞと思い始める。

「あんまり自分を卑下しないで」と言われても、卑下しているつもりは全くないし、これが私のとっての真実だ。そう説明したら、怒られた。

「生きてりゃいいことあるよ」と言われても、私には全く信じられない。でもそれを否定すると面倒なことになる。そうだといいですね、なんて言っていたら、怒られた。

実際、ノーミスフルコンボの人たちにボッコボコにされてきた人生だったこともあり、他人の華やかなコミュニケーションを見ては、ありとあらゆる感情が湧いては沈み、湧いては沈み、内側に蓄積されていった。

ある日、何かが頂点に達して、完全に疲れてしまった。

なんで私は私のままで生きられないんだ。
自分に対して自分が感じていることすらも偽らなければ、社会に溶け込めないのだろうか。

いやもう、溶け込むとかどうでもいい。
好かれなくていいから、これ以上攻撃を受けたくない。

そこで、ピンときた。
もう、誰にも文句を言われないようにキャラ変すればいいじゃないか、と。

 

■言われないようにしてみた

誰にも文句を言われないキャラとして私が今回想定したのは、ハイパーポジティブで超ハッピーな人だ。キラキラした建前で武装し、「この考えを否定することは社会的に正しくない」と判断されそうなことばかり言った。

基本、人にあれこれ言う人は相手を選んでいる。どこかが辛そうな、自分の説教でなんとかできそうな人に目星をつけて、謎のアドバイスを与えるものだ。
それなら、一点の曇りもなくハッピーな人になりきれば、誰も何も言わないだろうと考えた。

ちなみに、▼が普段の自分のツイート。

▼こっちがキャラ変後のツイートだ。

https://twitter.com/oqo_me_shi/status/830466164488753154

https://twitter.com/oqo_me_shi/status/830278156284153856

私は「ここまで振り切れたら直接触ってはこないだろう」と自信満々だった。
その目論見はあっけなく崩れた。

 

■人間、どうあがいても結局あれこれ言われる

突然の大胆なキャラ変に、いろいろなコメントをいただいた。

多かったのは、
「躁状態?」
「ラリってない?」
「酔ってる?」
などの、状態異常を疑うものだった。

人に文句言われないキャラを作った結果、他人からは躁状態に見えて、薬物を乱用しているようにみえて、酔っ払っているように見えたらしい。すごい、もう全くついていけない。私はそこに見えていた世間をパロディしただけだったのに、私がやるだけで状態異常に見えるものらしい。

「早く元に戻って」という声も意外と多かった。笑うしかなかった。散々あれこれ言われてきた以前の私のありように戻れ、ということなのか。

つまり、「あれこれ言われるあなたのままでいてくれ。でも、あれこれ言うのをやめるつもりはないから、しんどさは自分の中だけで処理してくれ」ということだ。人って結構他人に対してドライだし、好き勝手言っている。好き勝手言い合って、なんとなく世界をやっているのだ。

もう何が何だかわからない。キラキラコミュニケーション者の世界が全く見えない。ただ一つわかったことは、「人は、誰かにあれこれ言うわりには、相手がそれに従ったとしてもネガティブな反応を示す」ということだ。

不正解は人の数だけあっても、正解なんてものはなかった。

そもそも、私の認識が甘かった。人間は人間だった。
人間に対して「1+1は?」と尋ねれば、「2」と返ってくるものだと思っていた。誤解だった。実際は「-235」「iOS10」「なんで足し算するの?引き算じゃなくて?」だった。恐ろしい話だが、ようやく「人間は機械ではない」と全身で理解した。なんだか発達した感じがする。

 

■防御力を上げて、本音と建前をバキバキに使いわけよう

実験の結果、どうあがいても人にあれこれ言われることは避けられないことがわかった。それなら、今後どうやって人と人の間をやりすごしていくか。

おそらく、もっと防御力を高める必要がある。

そのためのやり方として提案したいのは、以下の3つだ。

1.LINEスタンプのノリで会話する
2.気持ちを打ち明ける相手・場所は超厳選する
3.自分に都合が良すぎるほどの世界を自分で作る

 

1.LINEスタンプのノリで会話する

「人はそんなに他人のこと考えてないよ」「話すときにいちいち難しく考えないよ」という、よくある言葉はある意味真実だった。ただ、その言葉だけでは私は理解しきれていなかった。

だが、今回の愚行を経て、その意味が骨身にしみてわかった。上記のような言葉を、私の解釈で言い直すと、

「会話において求められているのは自分の正直な意見や気持ちではない」
「会話は一定のテンプレートに従っていれば済む」

となる。

例えばLINEで、スタンプのみでやりとりをしているときのようなノリ。よくわからないけど、なんとなくスタンプだけが流れていくような感覚。あれで全部やっていっていい。本当の言葉なんて必要ない。これは、本当の気持ちを伝えて、否定されて嫌な気持ちになることを避けるための策だ。いっそ自分をbotだと思ってもいい。

会話に求められているのは、「役割」と「その場をやり過ごすこと」だ。
相槌を打っただけで不快になる人もいるだろうが、そういう時は「ごめんなさい」のスタンプを軽く送信する。形だけ伝わればそれでいい。

本当に何かを話したり伝えたりしたい時は、信頼できて価値観が合う人との間だけで話す。それ以外の人とはLINEスタンプのノリ。

そうやって使いわけよう。建前で思いっきり壁を作ろう。大事な人と自分の本音だけを、壁の内側に残しておけばそれでよい。残念ながら、人と人とは絶対に通じ合えない。同じ気持ちになるなんて無理だ。だからこそ、比較的価値観の合う人は貴重だ。貴重だから、大切にしよう。

 

2.気持ちを打ち明ける相手・場所は厳選する

人はわかり合えないのに、わからせようとするから、毎日どこかでぶつかり合いが起きる。

あなたが今、わかり合えない人とコミュニケーションしなければならないとしよう。ここには「戦う」「逃げる」の選択肢がある。

これは「逃げる」一択だ。

「話し合って理解を深めあおう」「人を選んじゃいけない」なんてのは単なる建前だ。実は、ここで戦う必要はない。会う人すべてに本気で取り合う必要もない。大切なのは、ただただ、価値観の合わない人とは深く関わらないこと。いちいち本音という武器を取り出さないこと。

自分の気持ちを打ち明ける時は、ちゃんと人を選ぶ。安心できる場所でだけにする。「LINEスタンプノリ」の人には決して打ち明けないようにする。これで少しは穏やかに暮らせると思う。

もし価値観の合う人が周囲にいなかったら、自分の気持ちを匿名ダイアリー等に書き散らかしてしまおう。そうすると、自然と似たような価値観の人が、そっと寄ってくることがある。そこに、価値観の合わない人がやってきて、わざわざ何かを言うかもしれない。それはガン無視しよう。戦うのも降伏するのも、無駄だ。

 

3.自分に都合が良すぎるほどの世界を自分の中に作る

「自分が正しい」と本気で信じる力がない。そういう人たちは、他人の言うことにいちいち揺さぶられてしまう。ここまでくると、自己肯定よりも自己正当化のスキルを身につけたほうが楽になれるのではないか。

「自分を正当化するなんてみっともない」というのは単なる建前だ。そもそも、自分以外に自分の気持ちを正しいと認められる人はいない。

自分の気持ちについて、誰かに「ダメだ」とか「あいつバカだな」とか言われて落ち込むくらいなら、そんな言葉はスルーしよう。相槌として適当なスタンプを送って、本当の言葉はそっと胸のうちにしまう。

そしてもちろん、こんなふうに考えていることは、表に出してはいけない。厳選した相手の前でなら出してもいいかもしれないが、LINEスタンプのノリで会話している人の前には出さない。出してしまえば、またミサイルの雨が降ってくるだろう。だから、建前はバキバキに守る。都合が良すぎるほどの世界は、あくまで「自分の中に」留めておこう。

 

■まとめ

人にあれこれ言われないように振る舞うことはできない。この世は地獄だ。

この地獄をやっていくための私の提案をまとめると、

「価値観の合わない人の言うことに耳を貸さず、自分にとって大切な人を選び、自分を正当化していこう」

ということになる。とっても偏狭な人物ができあがってしまいそうだ。しかし、大半の人はこんなことを平気でしているのではないだろうか。

建前では「わたしは人の話をちゃんと聞こうと思ってるし、人を選んだりしないようにしてるし、自分を正当化するなんてとてもとても……」などと言っている人でも、やっているのではないか。じゃなきゃ、こんな世の中で生きていけないだろう(もし本気で「いや、全部本当だよ!」って言える人がいたら、すごすぎる。マジですごいとしか言えない)。

だから私もそうする。建前ではウンコしてませんって顔で、影ではこっそりしっかりウンコしていく。「おい、臭えぞ、ウンコしただろ」って言われても「してませんよ〜」のスタンプを送る。価値観の合う人には、訊かれたら正直に申告する。そう決めた。

もう私のように、人の顔色や世間の空気に振り回されて、虚しい愚行に走る人が出ませんように。私はすっかり腫れものになっちまった。結果的に、前よりも直接あれこれ言われることは減って、快適になっちゃったんだけど、ちょっとオススメできない。

そして何よりも、コミュニケーションで考えすぎる人が、建前と本音をバキバキに使い分けられますように。

めっちゃ祈っておきます。それでは、ごきげんよう。


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会社員時代の自殺が未遂に終わり、いろんな意味で「サービスで生きてる」無職。生きてる以上、楽にやっていきたい。少しでも死にたい人のお役に立てればと思います。

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