メンタルの安定に「5分間テレビ体操」がオススメ




あなたは、「運動をしないから精神を病んだりなんかするんだ」と言われた経験はないだろうか。わたしはそれに近い言葉を何度も言われたことがある。

高校時代にお世話になっていた臨時の体育教師は「わたし体育教師のくせに、中身が体育会系じゃないんだよね〜。すぐ落ち込むし〜」と言っていた。“運動しなければメンヘラにならない”は間違いだと思う。

何よりわたしは運動が嫌いだ。「運動をしないから精神を病む」などという脳筋的な発想も苦手だ。

しかし、少しの運動が若干メンタルを整えることはあると思う。ということで今回は、わたしがほぼ毎日やっている「テレビ体操(みんなの体操)」についてご紹介したい。

 

テレビ体操はNHKで1日3回放送される5分番組

テレビ体操(みんなの体操)」はNHK総合・Eテレで平日1日3回放送される5分間(早朝枠のみ10分間)番組である。

時間は6:25〜6:35(Eテレ)/9:55〜10:00(総合)/14:55〜15:00(総合)の3パターン。ちなみに土日は早朝枠のみの放送となる。

体操のジャンルは時間帯によって変わる。

●6:25枠…みんなの体操・ラジオ体操第1/第2・オリジナル体操のうちどれかが2種類行われる。

●9:55枠…毎日同じ「みんなの体操」。毎日同じ事をやるので、体操が覚えやすい。

●14:55枠…早朝枠で行われる体操のうちいずれか1種類が毎日ローテーションで行われる。

(※国会中継などで放送が中止になる事もある)

わたしは在宅で仕事をしている引きこもりフリーランスなので、たまに散歩に出る以外はほとんど体を動かさない。また、運動と脳筋的発想を持つ人が苦手な為に、定期的な運動も全くしない。

このままではあまりにも筋肉が衰えてしまうのではと思い、最初は「5分くらいならやってみるか」という軽い気持ちでテレビ体操を始めた。

しかしこれが思いのほか良くて、今では9:55と14:55に合わせてアラームをセットするほどにハマってしまったのである。

 

体操には立位ver.と座位ver.がある

高齢の視聴者が多いと言われるNHKだけあって、テレビ体操は基本的に「高齢者でもできるような体操」というレベルで設定されている。体操をするモデルは立位Ver.と座位ver.に分かれており、足腰が弱い方は座位ver.をやりましょうね、という仕組みだ。

しかし甘く見てはいけない。わたしは初めてこのテレビ体操(立位ver.)をやった時に、あまりの体の動かなさに愕然とした。

さらに、たった5分間の体操なのに思いっきり息切れをしてしまったのも悔しかった。立位ver.は正直、初心者にも高齢者にも相当つらいと思う。

いきなり心が折れたりしない為に、体力に自信のない方にはまず座位ver.をおすすめしたい。わたしは負けず嫌いなので最初から今までずっと立位ver.しかやった事がないが、おそらく座位ver.の方が気軽に体操できるはずだ。

 

「無理をしないで」という趣旨の声かけがすごくいい

最初は体のために始めたテレビ体操だったが、徐々に「これはメンタルにもいいのでは?」と思い始めた。講師の声かけが、常に「無理をしないで」「気持ち良くやりましょう」という趣旨なのだ。

うつ病にさえも「甘え」などと言われる現代社会で、ただ健康のために体操をやっているだけなのに「無理のないように」「自分の気持ちを大事に」などこちらを気遣った言葉をかけてもらえる。

番組の冒頭で「立つ運動がつらい方は、無理せず座って運動しましょう」という旨の声かけをされる事もある。優しい。

たまに「背中、丸くなっていませんか?」という辛辣な言葉がぶつけられることもあるが、これも「悪い姿勢だと余計に体を痛めますよ」という思いやりの心から来ているに違いない。多分。

テレビ体操は教えてくれているのだ。「無理をせず頑張りすぎず、時には自分の気持ち良さだけを追求して過ごしたっていいんですよ…」と。(後半はわたしの妄想です)

 

やりたくない時はやらなくていい

普段動かさない筋肉を動かし、普段かけられない優しい言葉を頂いても、どうしてもメンタルが不調になる時は来る。しかしテレビ体操は学校でもおけいこ教室でもない。

自分がやりたくてやっている事なのだから、やりたくない時はやらなくていいのである。

それをきっかけに、何日もやらなくなってしまうかも知れない。「続かなかった…」と自分を責めてしまうかも知れない。

そんな時は「今日はやらない! だってやりたくないんだもの!」と胸を張って言おう。(別に声に出さなくてもいいが、声を出した方がより一層開き直れる)

「何でわたしはできないんだ…やらないんだ…」と自分を責めるより、「やりたくないからしゃーない!」と開き直った方が意外と立ち直りが早い。わたしは今までその方法で何度か立ち直った。

そして今日もテレビ体操を続けている。

 

家族の前でやりたくない場合はパソコンをTVにしよう

我が家はそもそも母がこの「テレビ体操」を毎日やっているので、家族がこれについてバカにしてくる事はない。

しかし時々、猛烈に家族に会いたくない日もある。これを読んでいる方の中にも、「テレビが自室にない」「家族の前でテレビ体操をするのは恥ずかしい」というお悩みを抱えている人がいるだろう。

そういう時のために、わたしは自室のMacでテレビが見られるようにしている。

ちなみにわたしはMac専用地デジ対応USBタイプTVキャプチャーとF型ネジ固定式アンテナケーブル(3m)を購入した。この2つと自室にTV回線が通っていれば、MacがTV機能を持つことができる。

Windowsの方はどうやってやるのかよく分からないが、基本的に世の中はMacよりWindowsに優しいので、ちょっと検索すればすぐ出てくるだろう。

 

テレビなんか嫌いという方はラジオやPDFがある

実はわたしはテレビが嫌いである。今は実家暮らしだが、一人暮らしの時はまったくテレビを見ず、周りの人が何を言っているのか全く分からない状況に何度か陥った事がある。

パソコンをテレビにする方法がわかっても、テレビ体操のためだけに高いTVキャプチャーを購入するのは馬鹿げていると思うだろう。かつてのわたしならば絶対にそう思う。

そんな時はラジオである。そもそもラジオ体操とは、ラジオから流れるからラジオ体操だったのだ。

ラジオ放送は第1で6:30〜6:40(毎日)、第2で8:40〜8:50/12:00〜12:10/15:00〜15:10(日曜除く)の4回放送されているようだ。

また、ラジオはたまに聴くと意外と面白い(わたしは飲食店時代、仕込みと営業時間でほぼ毎日ラジオを聴いていた。福山雅治氏のラジオが好きだった)。体操以外の番組も、時には気分転換に聴いてみるといいだろう。

ラジオを聴くのも面倒だという方には、公式サイトで配布されている「ラジオ体操」の図解PDF、「みんなの体操」の図解PDFをおすすめしたい。

「ついったーでもいっしょにとれーにんぐ」などをフォローしている方なら、図解だけで充分に体操ができるだろう。

ちなみにNHKテレビ・ラジオ体操の公式サイトはこちらである。

 

運動しなくても幸せになれるが、少しやるくらいならバチは当たらない

わたしは「運動をしないからメンヘラになる」とは思わない。

気になる場合は、まずやってみること。やってみて、自分に合わないと思えばやめればいい。ただそれだけのこと。

個人的にはまず「新しい事にチャレンジする」っていうのでひとつ自信がつくし、毎日続けることができたら「継続できている」ということでもうひとつ自信がつくと思う。

自分になかなか自信が持てない引きこもりがちのメンヘラに、おすすめのライフハックでした。
ごきげんよう、さようなら。

 


【投稿者】
巴 さん

【プロフィール】
境界性人格障害歴20年くらい。
悩みながらのんびり生きてます。

・Twitter : @palicosp
・Blog : ぱりことば。

 


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