髪の毛を抜くのがやめられない 「抜毛症」という隠れた自傷行為




すみそと申します。

私は自分のことを「自傷しないタイプのメンヘラ」だと思っていました。

腕を切ったり、大量に薬を飲んだりは、したことがない。

でも、それだけが自傷行為ではなかったようです。

最近気づいたのですが、私は小学生の頃から「抜毛症」という病気でした。

ちょっと珍しい疾患なので、wikipediaの記述を引用しておきます。

抜毛症(ばつもうしょう、Trichotillomania、トリコチロマニア)とは、正常な毛を引き抜いてしまう性癖によって脱毛斑が出現する精神疾患。抜毛癖(ばつもうへき)[1]とも呼ばれ、また主に頭髪を引き抜く症例が目立つことから禿頭病(とくとうびょう)とも呼ばれる。DSM-IVやICD-10では、衝動制御の障害に含まれる。本人が全く自覚せずに、無意識のうちに抜いている場合もある[2][1]。 人によっては症状が5.6年経っても治らない人もいる。

(引用:抜毛症 – wikipedia

簡単に言ってしまえば髪をぶちぶち抜くのがやめられない病気です。原因はストレスとか言われてますがいまいち分かってません。抜いている間はハゲるとか気にせずぶちぶち、あるいは気にしつつもやめられずふと我に返ってハゲになった箇所を見て自己嫌悪、以下ループ。

これ、自傷行為なんですって。

何故他人事のように書いているのかというと、私の奇行は抜毛症というれっきとした病である事、髪を抜く事が自傷行為だと捉えられている事を知ったのは20歳を過ぎた頃だったからです。

自分は「自傷をしないメンヘラ」だと思ってた。

でも自傷しないどころか自傷10年選手だったんですよ。

聞いてないよ。

精神科の先生も教えてくれなかったよ。

その結果が立派な落ち武者だよ。

「私ハゲなんですよ」と言われて生き辛さを理解、共有出来る人なんて中々いないでしょう。自傷画像を見せるのはそもそも褒められた行為ではないけれど、リスカ画像見せて慰めあえるのにハゲ画像ではそれが出来ない。ましてや自ら髪を抜いているなんて言えない。抜毛症は自覚症状を持ちにくい上に、気持ちを共有する仲間も持ちにくい病気だと思います。

いまも毛を抜きたい衝動と葛藤している方、読者の中にも居るのではないでしょうか。筆者もそうです。なのでもしこれを見た同じく抜毛症の方には、衝動と戦っているのは自分1人だけじゃないと思って頂ければ幸いです。

最後に。

髪はあった方がいいです、マジで。


【投稿者】
すみそ さん

【プロフィール】
ウィッグが必需品の落ち武者。最近白髪の固さと伸びの早さに感動

twitterアカウント @8sumiso2


【募集】
メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから


7 件のコメント

  1. 返信

    私も抜毛症なのでひとつだけ、筆者さんにありがとうございますとお伝えしたいです。

  2. サツキ 返信

    小学生の頃髪の毛抜くのが癖になってしまい頭の後ろが10円ハゲになってて母親に心配されたのはそういう事だったのか。
    あの頃から自傷癖があったとは…

  3. なつ 返信

    私は抜毛症と食毛症があります。
    まさか抜毛症が自傷行為だとは思ってなかったです………。
    知れただけでも少し安心しました。

  4. 774 返信

    髪の毛を抜くという行為が自傷行為であり病でもある事を知りませんでした。私も小学生高学年の頃から髪の毛抜きまくりです。ハゲを隠す様にピン留めたくさん使ってます。自傷行為どころか病気であるともおもっていなかったので衝撃的でしたし、改善したいと思いました。

  5. さかなやさん 返信

    10歳の頃に学校でいじめられ、家庭では無職の父親からモラハラに合っていたのがきっかけで、気付いたら抜毛症から抜け出せなくなってしまいました。髪を抜くと気持ちが落ち着くんですよね。母親には悲しそうな顔で「なんでそんなことするの?やめなさい。」と何度も言われ、時に鏡の前で髪の抜けた頭を見せられ「やめなさい!!」と涙ながらに怒られて、正直死にたくなったこともありましたが、今は大人になり大分落ち着きました。

    ただ今でもストレスが溜まると気付いたら髪を結構抜いていることがあって、抜毛症って根深いんだなと感じています。心の病気、自傷行為、本当にそうですね。簡単には治らないので、子供を持つ親御さんは子供を責めないであげてほしいと思います。怒らず一緒に考えてあげて下さい。

  6. みか 返信

    私は中学生のときに突然髪の毛を無意識に抜いてしまうようになりました。自分でもどうして髪の毛を抜いてしまうのかわからないし、抜いたあとに後悔しなかったことがありません。今年20才になるのですが、自分はいつまでこんな頭なんだろう、試行錯誤した髪型で取り繕うのも疲れた、好きな髪型をしたいと思っています。
    親から暴力を受けたとか、学校で酷いいじめにあったとか、そういった経験も無いのにこんなことになってるのがわからないし、抜毛症と言っていいのかわからないのですが、私以外にも悩んでいる方がいるんだな、仲間がいるんだな、と少し心が軽くなりました。
    はやく治したいです。

  7. bottom2904 返信

    うねっていたりする癖毛を手で探り当てては抜く、という時期がありました。 それでも抜く量は結構多くて頭頂部と後頭部が薄くなり、仕事に行く際には「全かつら」装着という羽目になりました。 それでも、ずれるのではないかなどと結局不安から解放されるという事はなかったです。抜いている時は気がまぎれるのですが、後になると後悔するという繰り返しでした。何とか乗り越えられたのですが、下手すると(ストレスで)ぶり返しそうになる時があります。
    今現在ですが、かつて抜毛していた箇所が薄くなって地肌が透けてしまっています。 年齢と共にそうなる人達もいるようですが、後遺症?ではないかと今更ながらに深く後悔しています。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)