「こころ百科」に関する記事につき、一部不確定な事実に基づく表現がありました、読者の皆様にお詫び申し上げます。

親友の幸せに苦しむ自分

コラム 四方ととけ

親友が妊娠して入籍した。

わたしは子どもが好きだ。だから生まれた赤ちゃんを見せてもらったとき、とっても可愛いと思った。

でもオムツを取り替えたり、母乳をあげる親友を見ていたら、悲しくなった。
最初はただの嫉妬だと思った。でも嫉妬よりももっと複雑なものだと感じた。

「もうあの頃の親友はいないんだ」

私と親友は小中と仲が良く、親友だとお互い信じて疑わなかった。しかし人生の選択は全く異なっていた。

中学卒業後、わたしは進学校へ。彼女は第一志望に落ち第二希望の高校へ。
高校卒業後、わたしは大学へ。彼女は専門学校へ行くが1年で辞めてしまいフリーターに。

わたしは正直、勝ったと思っていた。慎重に人生を歩むわたし、どうにかなるとフラフラ生きてる彼女。
しかし、彼女はいつも楽しそうだった。一方わたしはメンタルクリニックに通い始めた。うつ病になった。

大学卒業後、第一希望の会社に受かった。しかし1年後、その会社を辞めた。

その頃、親友が妊娠して入籍した。子どもがすごく可愛いのでもう1人欲しいと言っていた。
わたしは毎週大きい病院に行ってカウンセリングを受けている。

私にはもう勝ち負けとかよくわからない。もちろん彼女とは今でも連絡を取り合っているし、お互い親友だと思っている。

しかしわたしは見下されているような、人生を否定されてるような感覚に毎日苦しんでいる。


【執筆者】
四方ととけ さん

【プロフィール】
PTSDに苦しむ24歳。文字を書くのがすき。人にやさしくするのがすき。役立たずな自分がきらい。


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4件のコメント

ATUSHI中島 返信

僕は昨年30になりました。周りの人間は学歴を問わず結婚したり子どもがいたりします。
僕は独身で貯金も無くて非正規雇用ですが、彼らに人生において負けているとは1度も思ったことはありません。
確かに評価する物差しが学歴や経歴や年収や結婚や子どもの有無なら負けています。
ただ、僕はそんなものを競争するために人間は生きているのではないと思います。
視点を変えれば親友の方も大学受験の時はあなたをうらやんでいたかもしれないのです。
浮き沈みはあるにせよ、生きているだけで価値があるのにそこに勝ち負けなんていう定義を持ち出す事自体が違うと僕は思います。
人生自己採点です。
24で答えを出すにはまだ早過ぎやしないでしょうか?
乱文失礼致しました。辛い時期かと存じますが自分を肯定できるのもまた自分だけです。
よい春になるよう祈っております。

にじょう 返信

とても共感したのでコメント失礼します。
私にも一人親友がおり、彼女とは小学校から今(22歳)までの長い付き合いです。
久しぶりに会ったとき、彼女は病院に就職を決め、卒論を既に書き上げ、国家試験の勉強をしていました。
ずっと私より大人しかったし内気で、対人支援職なんて絶対ムリな奴だと勝手に思っていました。正直自分の方が優位だと思っていた部分もありました。でも彼女は立派に自立していました。
今は私の方が内気だし、卒制にも就活にもまじめに取り組めない、暗くてダメな奴です。それはもう大変な劣等感を感じました。

あの頃とは違うという現実、見下されてるみたいな感覚、すごいつらいなって思います。嫉妬っていうか…そう、なんか、四方さんのおっしゃるようにもっと複雑なんですよね。自分だけが取り残されてるみたいな感覚で苦しい。仲良くしてくれて嬉しいのに。友達は何も悪くないのに。好きだからこそ差が気になってしまうんでしょうかね…。
まとまりのない自分語りのようになってしまって申し訳ありません。乱文失礼いたしました。

腰痛症 返信

あえて勝ち負けで言うなら、とりあえず僕を含め、ガチで友達のいないぼっちには多分勝ってるんだろう。
友達がいるっていうのも大変そうですね。勝ち負けとか考えたことねーや。比較対象にできる相手がいないんで。
ぼっちだと周りの人、同年代の人が何してるとか、同級生だった子が結婚してるとかどうとかの情報がまず入ってこない。
職場でも仕事以外の話なんてしたことないから、その人の家庭環境とか、そもそも家庭があるのかとかすら知らない。
だからそれに対しての危機感も持ちようがないし、取り残されたとかも思いようがない。
いや、もっと根本の部分からして取り残されてるからぼっちなんだろという話ですが。

RRR 返信

私はもうすぐ40歳になります。
うつ病を発症して、20年以上になります。

友人と自分を比べ、惨めになる気持ち、よくわかります。
私も現に今、すごくきれいで友達もいっぱいいて、仕事でも成功していて、かっこよくてお金持ちの彼氏もおり、華やかな生活を送っている友人のことをとてもうらやましく思っています。そんな風に惨めな思いをしたくないですが、どうしたらいいかわかりません。

でも少し前は、彼女が離婚したことで、自分自身はうつ病で、たいして仕事も成功しておらず友人も少なく、地味な生活を送っているとはいえ、比較的幸せな結婚生活は維持しているので少なくともその点では彼女より幸せなんだろうなと思っていました。でも、彼女にものすごい高スペックの彼氏ができ、二人で世界中旅行していると聞いてまたうらやましく思い始めました。

ただ、人生には浮き沈みがあり、人生の状況はどんどん変わります。
今度は私が離婚することもあり得ますし、彼女が仕事を首になったり、彼氏と別れることもあり得ます。
私に子供ができ、幸せいっぱいになることもあるかもしれません。彼女が今よりさらに幸せになること可能性だってもちろん十分あります。
また、幸せに見える彼女ですが、本当は寂しくて、心の隙間を埋めるために華やかな予定を入れまくっている可能性だって大きいです。

そのことを心に留めるようになってから、すこし楽に考えられるようになったのは事実です。

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