Xジェンダーである僕のセクシャリティとアイデンティティについて


4d652900b38c4e0063c99904bc5e4d2f_s


こんにちは。はじめましての方ははじめまして。現在は冷静なハジです。

前回の投稿(妹の自殺。自死遺族の嘆き。)は感情の濁流に遭難してオーバーヒートしながら書いてしまったのですが、今回は冷静に違う話題を出してみようと思います。

それはセクシャリティについてです。性別についてですね。
メンヘラに関係あるか…?とも少々不安ですが、なんとなく他のアカウントよりオープンにしている方が多い気がしますので、まあセーフかなと自己判断致しました。

まず自己紹介です。僕は生物学的には女性ですが、”性自認(性別に関する自己認識)”から来る身体の違和感に耐えられませんでした。恐ろしいほどバイトして乳腺摘出手術というものを自費で既に実行しています。興味出た方は調べてみるといいと思います。高いっす。

胸のオペが済んでいる僕ですが、”性自認”は男とか女とかではなく、Xジェンダーというポジションでいます。日本語だと中性とかが伝わりやすいでしょうか。

「”生物学的性別”と”性自認”が合致しない人」なので、区分で言えばトランスジェンダーに入れるようです。ちなみに性別違和(性同一性障害)は診断名だからお医者さんが名付けるものだとか。

”性的指向(どんな人を好きになるか)”に関しては、恋愛感情を持って人を好きになれませんので、いつか記事に上がっていたアセクシャルという分類に入っています。
そんなオープンな僕の主観メインで、性別関連でストレスを感じるタイミングを書いてみようと思います。

※繰り返しますが僕個人の主観がメインになっています。下調べはしているつもりですが、もし間違いがあればお早めにご教授ください。
※またセクシャリティの在り方は大変多様です!ここにある限りであると思わないようにお願い致します。

 

「文面の一人称で男だと思ってたけど女なんだね」
「声で女の子だとしか思わなかった」

こういう言葉がきらいです。きらいというかもう感受性スイッチを落としてるからあまり気にしてすらいないのかもしれません。無関心。たまにスイッチにぶつかって点灯して、「あっこれやなやつだった!」と慌ててスイッチを切ります。しかし切っても、自分に向けられた好奇心のような感情を再確認してしまったことは変わりません。見世物小屋にでも入れられたみたいにしばらくピリピリした状態が続きます。相手に害を与えないように最大限気をつけていますが、時たま内部爆発を起こします。

僕の”性自認”は違うのに、勝手に僕の”生物学的性別”で納得されても困る。控えめに言ってもアイデンティティ崩壊の危機です。

これは”性自認”と、”生物学的性別”が合致してない人がぶつかりやすいストレスであると思います。僕のように”性自認”がXジェンダーでも、あるいは生物学的に異性の自認でも。自分の思っている自分と、人に言われる自分が違うってしんどいですよね。

幼稚園の頃から男の子女の子でグループ分けされてたように、それどころか出生時に外性器で戸籍を分けられたように、性別の呪いからは現状、なかなか逃れられないものです。だからこそ縛られます。女らしく男らしくという呪いが後ろ盾になる人もいれば、男らしくも女らしくも刃物を体中に当てられているようなストレスになる人もいます。

大学生になって、やっと「あ、僕、学校で勉強してたフツウとやっぱり違うや。違ってもいいんか」って気付いたときにはアイデンティティなんて見えないぐらいぐちゃぐちゃでした。手術まで踏み切っておいてなんですが、今もそこに絡まってる呪いを必死に毟っています。

本当にそこに自分がいるのかも分からないのに無我夢中で呪いを千切るのはなかなか虚しいものがあります。本当の自分を助けたいのにいつでも呪われる。追加の呪文が多すぎる。

―女の子だったんだ。女の子なんだから気をつけなよ。男子はこの座り方、女子はこの座り方に。そっちは違うよ男の子用だよ。女の子なのに化粧しないの?女の子なんだからそんなに髪短くしないほうがいいよ。女の子らしい声だね。女の子は背低いほうがかわいいよ。女はいつか結婚して子供生むし。―

”性自認”関係でパッと不快な言葉を考えればさらっと列挙できるほど呪いを受けています。”性的指向”も加えたらまだまだ考えられますね。

僕のコンプレックスを女の子だからで認めさせようとしないでくれ。好みを諦めさせようとしないでくれ。このままで居させてくれ。慣れてるよ、二十数年言われてきたよ。慣れてるけど、ストレスです。しんどいですよ。

もしも性自認と身体性別が合致していても、好きになる人の性別が生物学的同性であったら、異性の恋人いないの?早く結婚して子供生みなよ。家庭を作って人は一人前に! なども呪いになりえます。付き合う相手は異性であるという決めつけはしんどいものがありますね。流石にこの界隈には少なそうなステレオタイプですが…。同性間だけでなく、身体の都合で子供ができない方にもこれはストレスになりえそうですね。

確たるアイデンティティがあれば呪いを呪いともとらず跳ね返せたかもしれません。そもそもひっそりと人間関係を閉じ切っていれば無駄なストレスは受けなかったかもしれません。それでも人と関わることは愚かでしょうか。

しかし冒頭でも言ったように左利きの人口程度は居るというセクシャルマイノリティ全体のために………いや、というかまずは僕のためにでも、男とか女とか要らない次元で話してもらえませんか?変な意味ではなく、ただ人間として、あなたと話がしたい。

あなたが男とか女とかのアイデンティティを持つことは否定しません。それはあなたのものですから。あなたのものはあなたのもので、僕のものは僕のものでありますが、こちらが割とぼろぼろなのです。そのくせまだ人と関わっていたいのです。

男女意識や男女における価値感、異性への偏見の押し付けで少なからずストレスを感じる人がいることを少し知っていただきたく、この文章を書かせていただきました。

ピンと来なかった方のために、通じそうな例えを考えました。「健常こそが普通!正義!当然お前も健常だよな?」と言われても「は?ふざけてんのか?」としか思えないように、「男女二元論こそが普通!正義!当然の価値感だろ?」と言われても僕は「は?え、マジかそういう地雷野郎か(ドン引き)」ってなります。二元論に当てはまれなかった僕の居場所が排斥されてるようで恐ろしい。僕は潰れる前に消えるよ。

有り難いことに大学でできた友人や、このサイトを通して知り合った方々の多くはあなたはあなたでいいと言ってくれています。だから僕でいられます。

日常生活でもインターネットでもそういった、多様性に対する優しさが浸透してくれたらなと切に願います。

以上になります。お読みくださりありがとうございました。


【投稿者】
ハジ さん

【プロフィール】
春から無職で実家生活。反復性鬱と妹の死体と精神的同居。
Twitter:@waterChroma
ブログ:http://waterchroma.hatenablog.jp/


【募集】
メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから


The following two tabs change content below.
読者投稿コーナーに応募してくださったみなさんです!

1 件のコメント

  1. 返信

    自分もXジェンダーです。なんだかホッとしました。共に頑張って生きていきましょうね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)