「生活記録表」のススメ。医師とのコミュニケーションがもっと深く、もっと楽になる

ライフハック わとりん

はじめまして。生きているだけで限界なわとりんと申します。メンタル不調を起こしたのはおよそ7年前で、そこからだましだまし生きてきました。

後にブラック企業に就職してしまい、2年ほど前にメンタルが爆発四散して異常行動を取るようになり、入院・双極性障害と診断され今に至ります。現状は比較的安定しておりますが、日常生活もままならない日々を送っています。

今回は通院にあたり症状を訴える上で手助けになった方法を紹介したいと思います。

 

われわれメンヘラのフレンズは精神科の先生に不満を抱きがちです。「あまり話を聞いてもらえなかった」「ちゃんと聞いてくれない」「面談時間が1分しかない!」とか。

僕も今の主治医にこそ不満はありませんが、以前に通っていた精神科の先生は本当にコミュニケーションが取れない人で困っていました。症状を訴えても聞いているのか聞いていないのかわからない、そもそもあんまり掘って聞いてくれない、しかも(診察が終わったあとで)言い忘れたことがあったことに気づく、みたいなことがよくありました。

初めて「この先生はとても信頼できるな」って思った先生(以下N先生)は、本当にこちらの話を真摯に聞いてくれて、言葉を選ぶ時間や頭を整理する時間をちゃんととってくれて、質問にも丁寧に答えてくれて、本当にいい先生だなと思いました。

ただ、我々メンヘラのように、全員が全員コミュ力の高い先生ばかりというわけではありません。一生懸命患者のことを考えているんだけれど、なかなかうまくいかなくて「話を聞いてくれない先生」と患者に思われている先生も少なくないのではないか、と最近では思うようになりました。

 

N先生と出会ったのは僕が入院したときなのですが、病院にはインターネッツはもちろんテレビも漫画もスマホもないので、日記を書くようになっていました。ツイッターに投稿するような気分でいろんなことを書いていました。その時見たこと聞いたこと思ったこと、様々なことを書き綴っていました。

でも誰かに見てくれないとそういうのって虚しいんですよね。ツイッターもフォロワー0だとやる気って本当に無くなると思います。そこで、ある日、N先生に読んでもらいました。どういう経緯で読んでもらったかあまり良く覚えていないのですが、N先生はその日記から色々と読み取れたらしく、治療の参考にもなるので「書けるときでいいので書いたら読ませてください」と言われました。実際に、日記で書いた過去の出来事も今の病気を裏付ける根拠の一つになったようです。それ以来、入院する時は日記を書くようにしています。

ただし、退院するとそんな習慣は全く無くなります。日記なんか書くより、ツイッターをやってたほうが楽しいですしね。まず「ノートを開いて鉛筆をとる」というのがとてもエネルギーが必要になる。日記なんて無理です。(書ける人、書いている人はそのまま続けたらいいと思いますし、それを先生に見せるのも一つの手段だと思います)

 

普段の通院では生活記録を日記代わりとしています。(参考:生活記録ダウンロード

ネット上で探せばいろんなテンプレがあるので、使いやすいものを使えばいいと思います。僕が使っているのは上のリンク先のもので、エクセル版を使用しています。ブラウザの横、これを書いているメモ帳の後ろにいつも開いています。手書き版でもエクセル版でもどちらを使ってもいいのですが、大事なのは、いつも目につく場所にあり、それこそツイッターのように手軽に書き込めることです。

生活記録を作る上で注意することがあります。例えば、生活記録などの記入例でびっしり書いてある物がありますが、あんなの我々メンヘラには作成不可能です。あれをやろうと思ったら生活記録など書く気が無くなるのは当然です。我々が書き込めるのはせいぜいTwitterです。Twitterに気分を書き込むように生活記録表に調子を書きましょう。

僕の場合は、「日常行動」や「その他」の欄に適当に書いています。例えば「頭痛い」「死にたい」「下痢」「外出」「不眠」とかです。あとは睡眠時間のところをコピペで塗りつぶし、特別書きたいことがあった時は図の挿入でコメントを書きます。

ぶっちゃけこれでもハードルが高いです。僕も体調悪い時なんかは白紙です。逆に、白紙の日はそれくらい体調が悪い人もわかるのですが...。「何時に書く」とか決めずに、「いつも目の前にあり気が向いたら書く」というのが望ましいのかなと思います。書ける時に書けるだけ書いて、書けない時は「その時はその時」という気楽さも必要です。何も一日全部のことを書く必要はありません。「死にたい」とだけ書くのもアリです。

 

生活記録を書いたら、これを持って普段の通院に行きます。

多くの先生は「今週はどうでした?」と聞くと思いますが、そこで「こんなの書いてきたんですけど…」って言いながらおもむろに取り出して、記入したところを指で指しながら「こんな感じでした」ってやり取りをします。

すると先生は生活記録に興味を持ち始めます。色々聞いてくるかもしれません。答えられる範囲で答えてみましょう。そういうことが繰り返されることで、「先生がちゃんと話を聞いてくれた」「今日は言いたいことがちゃんと言えた」と実感できると思います。

この生活記録ですが、先生に見せることで書いた内容がしっかりカルテに書いてもらえるみたいです。例えば「不眠」が続いている時はお薬を調整してもらったりしました。また、ある程度日数が貯まったらコピーしてカルテにまるまる乗っかったみたいです(先生によると思いますが)。

精神科に通院しているけど「なかなか話を聞いてもらえない」とか「上手く伝えられない」と悩んでいる方は一度試してみたらどうでしょうか?

 


【投稿者】
わとりん さん

【プロフィール】
中高生の時から「周りの人となにかおかしいな?」と思いながらもなんとか高校を卒業。大学生の時にメンタル不調を自覚。ADHD・統合失調症と診断され治療を開始。その後就職するも、150h残業でメンタルが爆発四散して入院。双極性障害と診断される。気がついたら借金まみれになっていてお先真っ暗な感じでも、なんとか生きています。
twitter:@wtwtringring


【募集】
メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから

この記事のカテゴリ・タグ

ライフハック わとりん
このエントリーをはてなブックマークに追加

0件のコメント

コメントを残す

返信をキャンセル
返信先コメント

captcha