学校がつらいなら、高卒認定を受けてみませんか?高認から国公立大学に入った私の場合

体験談 高卒認定試験 汐祇

はじめまして、いつも記事を見て救われております。ありがとうございます。

今回、読者投稿をしてみようと思ったのは、わたしが救われたのと同じようにわたしの体験が少しでも他の方々の助けになればと思ったからです。

わたしは現在休学中の、関西の国公立大学2回生です。休学するのは人生2度目です。

歳は二十歳です。その中で2度の大きなマイナスとも取れる決断をしてきました。2度目はこのたびの休学の際なのですが、1度目は高校2〜3年生のときです。その時のことを書こうと思います。

 

中学のときに軽い自律神経失調症になりましたが、低血圧でたまにふらふらしながらも元気に学校に通っていました。メンヘラなんて縁もゆかりもないと思っていました。

中・高と吹奏楽部でした。高校はマーチング強豪校で毎日朝7時前から昼休み、下校時間まで練習。さらに自称進学校のため、これまた毎日宿題漬け。こんな生活が、きっと少しずつわたしの心体を蝕んでいたのだと思います。

高校2年生の夏頃、ひとりで部屋にいるとき無性に腹が立ったり、泣きじゃくることが増えました。同時に、部活の練習をした下校後、死んだように眠って夕飯を食べずにそのまま朝になる、ということが頻繁に起こるようになりました。ほどなくして、朝に体が動かず、毎朝できていたように学校に行けなくなりました。

これはだめだと母に病院に連れて行ってくれと頼みましたが、はじめの1ヶ月ほど、母は親戚からもらった安定剤を飲ませるだけで病院へ連れて行ってはくれませんでした。母子家庭なので家にはわたしと母の2人で、母も頼る人がいなかったのかもしれない、と今になって思います。

悪化し続けるわたしを見て決心したのか、街にある精神科に連れて行ってくれました。抑うつ状態だと診断が出て、しばらくの通院が決まりました。

病院に行って、もう大丈夫だとほっとしました。しかし、ことはそう簡単には運びませんでした。

薬を飲み続けても、朝学校に行けない。行けても途中で具合が悪くなって保健室に行ったり、放課後に部活が始まるまで保健室に居座る日々が続きました。朝親に車で送ってもらっても、学校に着いたとたん涙が止まらなくなり、後部座席の下に隠れて子供のように登校拒否をしました。

体が言うことをきかなくなってからおよそ半年、だましだまし、単位を取るためだけに学校に通い続けました。

冬頃、わたしは密かにあることを決めていました。部活を引退したら、学校を辞めよう

吹奏楽部は4月末の定期演奏会で高校3年生が引退することになっていました。そこまではがんばろう。がんばって演奏会を成功させたら、高校に通うのはやめて高卒認定試験を受けよう。

限界が来ていました。朝から晩まで学校で授業を受けたり勉強をしたりすることが本当に、心の底から無理だと思いました。辞めようという考えは高2が終わる頃には完全に固まっていました。

親には2月頃にその考えを伝えました。かなり渋られ宥めすかされましたが、「もう学校に通うのは無理だ」となかば無理やり押し切って自分の決断を通しました。

 

さて、学校を4月末に辞めて(正確には休学、という扱いでしたが)8月の高認試験まで、ほとんど何もしませんでした。というのも、高校2年生まででほとんどの単位が取れていたので1教科、日本史しか受ける必要がなかったからです。また、高認の合格ラインは4割。しかも問題もセンター試験のよほど簡単な問題を集めた感じのものばかりです。まったくといっていいほど高認の勉強はしませんでした。

上の2つはもしかすると、自称であるとはいえ、進学校に通っていたからだったのかもしれません。しかし、多少なりとも勉強をすれば絶対に受かります。高卒認定は落とすための試験ではなく、受からせるための試験だからです。

高卒認定を受けると宣言すると、デメリットを挙げてくる人がいるかもしれません。「たかが資格だから中卒になるよ」「色眼鏡で見られるよ」云々。

高認を受けた上で現役で国公立大に受かった身からすると、実質中卒になるのは、まあ大学を卒業すれば……だし、後者の偏見に関してはまったくそんなことはありません。少なくとも、わたしは偏見を経験したことはありません。

入試の2次試験で大コケして平均より大幅に下の点を取ってしまっても受かりました。バイトの面接も、正直に全部話して「今は働けます! こんなことができます! 大声は出せませんが手先は器用です!」等々…とアピールすれば採用してもらえました(今は辞めていますが)。

高認なんですよ、と言うと、むしろ「努力したんだね」と労われることが多いです。「自分で勉強したの?すごいね」と言われます。ぶっちゃけ鼻高々です。

高認は不利かもしれませんが、汚点ではありません。見方を変えれば立派なアドバンテージです。中学までは義務教育だからなんとかなったけど、高校に通うのがつらくなった、という人には高認を視野に入れて欲しいと思います。

「途中まで行ったのにもったいない」という人もいるかもしれません。でも、体調を崩してまで無理して行くくらいなら高認を受けたほうがよほど効率的だ、とわたしは思います。

 

長くなってしまいましたが、少しでも中高生のみなさまの助けになればと思い、筆を執らせていただきました。中高生と書きましたがもちろん高校を卒業していない大人の方も受けることができます。大学は少なくとも高校より自由で楽しいです。参考にしてくださると嬉しいです。

せっかく入った大学を休学することになるまでに悪化させてしまった今のわたしのことはまた別の話。(不穏に終わらせてしまった)

長い文章ですみません。みなさまの人生に幸せが訪れますように。

 


【執筆者】
汐祇 さん

【プロフィール】
うつ病患者の大学2年生。休学中。
ブログ:人影のない冷い椅子は
Twitter:@mmktkaij


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