脱毛エステにカモられ続ける私 ~コンプレックスとの戦い~


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「脱毛△カ所でワンコイン!」みたいな広告。皆さんも目にしたことがあるのではないだろうか。

あの手の広告は基本的に、お手頃なプランで来店を促しその後高額なプランを契約してもらうための呼び水だ。

さらに来店してしまったが最後、「今この場で契約しないと割引が受けられません!」と、様々な料金体系のプランを案内されてしまう。そして大体、「この値段なら私も通えるかも…?」というプランに巡り会ってしまう。私だけかもしれないが。

 

■小学生時代のトラウマ

小学校の頃、仲の良かった女の子の友達にいきなりズボンを裾からめくりあげられ「○○ちゃんって毛深いんだね!」と言われたことがある。全く悪気がないのはわかっていたが、ひどく傷ついた。

程なくして私は母親のカミソリを借りて体毛を剃った。その頃見ていた雑誌にはどれも「カミソリで剃ったら毛が濃くなる」と書いてあったが、それでも濃い体毛をそのままにしておくことはできなかった。それまで履いていたスカートは履けなくなってタイツや長ズボンを愛用するようになった。

授業中や暇な時間はひたすら爪で指や手の甲の毛を抜いていた。毛を抜いたり剃ったりすると「埋没毛」という、生えてきた毛が皮膚の下に伸びてしまう現象が起きる。そして、私はその毛を抜こうとして皮膚をガリガリと爪で破り、かさぶたを作りながらひたすら抜毛に耽っていた。

これは今現在も続いている。一種の自傷ともいえる癖だ。

 

■初めての脱毛エステ

大学生になりアルバイトを始め、それなりのお金を扱えるようになってからのこと。
街を歩いていると、キャッチセールスに捕まった。チラシを受け取ると、それは脱毛エステの広告だった。

全然知らない会社だったが、ずっと〝ムダ毛〟にコンプレックスを抱いていた私は広告に非常に惹かれた。確か初回は1000円とか、そんな広告だったと思う。その場で名前、住所、電話番号を書いて、来店日の予約をした。今考えると相当に馬鹿なカモである。

エステの店内はうす明るく観葉植物がたくさんあって、ゆったりとした音楽が流れ、リラックスできるアロマの香りが充満したとても素敵な空間だった。あれよあれよという間にバスタオルに着替えさせられ、パチンパチンと小さな痛みが走る光を当てられる。

素敵な空間に酔っていた私は、そのままプランに契約してしまった。クーリングオフの説明も受けたし、帰って母親にも相談した。母親は渋ったが、許可してくれた。その時アルバイトで月5万くらい稼いでいたし、学生だったので生活費も納めない生活をしていて月1万くらい楽に払えると思っていた。

実際は、例え月々の金額が安かったとしても、施術が終わるまで延々と費用を払い続けないといけないことになっていて、それが負担で仕方なくなってきた。また、体調が悪く働けない月もあったので親に一時的にお金を借りもした。ちなみに、双極性障害の診断を受けるのはその約5年後になる。

やがてプランの契約期間が終わり、行ったときに1回分のお金を支払うプランに変えてからほどなくして、そのエステ会社は潰れた。新しくローン組まなくて良かった!

 

■コンプレックスとの戦い

言わずもがな、私を脱毛エステへ駆り立てるのは小学生時代のあの一言だ。さらに肌が弱くてすぐにカミソリ負けを起こすため、カミソリで剃ったとしても掻き傷だらけで醜い脚になってしまうこともコンプレックスである(もちろん除毛ワックスは試したものの肌が負けて大変だった)。

私だって堂々と脚を出して歩きたい。タイツを一年中履いているのも、一年中長袖なのも窮屈だ。社会人になってから、私はまた脱毛エステに通っている。痛い目を見てもなにも変わっていない。

それでも私はどうしてもムダ毛を薄くしたい。コンプレックスと決別したい。

以前投稿された「衝動性がヤバいメンヘラは、クレジットカードを捨ててデビットカードに変えよう」にある通り、「家や車は一括で買えないなら買わない」に付け加えて「脱毛も一括で払えないなら契約しない」、自戒にしようと思います。

 


【投稿者】
syy さん

【プロフィール】
20代半ば。社会人になってついたあだ名は「メレンヘラー(心優しいメンヘラ)」。メンヘラ2人でシェアハウスして生活中。
Twitter:http://twitter.com/lovers16g


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