全ての人に希望を贈るアイドルマスターシンデレラガールズを知ってほしい!!
さて、いやあ本当は「死にたいと言う私と死にたいと言われる私」なんていうなんかまじめな文章を書いてたんですけど、なーんかめんどくさいし「楽しい文章も読みたいなあ。じゃあ自分で書けばいいじゃん」と思ったので書きます。
「アイマス? 課金ゲーでしょ、メンヘラに何の関係があるの」というそこのあなた、ちょっと待ってね。日々死にたさに悩まされる私ですが、何度も彼女たちに救われました。
以下はそんなシンデレラガールズに精一杯の感謝を込めて、希望に飢える私のような方に贈る、私なりのアイドルマスターシンデレラガールズの紹介です。彼女たちを好きになってくれる人が一人でも増えたらすごく嬉しい。5000字ほどです。ちょっと長くなってしまいました、ごめんなさい。ではいきます。
■アイドルマスターシンデレラガールズとは?
「THE IDOLM@STER」の世界観を基とするソシャゲから始まりました。
かっこいい印象のクール、その名の通りかわいらしいキュート、元気なパッションの3タイプに分類されている100人を超える女の子たちを、素敵なアイドルになれるようプロデュースするのが本ゲームの目的です。
すでに放送は終了してしまいましたがアニメにもなっており、現在では「アイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ」という音ゲーも出ています。
■アニメ版シンデレラガールズから、代表的な3人の紹介
えー、100人って。覚えきれないしみんななんか同じに見える……と思いましたか? 私もはじめはそう思ってました。でも! ほんとみんなひとりひとり違う輝きを持っているんです。全員を紹介したい気持ちはやまやまですが、そんなことしてたらいつまでたっても読み終わらない文章になってしまいますので、アニメ版で特にクローズアップされていた三人の紹介にとどめます。
以下の紹介はアニメの内容に基づくものです。Wikipediaに全員の紹介があるので暇なときにぜひ。
それでは、クール・キュート・パッションの3タイプの女の子から成るニュージェネレーションというユニットから、まずはクールの渋谷凛さん、愛称しぶりん。
彼女ははじめアイドルになるつもりはありませんでしたが、プロデューサーの熱心な誘いと、これから紹介する卯月の笑顔に背中を押されてシンデレラプロジェクトという企画に参加することになりました。一番初めに好きになったのは彼女、というプロデューサーは多いのではないでしょうか(ここではユーザーのことをプロデューサーと呼んでいます)。
名前の通り凛とした様子、クールなようでいて努力を惜しまない熱意が魅力です。ああ、はじめはアイドルになった実感がない中頑張ってたしぶりんがアニメ22話でキラキラ輝いてるのを見たとき私は泣いたよ。ありがとう美城常務(後で説明します)。はい、しぶりんを検索して! 今すぐしぶりんの澄ました顔を見て!
次にパッション、ニュージェネリーダーの本田未央さん。さすがパッション、とにかく明るく人懐っこい彼女は、シンデレラプロジェクトの最後の一人の枠に滑り込みました。いつでも元気というわけではありませんが、そんなところもまた愛しい。観客の少なさに挫折しかけた彼女が立ち直り、ファンを笑顔にするんだと言って観客もまばらなステージに戻った12話中盤泣きました。泣いてばかりです。
最後にキュートの島村卯月さん、愛称しまむー。ほかのアイドルよりも個性がない……なんて言わせない! しまむーの笑顔は世界一。しまむーの、笑顔は、世界一。いつでも一生懸命なとにかく笑顔が最高の女の子です。はい今すぐ検索。「島村卯月 笑顔」で検索。彼女の笑顔を知ってるあなたも知らないあなたも今すぐ検索。あるいは一話だけでもいいのでアニメを見てください。あわよくばそのまま全部見てください。25話全部見ましたか? じゃあ続けますね。
三人と言いましたが、あと一人だけ紹介させてください。私の推しアイドル、パッションの諸星きらりちゃんです。彼女のことを知らないあなた、まずyoutubeで「諸星きらり ボイス」と検索して彼女の声を聞いてください。聞きましたか? はい、引かないで。引かないで! ええ、彼女の声は、話し方は、その、とても特徴的です。でも大丈夫。ずっと聞いているとむしろその話し方が大好きになります。彼女のとりこになれば、そのうちみーんなではぴはぴすゆの~しか言えなくなります。
高身長の彼女はシンデレラプロジェクトで舞台に立った時も明らかにあたまひとつふたつ分ほどとびぬけて大きいですが、こんな私でもアイドルになっていいんだなって思ったのというセリフを聞いたとき「いいんだよお~というかなってくれてありがとう~」と泣きました。私は何度も泣きます、情緒はいつも不安定です。
■シンデレラガール島村卯月
以下、少しネタバレになるのでご注意を。いやだなあという方は今からアニメ全25話(実は26話)を見るか、しゃーっと下にスクロールしてください。いいですか? ではでは。
上で「最高の笑顔」と紹介した島村卯月ですが、彼女は万能機械アイドルロボットではありません。時には挫折することもあります。
アニメ一期で素敵なエンディングを迎えたシンデレラプロジェクトが、二期では解散の危機に陥ってしまいます。シンデレラプロジェクトを推し進めていた会社「346(みしろ)プロダクション」に「美城常務」というこれまたクールの典型のような女性が登場し、ばっさばっさと会社の改革を進めるのです。
パッション路線なギャルっ子、城ケ崎美嘉に「クールな感じになれ」と無理を言ったり、ウサミン星電波キャラの安部菜々ことウサミンに「そのキャラやめろ」と言ったり、いろいろな部署から自分のお気に入りを集めて「プロジェクトクローネ」という企画を始めたりともうしっちゃかめっちゃか。アイドルたちは「これでいいのか」「本当の自分のやり方ってなんだろう」「私はアイドルを続けられるのだろうか」と悩むことになります。
島村卯月も例外ではなく、ほかのきらきらしたアイドルたちに比べて自分は何があるんだろう、笑顔がいいって言われるけど笑顔なんて誰にでもできるんじゃないかと思い詰め、アイドル活動をお休みするまでに至ります。え!? しまむー! あと2話しかないよ! 「笑顔なんてだれでもできるもん」「わたしにはなんにもない、なんにも……」と涙を流す彼女の様子には本当に心を締め付けられます。なんにもなくないよ……。
あなたも思ったことはありませんか。周りの人間がキラキラして見える。あの子もあの人もみんな頑張ってるのに、どうして自分はこうなんだろう。自分はみんなに比べてなんてダメな人間だ。自分はここにいていいんだろうか。本当はいなくなってしまったほうがいいんじゃないだろうか。
もうすぐ最終回、24話で島村卯月は不安な表情のままステージに立ちます。しまむーがんばって! あなたならできる! マイクを持ったまま下を向いて指で口の端をクッと持ち上げ、無理矢理笑顔を作ろうとするしまむーのなんと健気なことか。うううしまむー、あなたの笑顔が大好きだけれどそんなにつらいなら無理しないで。どんなあなたでも大好きだから。「島村卯月、頑張ります!」といういつものセリフとともに曲の始まりです。
できればここまでアニメを見てほしい。そして彼女のファンになってこのステージを一緒に見守ってほしい。
「アイドルの曲なんてどーせチャラチャラした愛だの恋だのでしょ?」いーえ違うんです。いやいや待って、そういう曲も素敵だけどね、この曲はそうじゃありません。「憧れてた場所をただ遠くから見ていた」から始まる彼女のソロ曲「S(mile)ing!」は、たった昨日まで落ち込んで何もできないでいた島村卯月自身を、それを聞いているあなたを、それでも大丈夫、自分を信じて、そんなあなたもきっと輝けると勇気付ける曲になっています。「ゆっくりでもいい」「昨日凹んで寝込んだ自分とゆびきりして」、ただ輝くだけでなくその前にあるダメだった自分も大事だと言ってくれます。ところで最近の私は寝込んでばかりです。凹んでなくても寝込んでます。輝ける日は来るのでしょうか、きっと来るはず!
■楽曲についてご紹介
島村卯月大好きです。ありがとうございます、生まれてきてくれて、アイドルになってくれて本当にありがとう。
ここからはシンデレラガールズの楽曲について書きます。いーっぱいあるんですけど、これまたキリがないので私の大好きな曲「M@GIC(マジック)」と「私色ギフト」の二曲を紹介します。
アニメ全25話最後のステージで披露されたのが「M@GIC」という曲でした。第1話冒頭に流れた「お願い! シンデレラ」の歌詞で「この靴を誰か魔法でガラスの靴に変えてくれないかなあ」なんて呑気に構えてた彼女たちが(いえちゃんと努力もしてるんですよ)、「魔法は自分でかけるんだ、魔法がなくても、頑張ることが、信じることが魔法なんだ」と気付く曲になっています。
この曲を私もあのシンデレラの舞踏会の客席で聞きたかった。金色に光るペンライトを思い切り振って、大声で合いの手を入れたかった。「だってシンデレラはがんばりや、でしょ?」そうでーす! がんばりやでーす私も明日からがんばりまーす!!!!!!!!!
ちょっと落ち着きますね。もう一曲、「私色ギフト」は上で紹介した諸星きらりを含むパッション3人のグループ「凸(でこ)レーション」と城ヶ崎美嘉の4人で歌われるこれまた素敵な曲です。特に二番の歌詞「『頑張れ』『頑張るよ』まるで挨拶みたい 実際具体的にどう頑張ればいい?」がいい。
とりあえず他の言葉が浮かばないから言っちゃうんですよね、頑張れって。元気な時なら「うん、がんばる!」と返せますが、疲労困憊の状態で言われても「は、はあ、ガンバッテマスケド?」と思うだけですよね。この曲をライブで聴きたい。チケット当たらないかなあ。
■休憩
はあ、はあ、息が切れてきました。さっきパソコンの充電が切れちゃって充電器が見つからなくて、これ後半スマホで書いてるんですよ。限界が近い。しかし書く。なぜなら彼女たちが大好きだから。
ちょっと休憩しますね。アニメは見ましたか? 22話やばい。冒頭のHotel Moonsideかっこいい。最初から飛ばしすぎでしたね。私はこの曲買いました。毎日聴いてます。あーあみかねえのポスターも最高、吹っ切れたみかねえ最高。私は2期が大好きです、暗いと言われようと大好きです。はー最高、シンデレラガールズ最高。
休憩終わります。最後まで、もうちょっとお付き合いください。
■アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージについて
さて、そんな彼女たちがステージで踊るところ、輝くところ、彼女たちの最高の場面、見たくないですか? 二次元だから無理? 大丈夫、見られます。彼女たちは実在します。歌います、踊ります、そう、スターライトステージならね。
アイドルマスターシンデレラガールズスターライトステージは、スマートフォンにインストールして楽しむ音ゲーです。タブレットでも可。彼女たちの最高の楽曲と最高のライブが楽しめます。
アニメを見ましたか? 登場するアイドル一人一人を心から愛しましたか? ああ、アニメを見なくても全然へーき! でも見た方がもっと面白い! あなたの大好きなアイドルたちが歌って踊るステージがこのゲームの舞台です。だから最高です。彼女たちのステージが、何度でも、好きなだけ、見られます。
あの子が歌ってるの! 目を合わせてくれるの! こんな幸せ他にない。いやあるんだろうけどいまはそれはいい。さっきまで悩んで泣いてたあの子たちが輝いている。笑顔が眩しい。まさにスターライトステージ。もうよくわかんなくなってきた。とにかくもう、最高。これがわたしのよろこび。ありがとうかみさま。ありがとう運営。
■おわりに
死にたいと思うこととかなんて自分はダメなんだと思うことが私の日常です。死にたくない時があると逆に怖くて、自分で自分にビクビクするような人間です。でもシンデレラガールズの曲を聴いている時、彼女たちのステージを見ている時、私は本当はすぐそばに何かキラキラしたものがあるんじゃないか、私もそれに近づくことができるんじゃないかと思うことができます。
自殺未遂の後に一人で過ごさなくてはいけなくなった時も、入院している最中も、私を励ましてくれたもののうちに彼女たちがいました。「明日はきっと輝ける」「努力が大事」って、知り合いに言われたら「はあ、そうですね、でもつらいんですよ」と軽く流してしまうでしょう。でも彼女たちに言われると信じていいかもしれないと思うんです。別に親しい人を信用してないからじゃない。本当はいないはずの彼女たちだから、そう思わせることもできるんじゃないかなって。
今日も明日も私は彼女たちを応援し続けます。見る者に、ただぼーっと生きているだけではそう簡単には信じられない希望を、見せてくれてありがとう。これを読んでくれたあなたも好きになってくれたらとても嬉しい。
ま、まずは手近なところから。スターライトステージのダウンロードは終わりましたか?
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【執筆者】
はと麦 さん
【プロフィール】
最近発達障害と言われた大学生。生きる希望はアイドルにもらった。
Twitter:@oyanokiko
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