職場でカミングアウトして気づいた、症状を正しく伝えることの大切さ

体験談 西口 カミングアウト

こんにちは、西口です。

メンヘラを職場でカミングアウトしている皆様、職場でどう過ごされていますか?

私もカミングアウトする機会があったのですが、その時のことをお話させて頂きます。

 

私が勤めていた会社は社員数3人の小さな会社でした。

メンヘラをカミングアウトするつもりはなかったのですが、ある日「病院に行く」と行って早退したところ、先輩社員に「大丈夫?なんの病気?」とものすごく心配され、とにかくウソが下手な私は「以前の仕事の人間関係で精神を少々病んでいるので、その病院です」とバカ正直に伝えました。今思えば歯医者とか当たり障りのないことを言っておけば良かったと思います。

その日から、先輩から私に対する気遣いが始まりました。

打ち合わせで客先に同行する際は必ず「大丈夫?もし辛かったら無理に同行しなくてもいいからね」と聞いてくれたり、社内での仕事中も「辛かったら休憩に外行ってきてもいいよ」と言ってくれたり、お菓子をくれたりしました。多い時には二時間に一回くらい。

先輩が精神を病んでいた私を気遣っていてくれたのはとても伝わってきました。ですが、その気遣いが逆に私には負担になりました。

毎回「大丈夫です」と答えていたのですが、それでも心配されていたようで、最終的には何故か「イングラムって何?」と仕事とは一切関係ない、当時流行っていたゲームの説明を求められました。4時間くらいかけて説明しました。もちろん仕事中です。恐らく先輩は、私が以前の職場と同じように精神を病まないよう、気遣ってくれたのでしょう。

しかし元々メンタルの弱い私は「私のせいで人に気を遣わせてしまっている」という事実が大変ストレスになりました。

好意でして頂いてることに「気を遣わないでほしい」とも言えずそのまま働き続けましたが、仕事をしていると脳が揺さぶられる感覚がある、視界が歪む等の新たな症状が出始めました。お医者様曰く、体に異常は見られなかったのでストレスだろうとのことです。

働きやすいよう気を遣って頂いたのに、病状が悪化しました。しかしそれも言い出せず、働き続けました。結局業績の悪化により三ヶ月でクビになり、その途端症状は無くなりました。

気遣いをしてくれた先輩は、もちろん悪くありません。
ただ、「自分の症状を正しく伝える」ということの大切さを学んだ体験となりました。

 


【投稿者】
西口 さん

【プロフィール】
フリーライター。うつ歴10年以上。


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