ラジオはいいぞ! ラジオに救われた私がオススメする4つの理由

ライフハック えん あきら ラジオ

もう何年経つかわからないが、ラジオから出る人の声を聞くことで夜を安心して迎えられる日々を送っている。

自分の体調がかなり不安定だった時に一番困ったのが睡眠だった。布団に入っても眠れる気配がない。突然何かを思い出して布団の中で泣き出したりすることもあった。

そんなある日。ふと、年季の入ったオーディオの再生ボタンを押してみた。雑音交じりの中で誰かが話しているだけなのに、まるで自分もその場にいるような感覚になって独りでいる時の苛立ちが和らいだ。

今回「ラジオはいいぞ」という話を、4つの理由を用いて書いていく。

 

◆限られた刺激

世の中は刺激であふれかえっている。

特に私個人が苦手としているのが、

・嗅覚:激臭、歩きタバコの煙

・視覚:デザインやバランスが無視された色使いの看板・文字

・聴覚:決して広いと言えない場所で雑多な人の声や音が飛び交う屋内

これらが一時的ならまだいいが、長時間、長期間浴びていけばどうなるか……。特に、人の怒号や嫌味を含んだ声は今でも体を小さく蝕む。明らかに私に向けたものでなくても聴こえた瞬間に肩がびくっと上がるほどだ。

当然ながら人間は常に刺激を与え受けて生きていく必要がある。しかし、体質や環境によってはコントロール・制限が許されず、余計なものを浴びてしまうこともある。ラジオを聴くうえで必要なのはもちろん「聴覚」のみなのでそれ以外の刺激を気にする必要はほぼない。

また、ラジオは番組やパーソナリティによって異なるが、大きく分けると「ふつおた(リスナーからの普通のお便りの略)」「番組コーナー」「フリートーク」「告知・宣伝」の4つのいずれかを組み合わせるだけの比較的シンプルな構成である。基本的に決まったそれらを繰り返すだけなので、大きな変化はほとんどない。(何かあったとしても必ず番組内で伝える。)

自分が送った言葉が採用されるのを全力待機するもよし、作業しながら聞くもよし。私は寝るときにタイマー機能を使って聴いている。

 

◆想像力を掻き立てる

先述した通り、ラジオは音だけで成り立つ世界である。そこではパーソナリティ等スタッフたちによるさりげない且つ熟練の技術が垣間見える。

・状況説明(色、形、数など見ないとわからないものを言葉で解説する)

・同時に喋る状況をなるべく避ける(一人ひとりが話すことで誰が話しているかがわかる)

・通常の話し言葉と比べてややゆっくりしたテンポのトーク

・いかなる内容でも、ネガティブな流れにならないようにする

などなど、様々な発見がある。聞きながら「収録された場所はどんな雰囲気なのだろう」と想像できる楽しさや、話す時に大切なことがわかるのがラジオの特徴である。

さらに、聞く側も「より投稿されやすいように、送る言葉を考える」「パーソナリティたちの会話や回答から日々の生活のヒントを得る」ということができ、ラジオを通じて様々な想像力が生まれる。

会話に対して不得手と思っている私だが、今何とかやりとりができるのは、ラジオにかなり助けられているところも大きい。

 

◆聴く人に寄り添う

ラジオが私にとって救いとなったのは、冒頭にあげた「自分もその場にいるような感覚」が生まれたからである。

番組によってはひとりのパーソナリティがずっと喋るものがある。スタッフと会話する場合もあるが、だいたいは送られたメールやはがきを読み、そこから話を膨らませていくのが鉄板。採用される内容のほとんどは季節や行事にあったこと、年代性別ごとの悩みなど、「誰が聞いてもある程度共感できる・興味を持てる」デザインにしているのがラジオの世界における魅力だといってもいい。

お便りを送っているのはほかの人なのに、言葉が読まれパーソナリティが答えていくうちに自分もその世界に入ってパーソナリティの近くで一緒に話を聞いている。そんな気持ちになったことはないだろうか。私は何回でもある。そのたびに「うわーその悩みはつらいなあ、うんうん」とか「いい結果が出るように、応援してるぞ!」なんて言いたくなる。

1度、とあるアーティストがパーソナリティを務めるラジオでメールを送ったところ運よく読んでいただいたことがある。しかもそこに書かれた言葉に寄り添うように、やさしくそしてしっかりとエールを送ってくれた。嬉しかった私は「ああ生きてよかった!」という気持ちでいっぱいになった。孤立感が和らいだ大きな出来事の一つである。

 

◆ラジオのすゝめ

と、ここまで書いたものの、「ラジオはどうやったら聴けるの?」「番組がありすぎてよくわからない」という声が聞こえそうなので、それについて少し解説しておこう。

まず聞く方法についてだが、ラジオが聞けるオーディオか、インターネットラジオが聞けるパソコン、スマホがあれば充分である。ラジオが聞けるアプリもある。

番組選びについてだが、ひとまず好きな有名人やタレントはいるだろうか。その方々はたいていラジオ番組を持っているので検索してみよう。アニメが好きなら、出演している人がパーソナリティを務めているものを聴くとか、番組名が入っているものにするとか。スポーツが好きなら中継もよし。特に気になるジャンルが浮かばなければ、手が空いて今流れているものにしてみよう。もしかしたら、自分にピッタリなものと出会えるかもしれない。

番組によっては「公開録音」といってステージや会場を使い大勢の人がいる前でラジオをすることもあるので、そういうのに参加してみるのも楽しい。

 

と、ここまで4つのすゝめをしたが、いかがだろうか。

ここからは余談だが、同じ番組を聞き続けていたある日CM中の時報内容の変化に気付いたことがある。

そこから垣間見えるラジオの情勢に寂しさを感じてしまったが、それでも恋しくなるので今日も雑音と戦う日々である。

音の向こうの、ぬくもりを求めて。


【執筆者】
えん あきら さん

【プロフィール】
ハガキ職人を尊敬している一般人
Twitter:@en_akira

 


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