親と一緒に診察室に入るときの注意点 未成年で親とメンタルクリニックを受診した私の経験

コラム 未成年 ボダ子

はじめまして。二十三才フリーターのボダ子です。

双極性障害と診断されていますが、境界性人格障害との併発ではないかと推測。カウンセリングをメインに治療中です。

 

私は小学五年生のころ、いじめられたわけでもないのに急に学校へ行けなくなりました。両親にメンタルクリニックに連れていかれ、私、父、母の三人で診察を受けていました。自分でもなぜ学校へ行けないのか分からないので私は黙っていて、かわりに社交的な母が私の状況をすべて喋っていました。

私は小学三年生のころ、横浜から都内へ引っ越して転校しています。新しい学校は横浜の学校と比べるとやんちゃな生徒が多く、そのせいで私は学校へ行けなくなったのだと母はいつも説明します。私は何度か転院しているのでその説明を何度も聞いています。

私はかなり幼いころから生き辛さを感じながら生きています。よく泣く子どもでした。なので、冷静に考えれば、おそらく新しい学校のせいではないと分かるのですが、当時は原因が分かっていなかったため、自分でも何度も何度もそう説明しました。そうしているうちに本当に学校が原因だと信じ込んでしまいました。成人してからも母は診察室に一緒に入ってくることがあったため、そう説明しなければいけない状況でもありました。

高校生のころから、カウンセラーの方には「親といるとしんどい」とは言っていましたが、私がおかしいから普通の親なのにこんなにしんどく感じてしまうのだろうと思っていました。カウンセラーの方は「それは違う」と言い続けてくれましたが、体感を伴ってそう思えるまではずいぶん長いことかかりました。何年かかったんだろう。

 

私の母は美人で元お嬢様です。なのに、満たされていないのです。この人の両親(私の祖父母)にも問題があります。父方の祖母も変な人です。長くなるのでどう変かはここでは書きませんが。

私の診察で、母は、父の愚痴、姑の愚痴、私が通っている学校の生徒の悪口ばかり言っていました。父も母のことが苦手なようで、仕事が終わると飲み屋で長い時間過ごしてから帰ってきていたようです。母が父の浪費癖にキレてからお金の管理をすべて母が行っているため、今はそれができないようですが。結婚してけっこう早い段階でセックスレスになっていたのかもしれません。

父は事なかれ主義の何もしない人です。私が二十一か二十二歳のころでしょうか。母が夕食の支度中に急にキッチンでキレて、生ごみをぶちまけて叫びだしたことがあります。母は昔からたまにプッツンする人でしたが、ここまでのことはなかなかありません。鬼の形相の母が「食べてー!!」と叫ぶと父は素直に席に着き、用意されたものを黙々と食べだしたことがあります。「どうしたんだよ」と聞くこともなく。ゾッとしました。ものすごくグロテスクなものを見てしまったと感じました。自分の家の異常さをはっきりと自覚しはじめたのはこの頃からだと思います。

私と姉がブスになることを母は願っていたような気がします。母は私がムダ毛を処理することなどを嫌がっていて、ブラジャーを買ってもらうのも遅かったです。初めてブラを買ってもらったとき、もうDカップになっていました。中学生のころのお小遣いは月1000円程度だったので、自分では買えません。

私が渋谷などへ出掛けるとき、知らない人に声をかけられてもついていかないように忠告するのですが、その時に「私も若いころはよく声をかけられた」とわざわざ言ってきます。私の容姿を褒めるときも「特別可愛くはないが」「芸能人になれるほどではないが」というようなことを必ず頭につけます。

その場ではなぜ心配されているだけ、褒められているだけなのにこんなにも不快な感じがするのだろうと、ひっかかる感じがするだけなのですが、あれはマウンティングだったのでしょう。男性のかたには理解されづらいかもしれません。私が神経質なのでは思う方もいるでしょう。

ですが、実の娘に対してマウンティングする母というのは結構いるのではないかと私は思います。父から息子へのマウンティングもあるのでしょうか。もしそういうことされたことあるよーという男性がいるなら是非話を伺いたいです。

 

診察室で自分があまり話せなくても、話せないということを伝えられます。

親にも話を聞きたいならば、診察室に別々に呼び、話を聞くのがいいと思います。母からの洗脳を解くのは大変でした。首を吊って死にかけたこともありました。吊るときの、歯がガチガチいうほどの震えを覚えているので、もう二度と自殺はできません。怖すぎて。生きるしかないのですが、まだ自分の居場所が分かりません。夜、ひとりでアパートにいると孤独感で気が狂いそうになります。この前バイトをばっくれて辞めました。

毒親と言葉を目にする機会も増えてきたように思いますが、いまだに「母(父)は子どもの一番の理解者である」という意識はかなり強いと思います。

この記事で”親子診察の危険性”を知ってもらって、自分と同じような思いをする子どもが減ることを願い、書いてみました。

読んでいただきありがとうございました。


【執筆者】
ボダ子 さん

【プロフィール】
1994年生まれのフリーター。元デリヘル嬢。双極性障害と診断されているが、境界性人格障害との併発だと推測。カウンセリングをメインに治療中。
ブログ:ボダ子の日記


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1件のコメント

四菱レモン 返信

なかなか大変な環境の中で育てられた様ですね。
家族は選べないので、子供側からすると何もできないので、理解を得られないとどうしても過激な行動に移ってしまう事は理解できます。

また、コラムの中で、父から息子へのマウンティングがあるのかをお聞きしてみたいとの事だったので、
自分の経験を書かせていただきます。

父が仕事から帰って来て、私がが気にくわない行動(例えば、お帰りと言わないとか、何か尋ねて無視するなど)を取ったりすると、
文字通りのマウンティングをされて、靴下をその場で脱いで、口の中に突っ込まれた事は何度もありました。

中学生とかだったので、力で勝てる状況でも無かったので、なすすべなく汚れた靴下を口に入れて、満足して、その後風呂に入りに行くのが、父の行動パターンでした。

そのような文字通りのマウンティングをされる事は父から息子へは、多々あるんじゃないかと思います。

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