結婚したら精神が安定した 私を支えてくれるパートナーの話




簡単な自己紹介をします。

幼少期から死にたい癖があったものの、タイミングを逸してアラサーになる。10年ちょっと精神科に通い、全般性不安障害などの治療を受ける。去年結婚してからは、わりと普通に見える生活を送り、落ち着いている日が多い。

 

反抗期がなかった子供時代

うちの親は「死にたい」に寄り添えない人たちだと子供ながらに分かっていたのか、私は親に「死にたい」を一度も言わなかった。
いろいろ読んでみて分かったのが、メンヘラは、最後の砦のつもりで頼る相手にこそ「死にたい」とメッセージを発することができるのだろう。そのくらい信頼してる人に。

どうして親に頼れないと思ったのか。
それは親が自分と違う弱い人をいつも批判したり、悪く言っていたから。だから私のことも理解しないだろうと思った。

「自分が理解できないからといって、それが存在していないということにはならない」
これは最近の私のテーマ。

こんなことで傷つくなんて、理解できない。=だから、そんなことで傷つくわけない。
そんなふうに思うなんて、理解できない。=だから、そんなふうに思うわけない。

…というのが、親の考えだった。少なくとも、私にはそう見えた。

けっこうエリートで生きてきた、真面目な人はこういうふうに思ってることが多いから、メンヘラは関わると苦痛かも。

 

大人になってからの反抗期

反抗期なしで大人になったことには、けっこう弊害があった。親が私をコピーか分身か…自分の思い通りに生きてくれる良い子と思い込んでしまった。

大人になってから、私はふと友達がいないことに気づいた。腹を割って話したい相手がいなかった。辛いときに頼りたい相手がいなかった。

言いたいことを言えない家で、いっぱいいっぱいだった私は29歳にして反抗期になった(笑)
家に帰らないとか、親を睨み付けて自室に入るというのを初めてやった。私は「自分」というアカウントの設定中だったのだ。

一年間そんなことをして、「自分」アカウントを設定し、それで色々生活してみた。
私には友達ができて、友達を通してまともな男性と知り合った。その男性と付き合った次の月にプロポーズされ、それから3か月後に入籍した。

夫には支えられている。この人は寄り添える人だ。
この人と知り合って、初めて「寂しい」「好きだ」「かまって」「そばにいたい」という感情を表に出して良いんだと知った。夫がそういうことを普通に発信して来る人だったのだ。

結婚してからも「死にたい」があったから、私はそれを言うわけだが、そうすると彼は「やだ!」と言って、しばしガッシリ私を拘束し、それから、

「お散歩に行こうか。川沿い。ウシガエル鳴いてるよ?」
「ちょっとスタバに行こうか。イケメンいるかも」
「じゃ、Wiiフィットやる?」

などなど、鬱陶しく色々提案してくる。

時々わざと怒らせてきて、私が押し込めた感情を表にポーンと出せるようにしてくれる。そうしたあとは泣けてきて、泣いたあとはスッキリして、眠ってしまうのだ。

 

パートナーについて

『何でも言って良いと思わせるヘタレっぷり』

ある面で夫はヘタレである。
中学生の頃は学校に行かず映画館に通っていたらしい。もちろん勉強はテキトー。だから受験は落ちてたり。現在でも、私が家事をしていてもスマホで漫画を読んでいることもある。出掛けるときはいつも、時間ギリギリ行動で、家を出る3分前に髪がまだボサボサだったり、車に乗りながら髭を剃ったりしている。

こういうヘタレっぷりは、自尊心のないメンヘラからすると安心するのだ。もし上から目線に何か言われても「お前が何言ってんだよ」と言い返せるヘタレ具合が心地よいのだ。

『下の世話も平気』

何回かオーバードーズで意識がもうろうとしている中で、風呂に入れないので体を拭いてもらったり、トイレに連れて行ってもらったりした。
私が朦朧としている中でアンダーヘアを整えたいと言ったらしく、剃ってくれたこともあった…(笑)そういうのを平気でやれるのが、助かった。

『起きている出来事をありのままに受け入れる』

夫と決めた家訓が「なんくるないさー」。
彼は何でも真面目に重く受け止めがちな私をなだめ、ありのままの重要度で受け止められるようにしてくれる。流産したこともあったが、それをすべて自分のせいと思わないよう、助けてくれた。そのおかけで、流産処置の翌月には仕事に復帰できた。

 

今までをまとめて。

いまでも浮き沈みがあるが、何とか生活できているのは、夫と知り合ったからのような気がする。
私にあらゆる馬鹿馬鹿しいことを教えてくれた。今まで「馬鹿馬鹿しい」と触りもしなかったいろんなことに、こんなに面白いことが隠れているとは知らなかった。その面白いことが、「死にたい」をやりすごす助けになるのだ。

また明日には死にたくなってるかもしれないけど、そしたらまた、夫にはそれを言おうと思う。

追伸 散々『ヘタレ』と言いましたが、ちゃんと働く優しい夫です。

 


【投稿者】
よこがお。 さん

【プロフィール】
31歳。女性。既婚。パート。今は薬がいりませんが、不眠症や不安障害の治療をしていました。


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2 件のコメント

  1. みー 返信

    はじめまして。
    わたしも反抗期がありませんでした。高校に入って年上の彼氏ができてからはあまり家に帰らなくなりました。成人を少し過ぎた程度ですが、今もほとんどパートナーの家にいます。親に弱音は言えません。その代わり、わたしも、メンヘラ部分をさらけ出しても将来を考えてくれるパートナーができたので彼に生きたくないと駄々をこねたり弱音を吐きまくっています。
    勝手にですがすごく共感してしまい、これでいいんだ、と思わせていただきました。ありがとうございました。
    長文失礼しました。

  2. さくらん 返信

    読んでいて、私のことかと思いました。同じく反抗期はなし。一応働いていますが、上昇志向と自分の現実の乖離に苦しみ、30代までに死にたいと願う毎日です。
    私も夫に弱音、我儘、希死念慮等吐きまくってますが、楽になるどころか年々ひどくなるばかりです…夫は優しくていい人ですが、かえって劣等感をくすぐられます。
    自分語り申し訳ありませんでした。同じような方が強く生きていらっしゃることに少し嬉しくなりました。
    ありがとうございました。

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