30歳になって「生きることって案外悪くないかもしれない」と思えるようになった

コラム みはる

私は今年で30歳になりました。この事実が自分でも不思議で信じられない。

でも同時に嬉しくも思っているので、私自身についてお話させて頂きます。

 

私は気がつけば”精神的に問題のある子”になっていました。

始まりは小学校3年生。真夜中、両親に「胸が苦しい」と訴え、夜間もやっている総合病院へ行きました。そして医師には「体に異常はありません」と言われて帰ってくる。そんな事が何度か続き、精神科に通う事になりました。これが心の病との戦いの幕開けでした。

それからは不登校、自傷行為、家出、援助交際、インターネットで知り合った男性の家へ家出同然で転がり込んだり…と10代の頃は様々な問題行動を起こしていました。

20代になると様々な精神的な病に悩まされました。10代の頃に感じていた心の病の芽がどんどん育っていきました。精神科で処方された沢山の薬を飲む毎日でした。拒食症になり体重が30キロ代になったり、鬱状態が酷く入浴すら困難だったり、被害妄想が強くなり一人で外出することが出来なくなったり、頻繁に過呼吸を起こしたり。まるで嵐のように次々と色々な症状に見舞われました。

生きていてもいい事なんてない。早く消えてしまいたいと思っていました。自殺に適している場所を探したこともありました。通販でロープを買って首吊り自殺の方法をネットで調べました。

私はずっとこのままなんだろうか?未来は真っ暗だった。先が見えなかった。

そんな私が、今年30歳になりました。

30歳は18歳の私が自分で決めたタイムリミットでした。30歳までには死のう、そう思っていました。けれど今、私は生きている。生きていて、思っている。「生きることって案外悪くないかもしれない」と。

嵐のように襲ってきた心の病は徐々に消えていき、今では薬を飲まなくても生活できるようになりました。死にたいと思う日もあるし、病気が再発するかもしれないという恐怖からは逃れられないけれど、とりあえず毎日生きています。

今が辛い人にとって「いつか必ず良くなる。希望を持って、死なないで」なんて無責任な言葉にしかならず、なんの救いにもならない事は分かっています。

それでも伝えたい。どうか死なないでください。

自分が生きていることを許すことができる日がいつか来るかもしれない。
今はできないこと、本当はやりたいけれど諦めていることをできるようになる日が来るかもしれない。

その日までどうか生き抜いて。

 


【執筆者】
みはる さん

【プロフィール】
30代。まだまだ自分の生き方を模索中です。


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3件のコメント

赤べこ 返信

ありがとう
まるで許しの言葉です

匿名希望 返信

私も30歳までをタイムリミットと決めていたけれど、30歳をすぎて病気が良くなりつつある者です。現在断薬を目指し減薬中です。結婚して息子も生まれました。みはるさんや私のように30歳をタイムリミットとしてる人が他にもいるのなら、とりあえず生きてみたら悪くなかったと思っている人も複数いることを心の隅にでも留めておいてほしいです。とりあえず生きてみるだけでも人生変わることがありますよ。

匿名 返信

ありがとうございます。
ふっと泣いてしまいました

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