公務員のメンタルを削る「やりがいのなさ」について


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メンヘラjpをご覧の皆様。ぎゃっぴーと申します。
地方の市役所で働いています。異動1年目でメンヘラっぽくなりました。うつ状態の手前の手前ということで、自分では軽軽軽度うつということにしています。

前回、市役所で働いている実情を投稿させてもらいました。(menherajp/2050
少しは公務員の仕事について情報を提供できたのではないかと思います。

それではまず、前回の記事の補足をさせてください。

 

■休暇について

年間有給休暇が約7~8日取得できると書きましたが、うちの市役所はこれと別に「夏季休暇」が5日間もらえます。
これは民間企業でいうとお盆休みの分で、市役所はお盆休みがない分、6月~9月で5日間の休暇を消化してね。というものです。こちらは平均で4.5日くらい取得します。
ですので実際の年間休日は12日くらいでしょうか。月1回は有給が取れる計算です。それと別に病気休暇や忌引きなどで休むことができます。他にも休暇制度はたくさんありますが(子の看護とか生理休暇とか)あまり使いませんね。

ブラック企業と比べればホワイトそのものなのでしょうが、どんな印象を受けるでしょうか。
休暇については、福利厚生がしっかりしていると私は思います。

 

■ストレスチェックについて

最近話題のストレスチェックも実施しています。
年末ごろ、結果が送られてきました。高ストレスの希望者は、産業医の面談などができるそうです。私は高ストレス者には入らなかったのですが、結果の分析と、ストレス解消のアドバイスなどが記載してあり、参考になりました。

ところで、なぜ私が高ストレス者に入らなかったのか。
自分なりに分析しますと、「仕事の量が多い」の部分の得点があまりにも低かったためかと思います。
私の仕事は、量が多いわけではありません。イベントや会議がなければ6時~7時には帰庁します。

それで何故、軽軽軽度うつなどど言うのか。

 

■公務員の「やりがい」とは

私の仕事は、やりがいがないと感じます。公務員の退職理由で、健康上の理由を除けば1位なのではないでしょうか。
我々の仕事は、利益を上げることではありません。教員や消防、警察などはまさしく人の役に立っていますから、例外です。

市役所、県庁などの職員は共感してくれるのではないでしょうか。我々の仕事は、「仕事のための仕事」が多いです。
会議をするための資料作り、資料を作るための決裁、支払いをするための回議書などなど・・・

例えば、会議をするのであれば、有識者等からの様々な意見をいただいて、業務を改善させたり、予算を獲得したり・・・そして市政に反映させ、行政しかできない役割を果たしていくことが最終的な目的ではないかと考えます。

しかし実際は、会議をするための資料作りなど準備に追われ、目的など意識することもなく、会議をすることが目的になってしまっています。若手のうちは、会議を開催すること、資料を作ることが目的です。会議が終われば、議事録を作成することが目的です。

もちろん、会議自体が必要ないわけではありません。
しかし、それが利益に繋がっていれば良いのですが、我々の仕事は利益が見えづらいのです。見えないところで世のため人のためになっているのかもしれませんが、なかなかそれを感じることはありません。

ひとつの支払いをするにも、たくさんの書類が要ります。事前の決裁、入札の依頼書や見積書、随意契約の場合はその理由、契約書、納品書、請求書・・・(当たり前か)

いろいろ手続して、書類を作って、たくさん仕事しても、それは役所内部の話であり、それが市民のためになっていない気がするのですよね・・・

でもまあ、大きなイベントを開催した時はやりがいを感じました。国会議員を招待したり、市民にもたくさん参加してもらったり・・・
よく言われる「行政しかできないこと」というのは、やはりやりがいを感じます。

しかし最近は、これだけの予算を使っても、たったこれだけの人数しか参加してくれないのか・・・と嫌気がさすようになり、モチベーションが低下することもしばしばあります。結局、自分の仕事って一体なんなんだろう?と考えてしまうのです。
そんな風に感じることは、誰しもあるとは思うのですが、公務員という仕事もまた特殊な仕事なのかな、と思う次第であります。

毎日同じルーチンワークばかりの部署もあります。かたや同期は観光担当でバリバリ仕事している、みたいなことがあるとモチベーションも下がります。逆も然り、自分は残業代が出ないのに、どうして違う部署の同期はいつも定時で帰れるんだ、みたいな。

 

■誰しもが同じ仕事をしているわけではないが・・・

うちの市役所はそんなんじゃないぞ!と怒る方もいるかもしれません。
同じ環境だけど、自分はしっかり目標とやりがいを持って仕事をしている!と怒る方もいるかもしれません。
けれど決して、全員が全員、同じ意識で仕事をしているわけではないのです。

私と違う部署ではまた違った悩みもあるそうです。毎日毎日、市民の相談、対応に追われ、身を粉にして働いているのです。納税担当や生活保護担当なんかは大変だと思います。市民に襲われそうになった職員もいます。こうした話も書こうと思えばたくさん書けます。
観光担当なんかも休みがないと聞きます。もちろん、役所によってまちまちなので一概には言えないのですが・・・

私がメンヘラっぽくなったのは、こういった理由だけではありませんが、同じようにメンタルで悩んでいる公務員も多いのではないかと感じています。

超絶ホワイトと言われる我々公務員にうつがでてきたら、確かにヤバいかもしれません。現役公務員ですらそう思います。

こういう話をすると「公務員のくせに」とか「税金泥棒」とか、言ってくる人々がいますが、問題なのは組織の体制なのだと思います。
片方ではうつ状態の人を生み出しているが、片方ではとてもホワイトな部署もある。もちろんブラックな部署もあります。逆に、態度の悪い職員もいますし、不祥事も絶えません。そういった事例ばかり注目されてしまいます。それが現実なのだと思いますが・・・。

 

■まとめ

私は、公務員って大変でしょ?ということを言いたいわけではありません。ミスを自分以外のせいにしたいわけでもありません。(最近はミスばかりで、さらに気持ちが落ち込んでいるのですが・・・)

ただ、「公務員」でひとくくりにするのではなく、メンタルで悩んでいる職員も多数いるということを知ってもらいたいのです。
そして、誰にでもうつになる可能性があるということを。

上記の例は一例です。公務員にやりがいがないと断言するつもりはありません。
共感していただける方がいれば嬉しいですし、読者の皆様の暇つぶしになっていれば幸いです。

以上、ぎゃっぴーでした。


【投稿者】
ぎゃっぴー さん

【プロフィール】
20代公務員。大学で心理学を専攻後、地方の市役所に就職。メンヘラに相談される側から相談する側へ。


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