対人恐怖症、視線恐怖症に苦しんでいた私が「女優になろう」と決めた日

コラム 境界性人格障害 社交不安障害 文香

はじめまして、文香(あやか)と申します。

不眠の夜や、鬱々としている日は、メンヘラ.jpを見て励みにしています。

 

以下は私の物語です。

物心ついた時から今まで、沢山の生きづらさを感じながら生きてきました。私の3大生きづらさは、アダルトチルドレン、発達障害、人格障害です。この3つの生きづらさに悩まされ続けた人生でした。

私は大学1年の時に、病気になって精神科にかかりました。大学時代は病状が重く、ほとんど学校へ通えず不登校で、一人暮らしのアパートで半引きこもり生活を送りました。

それから中退をして、何年かエキセントリックな状態が続いた後、完全なる引きこもりになってしまいました。世捨て人みたいな生活をしていました。それから自殺未遂をして、もうすぐ4年になります。

自殺未遂をして3カ月の入院。退院してから、少しずつ社会復帰を始めました。その頃、社会不安障害の症状がとても強く出ていました。対人恐怖症のピークでした。幼い頃から家庭で、そして病気を発症してから20歳前後、20代前半と、人間の醜い所、汚い所ばかり見てきて、人間不信になってしまったんだと思います。

私は自己肯定感が低過ぎて、自分を大切にしていないから、周りの人に軽く扱われ、コントローラーのターゲットにされ続けていたんです。そして私は、人間が怖くなってしまいました。元々、人との関わりやコミュニケーションが苦手なタイプだと思うのに、更にそれが病的に悪化しました。特に視線恐怖症はとても酷かったです。人の視線、注目がとても怖くて、普通に道を歩けませんでした。常に、人の視線に怯えながら生きていました。

でも、人間がいない所で生活することは出来ないし、山の中に1人で住むわけにもいかないし、どこに行っても人はいるんだから、このままじゃ自分は生きていけないなと思って、とても焦っていました。人生八方塞がりでした。

 

数年前のとある日、私に考えが浮かびました。発想を変えよう、「見られたくないから隠れよう」じゃなく「常に見られているつもりで振る舞い続ければいいんだ!」、と思ったんです。

その日から、私は役者になりました。いつでもどこでも家にいても、常に見られているようなつもりで、演じ続けました。365日演じました。演じ続けていくうちに、振る舞いもどんどん堂々としてきました。対人恐怖症だった頃の挙動不審や、隠れようとする精神が嘘みたいに、180度、違う人間に私は生まれ変わりました。今では、普通の健康な人より堂々としているくらいです。

私は、境界性人格障害を患っています。この障害を持つ者は、アイデンティティが拡散していて、自己像が一貫していません。私は、自分が何かがわからなくて、ずっと苦しんできました。でも、数年前に役者になって、キャラ設定みたいな物を自分で定め演じ続けていたら、アイデンティティの問題も少し安定してきた気がします。役者をやり続けた事で、アイデンティティの障害も和らいできたんです。数年前、「女優になろう」と決めたあの日から、私の人生は、一気に好転していきました。

たまに、鬱の時に、「本当の自分って何だろう」と思って、アイデンティティ、自己像が強烈に不安定になってしまう時があります。その時は凄く辛いです。が、しばらく役者は続けようと思っています。


【執筆者
文香 さん

【プロフィール】
大学中退、元引きこもり、北関東在住。

双極性障害Ⅱ型、解離性障害、強迫性障害、社会不安障害、境界性人格障害、発達障害グレーゾーンです。


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