他人に対する厳しさは、いつか自分に返ってくる




寒くなってくると眠りが浅い。

なんとなく夜中に暗い気持ちになることが増えてきた。

双極性障害を患って3年?4年?そろそろ数えるのもめんどくさくなってくる。
年数なんてどうでもいい。

私は寝ぼけ眼のまま、無意識にTwitterをスクロールしていた。

「病んでるアピールする元気あるなら自分で頑張れよ」といったツイートが目に入った。

昔の自分を見ているようだ。

努力と根性さえあれば、世の中はどうにでもなると考えいてた。

心の疲弊に気が付かず、いや、見て見ぬふりをしていたのかもしれない。

必死こいて仕事をし、精神的に辛い時は仕事をしてごまかすような、典型的な潰れるタイプの人間だった。そんなとき、医師に言われた言葉、

「あなたはうつ病か双極性障害の疑いがありますね、3ヶ月休職しましょう。」

頭が真っ白になった。

「俺があの甘え病だと?はあ?」

当時の私は、客観的な診察もできないヤブ医者がグレーな病気である「うつ病」という言葉を使ったのが腹立たしくて仕方がなかった。

うつ病は甘えだ。客観的な診察ができない精神科医も全員エセだ。あいつら揃いも揃って税金貪ってる詐欺師だろ。…と、本気で考えていたほどにグレーゾーンが認められない白黒人間だったのだ。

そんな人間が「グレーな病気」にかかったらどうなると思う?

自分の病気を、ずっと認められない。もがき苦しむんだよずっと。

寝ても覚めても死にたいという気持ちから逃れることができない「激しいうつ」の中にいながらも、常に過去の自分から「死ねよ詐欺師」と言われ続けるような気持ち。

「グレーゾーン」にいる自分を認めるまでに相当な時間がかかった。その間何もできなかったし、生きていくだけで、いや、呼吸するだけで精一杯だったと言っても過言ではない。

…どうだろうか。今、私は、グレーを完全に認めることができているだろうか。

「病んでるアピールする元気あるなら自分で頑張れよ」とツイートした人に真っ向から反論できるだろうか。

…たぶん無理だ。今でも過去の考え方が完全に抜けたわけじゃない。

夜中に目が覚めて気持ちが落ち込むと、「また甘えているな自分」と思ってハッとすることがある。

結局のところ、グレーゾーンに堕ちてもグレーゾーンを認めることができてないのだ。

あなたがまだグレーゾーンに堕ちていないなら、今のうちにグレーなこともあるということを認めておいたほうがいい。それは偽善や寛容といった意味とは少し意味合いが違う。

自分のためにグレーを認めるんだよ。いつあなたがグレーになるかわからないから。

 

 


【投稿者】
星野 良輔 さん

【プロフィール】
平成2年3月22日生まれの26歳。福岡県人。名古屋でシステムエンジニアをしていたが双極性障害を発症しメンヘラに、現在はブログとライターで生計を立てる双極性障害ブロガー。


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