精神疾患によって阻まれた進路。病みながら送る苦しい受験生活と、学歴コンプレックス




僕は現在、首都圏の予備校で浪人をしています。高校3年間まともに勉強をしてこなかった私にとって、勉強をしなければならない毎日は非常に辛いものです。

そんな毎日の中で悩み続けてきていることを、文字に起こしたいと思い投稿しました。

 

自分の学力や経歴から考えて、本来私は不登校者や通信制高校生のための予備校に通うべきだったのでしょうが、学費が高すぎたため、誰でも名前を聞いたことがあるような普通の大手予備校に通っています。

世間で言えば夏休み、浪人生にとっては夏期講習期間が終わり、9月1日から2学期が開講しました。

8月に入ってから、「脳が一日中働かない」「一日中、何をしていても眠い」「眠いのでカフェインを多量に継続的に摂取してしまい自律神経が乱れる」「眠くなるので精神安定剤は飲めない」という最悪な状態に陥り、勉強時間が急激に減ってしまいました。夏の終わりに模擬試験を受験しましたが、この最悪な期間の真っ只中に受けたため、問題がほぼ解けず、素直に諦めるべきなのだろうと強く感じています。

この、”素直に諦める”が中学3年生の頃からできていれば、きっと私の人生はこれほど窮屈ではなかったでしょう。

 

話は中学3年生の受験直前期にさかのぼります。

僕は市内の公立高校ではトップクラスの高校として数えられる高校を志望していました。ですが苦手教科の克服ができず、入試の1週間ほど前に泣く泣く志願変更をして、適当に選んだ第二志望のそこそこのレベルの高校を受験、合格しました。この時からすでに「俺はこんな高校よりももっと上に行けた」と、不要なプライドを持ってしまっていました。

「高校に入ってからは本気で勉強して、進学先の大学は絶対に、難関国立大や難関私大に進学してやる」という気持ちが強くありましたが、これを達成できるような勉強は一切していませんでした。

遊びとバイトばかりをして、部活動も続かず、クラスでは友達ができず、遊びの繋がりでできた他校の友達や先輩とばかり交流していました。この交流があったおかげで、同じクラスに友達がいなくても、なんとか学校には通うことができていました。高1の間は。

1年間過ごし、絶対に校風が自分に合わない、クラスにも結局馴染めていない、成績も悪い、という最悪な状況でした。

2年生に進級してからは、少しは人間的に成長し、友達もそこそこ作ることができて、恋人も作ることができました。

ただ、やはり校風が合わないことへのストレス、勉強がさらに難しくなり、授業についていけなくなったことへのストレス、仲が良かった親戚の死への悲嘆、その1ヶ月後に恋人に振られたショック、この全てが重なり限界に達してしまい、人生で初めて”不登校”になりました。高2の9月のことです。この頃、親の勧めにより精神科にも通うようになりました。

自殺がしたくなり駅へ行くも、死への恐怖が勝り、死ぬことができませんでした。

1日18時間寝たり、朝に寝て夕方に起きる生活をしたり、抗不安剤でODをしたり、たまに親に諭されて登校したり。凄惨たる日々を過ごしていました。

少なからず話せる人はいたので、修学旅行には参加しました。もちろん修学旅行は楽しかったのですが、それと学校生活はもちろん別なので、不登校は治りませんでした。

そうして過ごし、全日制高校での生活を諦めて、通信制高校への転入を両親に希求しました。最初はもちろん反対していました。無理もないでしょう。通信制高校は世間的評価は本当に低いです。ですが、頼み続けた結果、翌年の元日付けで転入することが決定しました。

当時転入を決めたときは「高卒でも、全て自分のせいだし仕方ないか」という内向的な気持ちを抱えていましたが、大学進学への夢は諦めきれず、3年生になってからは自分が独力でできる限りの勉強をしていました。しかし、独学の方法が分からず、暗中模索とも言えるような非効率な勉強を続けていた結果、成績は頭打ちになり、自分に失望し、また鬱が悪化しました。また自殺未遂もしてしまいました。

その結果、ちょうどセンター試験直前から1ヶ月程度入院することになり、国立大志望だった私は国立大の受験資格すら得られないことになってしまいました(国立大はセンター試験の受験が必須です)。かと言って退院後の時期に私立大を受験して合格できる学力も無かったので、また大学受験を諦める運びになりました。

 

……そして退院後、4月から予備校に通わせてほしいと懇願し、この文の冒頭に至ります。

これほど自分の経験をつらつらと書いて何を言いたいかというと、

“一度精神疾患になったら、進路は制限される。制限を乗り越えたければ、自殺と隣り合わせで生きるように、自分に苦行を強いなければならない。病気を治すことを優先させるべきだが、治すのには時間がかかりすぎる”こと。

“学歴に限らず、何かにコンプレックスを抱いてしまったら、それが自分を苦しめ、追い込み続ける”ということ。

“大学進学、とりわけ難関大学への進学を目指すとなれば、血も涙もない残酷な現実を突きつけられ、自殺願望や希死念慮は際限無く高まってしまう”ということ。

そして何より、“世間はこういった人間、いわゆる『人生のレール』から外れた人間に対して非常に冷たいものだ”ということです。

私はこんな逆境の中を、残り5ヶ月間、闘い続けることができるでしょうか。正直、またどこかで崩れてしまうかもしれませんが、それでも、せめて死なないように生きていきたいなと思っています。

ここまで読んでくださりありがとうございます。

自分のブログでは上記と同じようなことや、精神科入院期の日記を書きましたので、よろしければお願いします。

 


【投稿者】
梓 さん

【プロフィール】
第一志望の高校を諦めて第二志望の高校に進学し、それにより学歴コンプレックスを発症。高2の12月に諸々の弊害に耐えきれず、通信制高校へ転入。現役で大学進学を目指すも、鬱が悪化し浪人。
Twitter:@___CROAZ__
ブログ:My hate.


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4 件のコメント

  1. 匿名 返信

    はじめまして。受験と鬱を一緒に経験してるんじゃそりゃ辛かろうなと思います。
    わたしはおそらくあなたの目指している難関国立大を卒業したものですが(この時点で嫌になったら読まなくていいです)、助言できそうなことが3点ほどあるのでお伝えします。
    1. 難関国立大、難関私立大を目指す理由はなんですか?将来の安定を求めているなら、受かったところで安定など保障されないことをわたしが証明します。大学院を鬱で中退→地元の中小企業に就職、鬱の再発により自殺未遂からの入院中です。大学さえ出りゃなんとかなると思うでしょ?ならないんですよね〜
    2. それはあなたがほんとうにやりたいことですか?今も浪人して頑張っておられるのに、苦労して努力して得られるものがほんとうに興味のあることでしょうか。将来の安定や見栄よりも、自分の気持ちを大事にしてあげてください。
    3. よく調べ考えて行動していますか?これは最も大事なことです。なんとなく親や友達が行ってるから大学に行く、雰囲気で学科を選ぶなど、絶対にやめたほうがいいです。おっしゃる通り人生のレールを外れた人間に対する救済は少ないです。だからこそ、大学に行くのなら、自分でよく調べて、よく考えて選んでください。同時に、大学に行かないで幸せな暮らしをしている人もいるはずです。どうか大学に信頼を置きすぎず、縛られすぎないでください。
    人生のレールをはずれた人間は救済されないと言いましたが、浪人は就職でも不利になりにくく、あなたはまだ若いのでまだまだチャンスはあるように感じます。
    わたしの助言が少しでもあなたの役に立てたら幸いです。

    • 返信

      私は大学、及び大学院で物理学を学びたいです。数学と物理の美しさ、とりわけ物理は世の中の事象に留まらず、宇宙の謎までも紐解くことのできる道具です。これが私を大学進学に駆り立てる要因のうちのひとつです。
      雰囲気で大学選びをすることはありません。オープンキャンパスのような余所行きの雰囲気などで判断するほど馬鹿ではないです。ざっくりとした“理系の雰囲気”や“文系の雰囲気”はあるでしょうが、所詮雰囲気にすぎません。郷に行った時に郷に従えば良いのです。
      あとの要因は、学歴が欲しい。社会のレールに戻りたい。(あなたのおっしゃる通り、レールに戻って安定を求めることが全てでないことは重々承知です。)

      ”大学→大学院→(ここから先は保障されていない)“ことも、調べ済みです。
      高学歴なのに安定を得れていない人はTwitterや親族伝い、友達伝いで何人もの体験談を聞いてきました。

      今、薬を飲んだ後にこの文を書き上げたので、駄文になっていると思われますが、申し訳ありません。

      あなたのコメントを真摯に受け止めて、今後の人生を考える上での参考の一つとさせていただきます。ありがとうございます。

  2. 水沢 返信

    こんにちは、初めまして。
    完全に同じ境遇というわけではないのですが、受験のストレス、周囲のプレッシャー、自身のプライド、希死念慮、鬱のオンパレードでしんどくなっていたので救われました。
    頑張れない自分と頑張り続ける他人を比べてもう何もしたくないしひたすら辛いです。受験と鬱を抱えてしまうしんどさ、すごくわかります。
    素敵な記事をありがとうございます…お互い頑張りましょう…。

  3. 返信

    受験のストレスはとてつもなく大きいものですよね。お気持ちお察しいたします。
    お褒めの言葉、ありがとうございます。
    そちらこそ、どうかお体をご自愛ください。共に頑張りましょう。

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