メンヘラ当事者研究会 第7回「人と打ち解ける、とは?」報告レポート

体験談 当事者研究 メンヘラ当事者研究会 midori レポート

こんにちは、メンヘラ当事者研究会運営のmidoriです。

第7回メンヘラ当事者研究会「人と打ち解ける、とは?」の報告レポートを、いつも通りやっていきたいと思います。

初めて記事をご覧になった方向けに私達の活動「メンヘラ当事者研究会」についてはこちら。

・「当事者研究」とは - 当事者研究の進め方、おもしろさ

また以下のレポートをご覧いただければ、会の雰囲気などがわかるかと思います。

・メンヘラ当事者研究会 第1回「生きづらさってどんな感じ?」報告レポート
・メンヘラ当事者研究会 第2回「普通ってなんだろう?」報告レポート
・メンヘラ当事者研究会 第4回「人見知り」報告レポート
・メンヘラ当事者研究会 第5回「働くこと」報告レポート

この報告では、参加者レポート、アンケート結果、会の反省、会計の順でご報告していきます。

 

メンヘラ当事者研究会第7回レポート

今回は司会を務めた「べとりん」がレポートを書きました。

* * *

第七回「人と打ち解けるとは」感想

今回初投稿です。
メンヘラ当事者研究会の発起人のべとりんと申します。
最初に「メンヘラ.jpで当事者研究会をやろうぜ」と言い出した人です。
結局この会はメンヘラ.jpとは別団体となりましたが、ゆるい協力関係のままで続けています。

第七回の体験レポートをいち参加者として書くつもりだったのですが、
他のやりたいことに気を取られて1ヶ月くらい放置した結果、
参加者のみなさまの具体的な発言をほとんど忘れたので、
会の中で自分が考えたことを中心に書きたいと思います。

第七回、私は「司会の手伝い」という立場で参加しました。
メインの司会は前回初めて参加者として来てくれた、まりさんが引き受けてくれました。
当会は慢性的な司会不足なので、司会を引き受けてくれる方は大歓迎してますが、
未経験者がいきなり単独で司会を担当するのは不安だろうということで、
初回は司会経験者と組んで司会を担当することにしています。

今回のテーマは「人と打ち解けるとは」。まりさん提案のテーマです。
第七回の参加者は8名でした。
告知が遅かったこともあり、参加者が随分少なかったですが、今回も多様なメンバーが参加しました。

 

1. 「人と打ち解けること」は「人と仲良くなること」と違う


個人的に面白かったのは、
「”人と仲良くなる”ことはできるが、”人と打ち解ける”ことができない」
という悩みを持った参加者がいたことです。

その参加者の方(Nさんとします)は、
「相手に面白がってもらえることは話せるので、他人と仲良くなることはできるが、
相手に喜ばれない話は苦手というか、してはいけないと思っているので、
そのため、笑い話にしにくい話、例えば悩みや困りごとは、
なかなか他の人に打ち明けることがができない」(うろ覚え)と言っていました。

私自身は、どちらかといえば「空気を読め」と怒られる側の人間でして、
自分が話したいことを好き勝手に話しまくり、周囲がヒく、というパターンが多いので、
他人の期待を読み取り、それに合わせて行動することが得意なのに、
人と打ち解けることができなくて悩む、ということが新鮮でした。

 

2. 「人と打ち解ける」とは何か


他にも、自分がメンヘラであることを他の人に気づかれたくなくて、
バイト先の人とあまり仲良くできない、という意見も出てきました。

いろいろな立場からいろいろな悩みが出て来たので、
互いの意見の整理のために、私が以下のような図を提案しました。

「人と仲良くなる」とは、「外向けの自分」の「他人」の間の擦り合わせ(A)が上手くいっている状態です。
「外向けの自分」の「他人」の間のぐるぐるが回っていれば、人と仲良くなっていると言えます。

しかし、「人と打ち解ける」ためには、同時に
「内なる自分」と「外向けの自分」の間の擦り合わせ(B)が上手くいく必要があります。

例えば、バイト先で「メンヘラであることがバレないようにしなきゃ」と
カチンコチンに緊張している状態を”打ち解けている”とは言えないでしょう。
無理に「内なる自分」を隠そうとしなくてもよい、という感覚があって、
初めて「相手と打ち解けた」という感覚が生まれるのではないでしょうか。

この図を使って話し合った結果、「人と打ち解けることが苦手」という悩みの中にも、
「他人と仲良くなることはできるが、内なる自分をさらけ出すことができないために、人と打ち解けることができない」という悩みもあれば、
「自己開示することはできるが、他人と仲良くなることが難しくて、人と打ち解けることができない」という悩みもあることがわかりました。

この図を使うと、私はBは得意だがAが苦手で、NさんはAが得意でBが苦手、ということになるでしょうか。

 

3. 人と打ち解けるための戦略


さて、現状が少し整理できた後は、人と打ち解けられる方法の話になりました。
上記の図から考えると、人と打ち解けるための戦略には、大きく3つの選択肢があることになります。

戦略1:まず他人と仲良くなってから、少しずつ自己開示していく(A->B)
戦略2:まず自己開示してから、それを受け入れてくれる人と仲良くなる(B->A)
戦略3:どちらも優先せず、同時に進めていく

私の大学生の頃の人間関係は、主に「戦略2」に則ったものでした。
自分の興味のある話をしまくり(A)、大多数の人には変な人扱いされるが、
その話題に興味を持ってくれる人とだけは仲良くなれる(B)、という方法です。

会社員になってから人間関係に悩むことが増えたのですが、
どうやら自分が今まで無自覚に使ってきた「戦略2」が
周囲の環境と合わなくなってきたことが原因だったようだ、と
今回の会で気づきました。

会社だとなんでもかんでも自己開示できるわけではないし、
多少趣味が合わなくても同僚と仲良くする必要があるのです。
なんか人間関係が難しくなったな、とは思っていたのですが、なぜかはわかっていませんでした。
こうやって他の人と話す機会がないとなかなか気づかないんですよね。

「似ているようで微妙に違う悩み」を持つ人と話すと、
いろいろな発見があるな、ということを再確認できた会でした。
こういう会は開くのも参加するのも楽しいです。準備は大変なんですけど・・・

第一回や第二回は参加者希望者が多すぎて定員オーバーする状態でしたが、
初めのうちのラッシュも収まり、参加者数も落ち着いてきたので、
一度参加してくれた方も、まだ参加してない方も、ぜひまた参加してもらえると嬉しいです。

* * *

 

第7回アンケート

次にアンケートの集計結果です。ここからは、当日メインの司会を務めていた「まり」がコメントをしています。

 

Q1 全体の満足度を教えてください。なお、尺度は「非常に不満」の0から「非常に満足」の10で測定しました。

司会としての満足度は6ですね。参加者の人に答えにくい質問をしてしまったり、緊張してうまく場を回せなかったりしました。これからなれていきたいですね。

 

Q2 Q1の満足度になった主な理由をお書きください。(自由記述)

・(7)たくさん話せた反面、きく方が疎かになったかなと反省です。
・(7)本日のテーマは(も)すごく難しいものだと感じた。
・(8)自分を振り返るよい機会でした。
・(10)いろいろ混乱できました。
・(10)私の中で形になっていないもやもやしたものが、言語化されていくのがとてもおもしろかった。

いろいろと混乱された方も、もやもやしたものが言語化された方もいて、人それぞれですね。皆さんが当事者研究に何を求めているか改めて気になりました。

 

Q3 本日の司会の進行は快適でしたか?なお、尺度は「全く快適でなかった」の0から「非常に快適だった」の10で測定しました。

ある程度快適だったようでよかったです。

 

Q4 (ア)から(エ)の項目について、解答を○で囲んでください。尺度は「1 とてもそう思う」、「2 そう思う」、「3 あまり思わない」、「4 全く思わない」の4つでした。

(ア) レジュメの説明の内容は理解できたか
(イ) 話しやすい雰囲気だったか
(ウ) 話すことを強制されていると感じたか
(エ) 何を話したらいいかわからず戸惑った

話しやすい雰囲気づくりについては改めて考えたいです。

以下の(オ)、(カ)、(キ)は「はい」「いいえ」の2択で答えていただきました。

(オ) 他の人の言葉に傷ついたことがあった
(カ) 言いたくないことを話してしまったことがあった
(キ)(カ)で「はい」を選んだ人のみ)話したことを後悔している

 

Q6 次回以降話してみたいテーマを1つ書いてください。(いま自分が困っていること、他の人の場合を聞いてみたいテーマなど)

・友だちについて、SNSとの付き合い方について

どちらも面白そうなテーマですね!興味がある人がたくさんいそう

 

Q7 今回の研究会の感想や改善要望があれば、自由に書いてください。
・ありがとうございました!

ここはなかなか皆さん書きにくいんですかね。

 

反省

今回はかなりべとりんさんにたすけてもらいまくりました。話の流れとかその時の話題の核心を意識して司会ができたらと思いました。

 

会計

最後に今回の会計についてです。

 


【執筆者】
メンヘラ当事者研究会のみなさん


【募集】
メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから

このエントリーをはてなブックマークに追加

0件のコメント

コメントを残す

返信をキャンセル
返信先コメント