父に首を絞められ死を覚悟した記憶 「普通の家族」を夢見ていた私の思い出

コラム あーたろ

こんにちは。あーたろと申します。

家族、誰にでも1度は居た事のある存在だと思います。今回はそんな家族というものの話です。

「普通の家族」って何でしょうかね?核家族?両親がいて自分がいて、もしかしたら兄弟や姉妹がいたりひとりっ子だったり。三世帯家族の所もあるかもしれませんね。もう、この時点でバラバラです。「普通の家族」なんて一見どこにでもありそうで、なかなか思い浮かびません。そもそも普通という言葉自体が曖昧で主観的なものでしかないのかもしれません。

それでも私は幼い頃、「普通の家族」というものを求めていました。何故かは分かりません。求め、探し、「普通の家族って人それぞれなんじゃないか」という結論に至ったのは小学生の頃でした。

私の家族構成は今は祖母と母、父、叔父、東京へ行っている弟と私です。数年前には祖父もいましたが、今はもう亡くなりました。叔父は私が幼い頃から一緒に住んでおり、1度結婚をして離婚。今は戻ってきて、また私の家に住んでいます。

 

私のなかで、父は怖くて仕方がない存在でした。

父に抱っこされた記憶はありません。代わりに邪魔な時に米俵のように担がれて移動させられたのをよく覚えています。遊び相手をしてもらった記憶も勿論ありません。説教や喧嘩をする度に暴力を振るわれ、痛い思いをするのが常でした。それに加え、私と父は相性が悪いのかすぐに説教や喧嘩になっていました。当時、母は私と父が二人きりでいると5分も経たず言い合いからの暴力になると心配していました。ちなみに、弟が父に暴力を振るわれたところは見たことがありません。

そんな父について、母はよく私に「お父さんは不器用な人だから愛情を伝える方法を知らないだけで、貴方のことを愛してるのよ」と言われていました。

私は、母の言葉を信じ、心の中で「本当はお父さんも私を愛してくれてるんだ」と無理やり自分に言い聞かせるように思っていました。血で繋がられた情ほど面倒なものはないという言葉を聞いたことがあります。私は、時折それを実感します。

そして、私にはどうしても忘れられない記憶があります。

それは私が高校生の時の事です。私はソファーの足置き場に座っていました。それを見た父は「そこは座る場所ではない。足を置く場所だ」と怒りました。父の言ったことは正しいです。ですが、私は非を認めることが出来ませんでした。そんな私に対して、父は私の首を両手で絞めました

正直言って、死を覚悟しました。その前から希死念慮のあった私は「あぁ、やっとこれで死ねるんだ」とそんな風に思いました。

今ではメンタルに余裕があれば、冗談のように「父に首締められたことあるよー」なんて笑いながら言うことも出来ます。ですが、たまに思い出すのです。鮮明に首を絞められたあの時のことを。忘れたくても忘れることはできません。何故あの時殺してくれなかったんだ、と思う時もあれば、何故あの時私の命を奪うかもしれない行為をしたんだ、と思う時もあります。

私が、溜めに溜め込んだメンタルの負の感情を大爆発させた時に、父にそのことを言ったことがあります。「やった方は忘れてるかも知れないが、父親に首を絞められたことなんて忘れられないんだよ」と。

その時の父の反応は「そんなのただの妄想だろ」の一言だけでした。

鮮明に頭の中に残るこの記憶は妄想なんでしょうか?妄想ならば何故ここまで鮮明に覚えているのでしょうか?何故、思い出して辛く涙を流さなければいけないのでしょうか?妄想ではない、と普段は自信を持って言えます。心から思っております。ですが、たまに私の記憶がおかしいのかと苦しくなります。

また、私は家では「常に何も出来ない、趣味も訳が分からない変な子」とされてました。祖母にはよく人格を否定されるようなことを言われてきました。本人は無意識で、悪気なんてこれっぽちもないのでしょうが。

 

そんな家族の中で私は暮らしてきました。

私の友人や幼馴染みには片親の子もいます。今となっては会うことのない従兄弟やはとこには、親に捨てられるような事をされた子もいます。私の従兄弟であるAくんの両親は離婚しました。Aくんは母親と母親の新しい恋人らしき人と暮らしていましたが、その恋人に振られて心を乱した母親が他に男を作り、逃げるように1人で家を出ていかれたのです。

そんなことを考えると、両親がいて、祖母ともそれなりに仲良く暮らしている私は幸せなほうかもしれません。それでも辛いものは辛いです。

父とはちゃんと親子になろうと互いに歩み寄り始めてきていますが、それでも上記の件だけはどうしても許せません。多分、一生許さないと思います。

皆さんも「周りと比べればマシ、幸せ」なんてことはあるかもしれません。それでも辛いは辛いし、許せないことは許せないことです。その気持ちを否定する必要も理由もありません。

貴方の心は貴方の心です。辛いものは辛いです。許せないものは許せない。それでいいのではないかと思いす。人と比べる必要もありません。もし、自分の気持ちに素直になれない方がいましたら、どうか気持ちを受け入れれるようになって欲しいと願っております。

長文、乱文になりましたがお読みいただきありがとうございます。

 


【投稿者】
あーたろ さん

【プロフィール】
メンヘラ.JPや周りの人に助けられながらなんとか生きてるオタク
Twitter:@artaro3
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