ストレスで疲れた大人たちへ 子ども向け番組をオススメする4つの理由




あることがきっかけでメンタルがかなりまずい状態になると、心身・行動面に様々な変化が起こることは知られていると思いますが、私の場合、その一つとして「観られるテレビ番組が変わった」というのがあります。

精神的にかなりつらいことがあってから数年経ったある日、大好きだったアニメや漫画、ゲームに触れる頻度や数がかなり減ったことに気付いたのです。もちろんこれは加齢により生活行動の範囲が狭くなったこともあるのでしょうが、特に「次にどんな展開が来るかわからない、いわゆる伏線が多数ちりばめられたハラハラする作品」に見向きすることがぐっと減りました。

その代わりに「暴力や恐怖、煽りがほとんどない平和な作品」を好んで触れるようになりました。特に子ども・幼児をターゲットとした番組です。

きっと何人かは「たかが子ども向け」と思われるかもしれませんがこのコンテンツには様々な工夫があるのです。

 

子ども向け番組にハマったきっかけ

冒頭で「精神的にかなりつらい状態」と書きましたが、どんなものだったのか少し具体的に書くと

・自分なりに必死にやっているのに結果が出ないし、周りが全然見てくれない。むしろ否定してくる
・不安や焦りが一定量までいくと、大勢の人がいる外でもボロ泣きして何も手につかなくなる
・様々なことに挑戦するがだいたい失敗する。フォローも全然ないし自力でフォローできない

これが数年続いた中で生きていけたのは我ながらあっぱれです。長い間ほとんどの他人が信じられなかったし、気持ちも体も休まることなかったです。

そんな真っ暗な闇のなかを彷徨いながら見続けていたのは「子ども向け番組」でした。放送内容などに傾向など多少の違いはありますが、実は似通ったところがあるのです。

・長いスパンをかけて放送している(だいたい1年単位)
・話は一話完結をベースとしていて、途中から見始めても問題ないシステム
・勧善懲悪、頑張れば必ず報われる、などの理想が詰まっている
・扱っている言葉や台詞が優しい

この4つがどれだけメンタルに優しいかを書いていきます。

 

子ども向け番組のここがすごい

・長いスパンをかけて放送している(だいたい1年単位)

昨今のテレビ番組(アニメ、ドラマなど)は3か月・半年単位で放送されることが当たり前のように感じられますが、この期間は大人として見るとすごくあっという間ですし、そろそろ終わりだなと思って次を作品探そうにもその手間が面倒です。年を重ねるほど複数の作品を把握していくことが難しくなるからです。

しかし子ども向け番組の多くは1年。そのため話の展開も比較的緩やかです。次を探そうと焦ることもあまりありません。

 

・話は一話完結をベースとしていて、途中から見始めても問題ないシステム

基本的に1話完結、さらに30分の枠の中で2つ話を設けているものもあります。登場人物がたくさんいても、基本的にキャラクターの立場・容姿が変わることがほとんどないので、何話か途中で抜けても、誰が登場しているのかわかります。

例えば、展開の早く放送の期間が短い番組だと、見ることから離れたり途中から視聴し始めたりすると、今までの展開を知ろうと追いかけてへとへとになったりしませんか?私にとって大きく心の支えとなっているある番組は、途中から見始めたのがあるのですが特に違和感なく入り込めて、気が付いたら最終話まで見ておりました。

 

・勧善懲悪、頑張れば必ず報われる、などの理想が詰まっている

ストーリー展開は複雑なものもありますが、根っこにあるものはだいたいシンプルです。
基本的に「勧善懲悪」がベースとなっていますし、そうでなくても頑張ったことが遅かれ早かれ報われる。懸命に生きる自分を見守ってくれる人が必ずいる。悩んでいたことがあれば、解決するかもしくはベストな方法をとれるようなシステムになっています。中にはいわゆる敵や悪役が改心し主人公たちと手を取り合ったり、ほどよい距離を取って終えるというすごいエンディングを迎えるものもあります。

ここで「そんな綺麗ごとだらけなんて」と感じるでしょう。しかし思い出してほしいのは、子ども向け番組を作っている人の多くは大人だということです(出演者の中にはいわゆる子どももいますが)。

様々な現実・事実を見て年を重ねてきた人たちが、そんな理想や夢のようなことを作り続けていくということ。そこには、大人の心にもグッとくるメッセージを込めているのです。

私自身はある番組を見続けて「相手を尊重し、かかわりあうことの大切さ」を見出し、番組が終わってしばらく経つ今でもこのことを忘れないようにと心がけている日々を送っています。

 

・扱っている言葉や台詞が優しい

これが一番おすすめしたい重要ポイントです。
とにかくこの手の番組は登場人物たちの放つ言葉は優しい。あたたかい。言葉自体は難しいことを言ってないこともあるのですが、何より暴言・相手を否定する言葉がほとんどないようにしているのです。

現実はとても残酷なものです。

「どうしてこんなこともできないんだ」
「他の人と同じようにできるようにしろ」
「気持ち悪い」

現実で苦しみを感じるときというと、このようなことを言われたり、それに近い扱いを受けたりすることがあるのではないでしょうか。刺激という名の罵詈雑言まみれでくたくたな中で、子ども番組はとてもあたたかい言霊を発してくれるのです。

「すごいね!」
「ありがとう、あなたのおかげで助かった」
「大好き」

このようなあたたかい言葉が毎週出てくる世界。そこに私が惚れるのは時間の問題でした。

 

試聴していく上での注意点

ただしこのようなコンテンツに触れるにあたり気を付けなければならないことが2つあります。

・放送されている時間

子ども向け番組の多くは放送されている時間が限られており、だいたい休日の朝か平日でも17時・18時台あたりであることが多いです。特に長時間仕事をしている人はリアルタイムで見ることがなかなか大変ですね。まあドハマりすれば録画したものを見てでも追いかけたりするのですが。

・関連イベントへの参加

子ども向け番組の多くは、ステージイベントをやっていたりします。代表的なのだと、ヒーローショーですね。後は歌を提供している人たちによるライブもありますね。

当然ながらメインターゲットは子どもです。興味をもって参加する分にはいいのですが、たくさんの子どもたちが会場にいる場合、「大人特有のノリで参加」することは極力控えたほうがいいのです。

理由は簡単。大人はだいたい子どもより体が大きくてよく動くので、応援の仕方を間違えると迷惑・危険行為になりかねないからです。たとえば腕を大きく高く振り上げたために、後ろに座っている子どもがよく見えない、近くにいる子どもにぶつかってしまうといったところでしょうか。もし子どもがいる会場へ見に行くのであれば、極力見守る姿勢でいき手拍子するくらいが丁度良かったりします(もちろんこれはショーの内容によってルールやマナーは異なりますし、大人だけが参加するのならまた話は変わります)

 

気が付けば長年子ども向け番組を見続けているような生活となりましたが、回を重ねるごとにこのコンテンツたちは新しいことに挑戦する姿勢が見えており大人も負けてられないなと、背中を押してくれるような気持ちになります。

もし視聴できるような環境でしたら、ぜひ観てみてください。


【投稿者】
えん あきら さん

【プロフィール】
男児歴10年女児歴5年近くやっている豆腐メンタルの一般人
Twitter:@en_akira


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2 件のコメント

  1. 砂糖 返信

    私も、家に誰もいない時に某教育番組を見ながら踊ります!

    大人だし恥ずかしいけれど、メンタル弱ってる時には効くんですよね…

    なんでこんなに見ちゃうのか分からなかったんですが、記事を読んでいて、ああ、なるほどな、と思いました。

    自分だけじゃないって分かって、少し心強いです。
    ありがとうございます

    • こん 返信

      私は夕方の教育番組群をよく見ます。視聴の一番の理由はストレスがないという点で、特に悪意を感じない所なんか素晴らしいなと思います。

      それに踊りや歌、演技への姿勢に胸を打つものがあり、励まされます。

      今まで少し恥ずかしい気持ちがあったのですが、同じように元気をもらっている方がいて嬉しく思います。

      ありがとうございます!

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