「セックスしないほうが幸せ」と性依存症の自分に言い聞かせた結果、ストレスの捌け口が無くなってしまった話

コラム 恋愛 性依存症 カエデ

お久しぶりです、炬燵という魔窟から出ることができないカエデです。

今回は、私の身の回りの変化について書き留めておきます。

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メンヘラ.jpさんに寄稿したあと、晴れて新しいパート業務につきました。介護福祉施設内で利用者さんに料理を作る仕事です。

元からメンヘラ故に人に尽くすことがとても好きなんですけれど、絶望的に対人ストレスに弱い私。接客業を転々としてきましたが、どれもこれもうまくいきませんでした。でもなんとこの仕事、ワンオペなんです。同僚さんとは手書きのノートでやりとりするだけ。話を聞いたとき、とてもびっくりしました。

家から10分もかからない勤務地なのに通勤手当は出るし、「こうしたらもっと働きやすくなる」と伝えたらすぐ変えてくれる。「体調不良もあったり家事する時間が欲しいのでまずは週2から」と言っていた勤務要望もちゃんと通る。田舎でありながらこれだけの処遇、私にとって十分な神職場でした。

先日、利用者さんにお茶を出す機会があったのですが、お婆さんから「アナタ、綺麗な手をしているわね」と褒められました。年中引きこもっているので白い肌。利用者さんから比べたら若い皺のない手。褒められたのは昔、自傷していた腕の方でした。こんな手でも褒めてくれる人がいるんだな、とそのときふっと嬉しくなりました。

 

かれこれ働き出して半年がたったわけなんですが、お金の使い方が良くない私。

例えば、

「この服が欲しい!でも私に似合わないし、着ていく機会もないし、すぐ太るし洋服に着られちゃうな」

「この映画が見たい!でも出かけるの億劫だし、DVDもすぐ出るだろうし、別にすぐ見なくていいかな」

「あっ、これを買うのを我慢すればソシャゲでガチャが●回引ける!当たらなくても運営にお布施できる!コンテンツ繁栄!そっちのが得!」

こんな感じです。

そこでいつもと違う価値観で、自分へのご褒美として独りで映画を見たり、食べたかった好きなものを思いっきり食べたりしてみたわけですよ。身体を売ったお金でもなく、親の金でもなく、自分で働いて得たお金。でも全然嬉しくなかった。生きているってことは実感できたけれど、独りは寂しいって感じるだけでした。困った困った(´・ω・`)

なんででしょうね。仕事もうまくいってる、順調に成長している。私を好きでいてくれる人、褒めてくれる人がたくさんいる。あれだけ大好きだった元彼への未練もようやくなくなってきた。あんな過敏だったのに車で通勤もできるようになった。一人でできなかったことができるようになって、自信が確実についているはず。私、今すごい幸せなはずなんですよ。

でも「幸せ!私超幸せ!」って感じることがないんですよね。だから毎日、「ああ自分はなんて幸せなんだろう」「生きていることに感謝しないとな」と脳に思い込ませるのでいっぱいいっぱい。

人生がうまくいってる気がするんですけど、「このまま幸せになってはいけない」っていう洗脳だけはまだ解けないんですよね。きっと生まれ持った自己肯定感が低すぎるんですね。幸せになったら、幸せを維持するために頑張らなくてはいけない。それが怖いんでしょうね。逃げたいんでしょうね。

 

そういうときに色々と一番頼りになるのが彼氏であってほしいんですけど、彼氏は典型的な内向型人間(人と関わっているだけでエネルギーがすごくかかる人のこと)なんです。「できるだけ独りで好きな事をしていたい!」となるべく人と関わりをもたない仕事に就き、そのポリシーを曲げずにずっと働いている人で、私はそのスタンスと考え方に尊敬と憧れを抱きました。

結婚して幸せな花嫁さんになるのが密かな夢だったんですけど、最初から「結婚は多分できないし、子供は作らない」と言われてからのお付き合いでした。それだけ、もう私が惚れに惚れてしまったのです。(もっと鬱で弱って泣けなかった時期に、彼が私の代わりにぼろぼろ泣いてくれたんですよね。そんなことされたら誰でも好きになっちゃいますよ)

一週間に一度会えないだけで泣きじゃくる寂しがりな私と、一緒にいると、私のことを理解しよう・カバーしようと気を使って、疲れが蓄積してしまうんでしょうね。だからいつも「独りで充電させてくれ、邪魔しないでくれ」「できれば一週間のうちに俺だけの時間をくれ」「一緒にいてもいいから静かにしていてくれ」と疲れたような顔で笑います。

好きだからモチロン従いますよ。ええ、こちらも独りでゲームしてますし(お互いが超自己中心的なので、逆に相手の気持ちが分かるのはすごいと思っています)。寂しくなんかないです。貴方の顔が見られるだけでも幸せだって脳に思いこませてますから。

そしてどうしても会いたくなる性分、仕方がないので、会える時間を強制的に少なくするために休日出勤を入れてみたり、待ち合わせ時間を遅らせてみたり。

課題であるところの「彼氏に依存しない」ように、趣味を作ろうともがいてはみたのですが、料理が趣味なせいで体重は増えていく一方だし、「一緒に話したり出かけたりしたときのほうが満たされてるし、それ以上の上位互換はない」って気が付いてから変なことはしなくなりました。

 

そしてついに最近、私の(性依存症な)身体に異常が出てきました。

「セックスすると嫌な記憶が沢山よみがえるからセックスしない方が笑っていられて幸せ」

「ただ笑って貴方と手をつないでいるだけで幸せ」

そんなふうに思っていたら、性欲そのものが皆無に等しくなってしまったんです。あんなに悩まされていた毎日の自慰欲が皆無なんです。これってつまり性依存克服?鬱再発?やったー!(ヤケクソ)これで毎日の無駄な時間とオサラバできる!!!やったーーー!!!

あれ?これ、よく考えると私、ストレスのはけ口が無くなってませんか?一大事です。どうしたものなんでしょう。

今日も一人、膝を抱えて泣きました。彼氏に「助けて」なんてLINEしても、独りで忙しくて返事は来ないのですから。

薬を多めに飲んだら、明日は笑っていられるかな。明日もお仕事、頑張ろう。

 


【執筆者】
カエデ さん

【プロフィール】
Twitter:@Saccharum_ACER
ブログ:誰も知らない小さな世界


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1件のコメント

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自分の今の境遇と少しだけ似たところがあって、読んでて面白かったです。
幸せに絶対ならなきゃいけないなんてことは無いはずなんですけど、出来れば幸せでいたいですよね…

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