拒食症からの過食嘔吐。食費10万円だった私が健康的な食生活に戻るまで

コラム 過食嘔吐 摂食障害 えっぐ2号

11歳頃から体型について悩み始めて、そこから摂食障害になりました。

この投稿では、自分が過食嘔吐になって、過食嘔吐を(一応)やめられた話を書きます。明確な解決策を提示しているわけではないので悪しからず…

 

◇過食嘔吐になるまで

高1~19歳まで拒食症でした。自分がその日に摂取していいカロリーを厳しく制限していたため、友人と外食に行ってもほとんど、あるいはまったく食べませんでした。

しかし、元彼と出会うとそういうことができなくなりました。元彼は食べることが大好きだったため、デートに行くと必ず喫茶店やファミレス、あるいは屋台で何か食べていました。最初のうちは断っていましたが、一緒にいる時間が長くなったことや、断ることに対して悪いなという思いで、食事に付き合うようになりました。正直言って、食事が苦痛でした。

家に行くようになり、そして同棲を始めると、元彼が食事を作ってくれました。外食よりも断りづらく、仕方なく口にしました。それでもカロリーを吸収したくなくて、噛んだあとにこっそりティッシュに吐いていたりしました。当然ですが、目の前でそれを見ていた彼氏に怪しまれ、ティッシュに吐くこともできなくなりました。

そこに飲食店でバイトを始めたことが加わって、「食べなきゃいけない」「食べたくない」という葛藤が自分を苦しめました。今思うと、適量を食べさえすればよかったのですが、当時の自分にそのような思考はできず、「食べたものは吐けばいい」と考えるようになりました。そして、過食嘔吐になりました。

 

◇過食嘔吐

いったん過食嘔吐が始まると「吐きさえすればなんでも食べられる」という考えと、それまで栄養不足だった身体からの欲求で、「何も食べたくない」自分から「とにかく食べたい」自分に変わりました。いつの間にか、常に食べ物のことを考えている自分がいました。食べることが大好きな元彼以上に食べていました。バイト中も、目の前の食べ物を食べたくて仕方がなくて、結局それがつらくてバックレました。

バイトを辞めて時間ができ、ほぼ一日中元彼の家にいました。そして、食べて吐いてを繰り返していました。起きてから寝るまで、食べ物のことをずーっと考えていました。食費だけで10万弱使った月もありました。

お金のこともそうですが、身体にも影響がありました。もともと吐きづらい体質ということもあり、いわゆる「完吐き」ができず、食べたら食べた分、どんどん太っていきました。拒食症のときはガリガリだったのが、いつの間にか肥満体型になっていました。そんな自分の身体が嫌で、ますます食べるようになるという、典型的な悪循環に陥りました。

 

◇過食嘔吐からの脱却

さすがにこれ以上太るのも、お金をトイレに流すのも限界が来たので、過食嘔吐をやめる決心をしました。過食嘔吐しても痩せていられる人もいるけど、自分にはそれができない、自分は吐いても痩せない、ということに気付いたのもあります。実際にどれくらいの期間、過食嘔吐をしていたのかはよく覚えていません。ピークだったのは、1~2ヶ月くらいだったと思います。

まず最初にしたことは、「移動中に食べない」というルールを設けたことです。過食嘔吐のときは、家から駅まで歩いているときや、電車の中でも構わず何か食べていました。自転車に乗りながら食べることもありました。

次にしたことが、食事以外の趣味を見つけることでした。元彼の大学が、元彼の家から自転車で15分くらいの距離にあったので、そこのサークルに行き始めました。また、元彼と一緒にモンハンをやるようになりました。あたりまえですが、サークル通いとゲームを始めても、すぐに過食嘔吐はやめられませんでした。いちばん酷いときよりはマシでしたが、それでも食べ物のことが、頭の中をぐるぐるしていることが多かったです。まだ、食べて吐く、という行為は続いていました。

「吐いているから、また食べて吐く」という事実に気付くのには、時間がかかりました。食べたあとに吐かない、というのがとても怖かったからです。結局、「吐かない」という決意はいちばん最後にできたことでした。

肝心の過食嘔吐から回復している間の記憶は、残念ながらほとんどありません。「移動中に食べない」「食事以外にやることを作る」「吐かない」という3つを実践していくと、次第に過食嘔吐の回数は減りました。ピーク時から、だいたい半年くらい経った頃には、吐くことはほぼなくなりました。

 

◇過食嘔吐をしなくなってから

過食嘔吐をやめても、一般的な食生活になれたわけではありませんでした。1日1~1.5食とかで、あとは飲み物で過ごす、そして週に1回~3回食べ過ぎる、そんな食生活でした。過食嘔吐をやめても、相変わらず肥満体型で、痩せたかったことが原因です。エアロバイクを買ってみたりもしました。

また、常に過食嘔吐をしない状態から脱却できても、ストレスがたまると過食嘔吐をすることはありました。飲み会で食べすぎたときも、吐くことがありました。直近だと、去年の9月頃に、男絡みのストレスで過食嘔吐が続いていました。

 

◇現在

文中で「元」彼と表記している通り、今は別の彼氏がいます。元彼とは3年半付き合ったあと別れて、去年の10月に今の彼氏(以下、「彼氏」とします)と付き合いはじめました。

付き合いはじめてからは、過食嘔吐はまったくしていません。理由として、体重が多少落ちたこと、彼氏がわたしの食事を否定しないこと、彼氏がわたしを認めてくれることの3つがあると思います。体型が過食嘔吐ピーク時よりはマシになり、さらに彼氏がわたしの身体を「綺麗だよ」と言ってくれるので、以前ほど体型へのコンプレックスを強く感じなくなりました。

また、元彼は、わたしの食生活について「食べすぎ」とか「食べなすぎ」とか口出しをする上に、食事に付き合わされたりして、ペースを乱されることも多くてストレスでしたが、それに対して、彼氏は「好きなものを好きなだけ食べればいいよ」と言ってくれるので、食事が苦痛になりません。彼氏と付き合いはじめてから、食生活も比較的に健康的になりました。飲食店でのバイトもできるようになりました。

それでも、まだ「痩せたい」という思いは消えないですし、過食はやめられても偏食です。おかげでよく体調を崩したりもします。ただ、摂食障害については、一生付き合っていくものだと諦めているので、前より状態がいいだけ御の字だと思っています。

また機会があれば、自分の摂食障害やその他のことについて、書いていきたいと思います。最後までありがとうございました!


【執筆者】
えっぐ2号 さん

【プロフィール】
通信制大学に通う、22歳の女です。摂食障害+α。4月生まれです。冬はスウェット、夏はジャージが制服です。化粧はよくわかりません。11月から夜勤の立ち仕事のバイトをはじめました。
Twitter:@tameigou2


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