コミュ障を克服するには? 会話に必要な3つのコツ




こんにちは、綿箆マナと申します。

突然ですが、僕はコミュニケーション、お話が苦手です。メンヘラ.JPの読者の方々のなかにも、コミュニケーションや会話に苦手意識を持っている人がいるのではないでしょうか。そして、それが生きづらさの原因になったりしてはいないでしょうか。かくいう僕も(当然?)そのクチです。コミュニケーションに何度も失敗し、おかげでさまざまな問題を抱え込みました。

しかし、試行錯誤するうちに、コミュニケーションにはコツやポイントがあるのではないかという考えに至りました。会話が得意な人たちが無意識に実施していて、なおかつ僕が出来ていない技術があるはずだ。それを押さえれば、会話ももう少し楽にこなせるのではないか。そう思い、コミュニケーションのコツを探すことにしました。

かくして日常会話を見直すと、いくつかのポイントが見えてきました。

というわけで、僕が今まで見つけたコミュニケーションに関するライフハック、コツを以下にまとめてみました。お話が苦手な人など、誰かの役に立ってもらえれば幸いです。

あくまでも僕の経験則に基づいた主張ではありますが、便宜上、断定口調になっていることをご容赦ください。気軽な気持ちでお付き合いいただき、参考にしてください。

また、感想や意見があればコメントしてもらえると嬉しいです。長文ですが、よろしくお願いします。

 

コミュニケーションの前提

コツのまえの前提として、コミュニケーションとはお互いが心地よくなるためのモノです。そして、それを達成するためには何より相手の気持ちを考えることが大事です。

お互いの心地よさという目標に向けて、自分ができることは相手を心地よくすることだけです。逆に、自分の心地よさを生み出すのは相手の仕事です。基本的に自分がすることはありません。

コミュニケーションの目標:お互いの心地よさ

自分の心地よさ(相手の仕事)
相手の心地よさ(自分の仕事)

→目標を達成するのに自分ができるのは、相手の心地よさを生むことのみ

つまり、円滑なコミュニケーションのために自分がすべきなのは、まず相手の気持ちを優先すること、相手の話を聞くことです。自分が喋り続けることではないのです(相手を楽しませられるならまた別)。積極的に相手の話を引き出しましょう。また、自分が喋る際にも相手の気持ちを考慮しましょう。相手が心地よくなれば、自分の仕事は達成できたも同然です。相手もこちらの話を聞いてくれるでしょう。

コミュニケーションで大事なのは、相手の心地よさを作り出すことです。大きな方針として、これを刻み込みましょう。

 

2つのフィルターと1つのフィードバック

さて、いよいよ具体的なコツに話を移します。

大切なポイントが、大きく分けて3つあります。それは、2つのフィルターと1つのフィードバックです。以下に示します。

・自分の言動出力フィルター
・相手の言動入力フィルター
・自分の言動フィードバック

自分の言動出力フィルターは、言動を表に出す前に「これで大丈夫か?」とチェックするフィルターです。相手を不快にさせないために、不必要な言動をこれでカットしたり、必要な言葉をつけ足したりします。

相手の言動入力フィルターは、他人の言動の受け取り方についてのフィルターです。相手の言動は、次の自分の言動の指標になります。相手の言動や態度に注目することは重要です。そのための具体的な方法が相手の言動入力フィルターです。

自分の言動フィードバックは、自分を客観的に見つめるための方法です。自分ではそういうつもりはなくても、いつの間にか失礼な発言や態度をしていることがあります。それに早めに気づいて改善するために、ふとしたときに自分を見つめなおしてみましょう。

今から3つのポイントについて、もっと具体的な項目を挙げて説明してきます。

 

自分の言動出力フィルター

・ありがとうごめんなさいフィルター

ある意味、最も重要で、最も当たり前のフィルターです。相手との会話のスタート地点において、「ありがとう」か「ごめんなさい」を言うべき状況ではないのかと考えましょう。必要ならきちんと感謝や謝罪をしましょう。

ミスしたあとなど、パニックに陥るとつい自己防衛に走ってしまいます。結果、自分のために動いてくれた人への感謝や謝罪を忘れがちです。起こってしまった事態に対して自分の正当性を主張するよりも、まず礼儀として感謝や謝罪をするべきです。

なにかをしてもらったときや迷惑をかけたときは、まず「ありがとう」や「ごめんなさい」を言いましょう。また、その時でなくとも、前に相手にお世話になっていた場合も感謝が必要です。

ただ、注意しないといけないのは、「ありがとう」と「ごめんなさい」のどちらが適切なのかを考えて発言しないといけない点です。相手が謝罪を求めていたのに、こちらが感謝しても向こうには一切響きません。

会話の際には、まずは「ありがとう」「ごめんなさい」が必要でないか考えましょう。

 

・相手の視点フィルター

自分の発言を相手がどう思うか考えてから発言しましょう。自分にとっては何気ない発言でも、相手を傷つけたり不快にしていたりすることがあります。

たとえば、家庭の経済状況で大学進学できなかった人の前で、大学で遊び呆けている旨の発言はするべきでないでしょう。発言だけでなく、行動でも同様です。

一度、相手の視点に立って、自分の発言や行動を審議してから実行に移しましょう。相手の立場に立ってものを考えるのは非常に重要です。

 

・自分語りカットフィルター

いわゆる「喋るコミュ障」にオススメのフィルターです。喋ろうとすることが、自分語り(聞かれてもないのに自分のことを自慢げに喋る)になっていないか、チェックしましょう。

自分語りは、本人は気持ちいいです。しかし会話においては、周りからすると聞きたくないことを聞かされて、それに反応しないといけないなど、いい迷惑です。

「俺、地元だと割と進学校扱いされてる高校を出たんだけど……」

面白ければよいですが、半分自慢のような話を聞かされても大抵はまったく楽しくないです。自分が喋ろうとする内容が相手にとって聞く価値のあるものか、考えましょう。そうでなければ、聞いてもらいたい気持ちをグッと我慢して喋らずにいましょう。

どうしても自分の話をしたければ、「ちょっと聞いてもらってもいい?」など相手に断りを入れましょう。話を聞いてくれる相手への感謝を忘れずに。自分の心地よさにかまけて相手につまらない話ばかり聞かせてないか、注意しましょう。

 

・マウンティングカットフィルター

マウンティングとは、相手に対して自分の優位を示すための言動です。

「○○さんはバリバリ働いてて羨ましいです。私は結婚で仕事やめたから憧れちゃうなぁ」
「昨日同期でオールしてマジ眠い、しかもこれからバイト先の飲み会なんだよね、マジありえなくね?」

こういう一見自慢に見えない言葉も、相手によっては「(あなたと違って)ちゃんと結婚している私」「(お前より)学生生活をエンジョイしている俺」という自慢に成り得ますし、自慢になっている場合はマウンティングです。相手に自分の優位を押しつけています。マウンティングの悪いところは本人にその自覚がないところです。無意識のうちにマウンティングを行ってしまうことがあります。

当然、マウンティングされた相手は不快になります。「私のほうがお前より上だ」と言われるようなものなので。相手も仕返しにマウンティングしてきて、マウンティング合戦になるかもしれません。少なくとも、互いに心地よくなるというコミュニケーション本来の目的は達せません。

自分の言動がマウンティングにならないか、チェックしましょう。無意識にマウンティングしそうになっていたら、これも我慢しましょう。ついついやってはしまいますが、なるべく控えるようにしましょう。

 

・エゴカットフィルター

自分の言動の裏に潜んでいるエゴ(自分本位の感情)をチェックするフィルターです。よかれと思ったことが空回りして、相手の反応が悪かった。周りのプラスになると考えたうえでの行動が、空気の読めてない迷惑行為だった。これは、相手への思いやりに隠れて、自分本位の感情が行動の裏に潜んでいるために起こります。

まず、自分勝手な感情で行動が決定されます。つぎに、自分へのごまかしとして相手への思いやりがメッキされます。そうすると、自分では、行動のもとになったエゴに気づけません。さらに、他人のことも実際は考えていないので、相手からしたら迷惑な行為を、あなたのためと言って行ってしまうのです。これを防ぐのが、エゴカットフィルターです。

分かりにくいので、いくつか例を出します。

部活や会社の後輩などに、よかれと思いそのコミュニティで生活するためのコツを懇々と説き続ける。言っている本人は相手に役立つと思って教えている。しかし、後輩からしたら、知りたくもないことを聞かされて迷惑である。後輩のため、というのは自分のなかで偽装されたメッキです。実際は、「感謝してもらいたい」とか「話を聞かせたい」というエゴが根底にあります。言っている本人は、そのエゴに気づいていません。

他には、成人した息子や娘の選択に対して度々口を出す母親なども、隠されたエゴによる空回り例だと言えます。「こどものため」のというメッキの下には、「いつまでも親の立場を捨てたくない」というエゴが隠されています。

自分の好意が本当に相手のためになるのだろうか。好意の押し付けになっていないか。好意を断らせることで相手に無駄な負担を強いてないか。このような考え方でエゴカットフィルターを運用し、無駄な空回りをしないようにしましょう。

また、正論であっても、周りの人の気持ちを考えると発言しないほうがよいことが多々あります。たとえば、自分より立場が上の人が世間一般的には間違ったことを言っていても、それを批難せず頷いていたほうがコミュニケーションは円滑に進みます。常に自分の発言が相手をどういう気持ちにさせるか考えましょう。

しようとしている行動が、本当に相手のためになるか、自分本位の感情が隠れているのではないか、気をつけましょう。

 

相手の言動入力フィルター

・相手の言動の意味フィルター

特に日本では、言動にいつもいつでも人の本当の意思が出てくる訳ではありません。相手への気づかいや恥ずかしさがその原因です。言いたいことをオブラートに包んだり、遠慮して言わなかったりするのです。それを考慮して、「この人、本当はどうしてほしいのだろう?」と相手の意思を汲み取って行動しましょう。

たとえば、デートを誘った女の子が「その日の周辺で旅行なんだ。だから行けないかな、ごめんね」と返事してきたとしましょう。本当に旅行かもしれませんが、基本的には「あなたとデートしたくない」が本当の意思です。オブラートに包んだ言い方が、上記のそれなのです。「それじゃあ、別の日なら行ける?」と返してしまうと余計に好感度は下がるばかりです。素直に引き下がりましょう。大体、向こうもデートに興味があれば、「この日なら空いてるけど、どうかな?」と言ってくるでしょう。

他にも、自分がされた質問を相手に返す技術があります。

「休日は何をされていましたか?」と質問されたら、それに返答したあとに「あなたは何をされました?」と同じ質問をしてみましょう。相手は休日の自分について話したいので、あなたにその話を振ってきたのかもしれません。

正直、このフィルターは経験が大いに影響します。しかし、相手に注目し、相手の言動の本当の意味を汲み取ろうという姿勢は、大いに役立つでしょう。

 

・相手がどういう反応を欲しているかフィルター

相手がどういうリアクションを欲しがっているかを考えるフィルターです。そのリアクションを実行に移しましょう。

大雑把に言えば、共感のリアクションができればよいのです。向こうが苦労話をしていれば「それは大変だね」、自慢話をしていれば「それはすごい」と話に乗ってみましょう。

応用編として、相手が自虐風自慢をしてきたときはその自虐に乗りましょう。「昨日、飲み会でまた飲みすぎちゃって、今日すごい気持ち悪い……。先週も3回飲み会行っちゃってさ、呼ばれたから仕方ないんだけど」に対して、「それは大変だね」という共感は相手の求めていた反応ではない場合があります。その場合は「それは飲みすぎでしょ(笑)どれだけ飲むの(笑)」と冗談っぽく非難するような反応を求めている可能性があります。

これも相手との距離感や経験が影響する技術ではありますが、話を聞きながら相手が求めているリアクションを考えてみましょう。

 

・相手が何を話したいかフィルター

これは言動入力フィルターというより、情報入力フィルターです。相手の最近の状況などを鑑みて、相手が話したがっている話題を提供しましょう。

たとえば、忙しい部署に異動になった友人には「やっぱり〇〇って忙しいの?」という質問や、最近恋人ができた友人には「彼氏できたらしいじゃん、どんな感じなの?」という質問など、相手が言いたいことがありそうな話題について質問しましょう。分からなければ、最悪「最近どう?」という幅の広い質問でも構いませんが、なるべく相手が喋りやすそうな話題を提供しましょう。

相手が「ありえないくらい忙しい。この前も日にち変わってから会社出たよ……」と話に乗ってきたら、「うわ、かなりしんどいね……」と共感したうえで、「部署みんな遅くまで働いてるの?」などと話題を膨らませられると、さらによいです。

相手が喋りたい、喋りやすそうな話題を考えて、積極的に相手に話してもらう場を提供しましょう。

 

・相手のレスポンスフィルター

非常に単純なフィルターです。自分が何かしたり喋ったりしたあとに相手の反応を確認しましょう。

面白そうにしてくれていれば、その話題を続ければよいです。つまらなさそうにしていれば、相手に喋ってもらったり話題を変えたりしましょう。もし怒っているようであれば、原因を考えて謝るか自重しましょう。

相手の反応を伺うと書くと人聞きが悪いですが、相手を一切無視して行う会話より、気遣った会話のほうがよいに決まっています。コミュニケーションは互いに心地よくなるものなので、相手への配慮がなければ成立しません。

自分の言動に対して、相手がどうリアクションしているかに注目しましょう。

 

自分の言動フィードバック

・自分の言葉フィードバック

自分が発した言葉を反芻しましょう。相手の態度に出していないだけで、自分の言葉が相手を傷つけていたり、場にそぐわなかったりしているかもしれません。それをチェックしましょう。

そうであったら、TPOを踏まえて、謝罪できるようなら謝罪しましょう。謝罪することが余計状況を悪化させるようなら自重しましょう。謝罪も、“許しを得るためにする謝罪”では意味がありません。さらに相手を不快にするだけです。申し訳ないという気持ちをきちんと伝えましょう。

注意してもらいたいのは、自分が不適切な発言をしたと気づいた際に、反省は必要でも過剰な自己嫌悪は不必要だということです。良好な会話に失敗しても、次は頑張ろうと切り替えましょう。

 

・自分の態度フィードバック

自分の態度を客観的に見てみましょう。無意識のうちに他人からすると不快な態度をとっているかもしれません。ちょっとしたことで不機嫌になっていたり、礼儀が必要な場面で失礼な態度をとっているなど、案外自分ですぐには気づけないものです。たまに他人から見た自分を想像することで、不快な態度を予防しましょう。

これも気をつけてほしいのは、もし無意識に悪い態度をとっていても自己嫌悪する必要はないということです。

 

会話に失敗しても自己嫌悪する必要はない

ここまで読んでくださりありがとうございます。当たり前のことを長々と書いているだけに思えますが、当たり前をきちんと実践することが大事だったりします。ずっと主張しているように、相手のことを考えるという当たり前を実践しましょう。

冒頭で説明したように、ここに書いてあることは僕の経験則で、すべてが正解とは限りません。そして、これらを意識したからといって、突然会話が上手くできるようになるわけではないでしょう。僕も相変わらず会話上手でないですし、ここに挙げたポイントも常にはできていないです。でも、コツを意識し始めてから、前より円滑に会話が進められている気がします。できることから初めて、徐々に慣れていくことが肝要なのだと思います。

また、既に書いたように、コミュニケーションに失敗して自己嫌悪におちいることはなるべく避けてください。自己嫌悪や、自尊感情の低下はコミュニケーションをさらに困難にします。そして、会話の失敗だけで、自分の全てを否定することは筋が通っていません。

 

今回のコツは「相手を優先する」ことをメインテーマにしていました。となると、当然自分は抑制されます。しかし、自分を抑制しすぎるのは精神的に負担が大きいです。他人に迷惑をかけない程度に、自分の話をしたりしてエゴを解放してあげましょう。

この記事で、誰かのコミュニケーションへの苦手意識が減り、少しでも生きづらさが解消されればよいなと思います。
感想、意見等あれば是非コメントください。長文失礼しました。

 


【投稿者】
綿箆マナ さん

【プロフィール】
大学生です。ブログの記事を書くのが趣味です。

ブログ:綿箆雑記帳
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