摂食障害の治療は「○○を諦めること」から 自力で克服した私の場合

体験談 摂食障害 ユウキ

こんにちは。ユウキです。

今日は中学時代に始まった摂食障害を自力で克服した話をしようと思います。

摂食障害を専門に扱う病院はまだまだ少なく、困っている方も多いのではないでしょうか。少しでも、そんな方たちの助けになれば嬉しいです。

 

なぜ摂食障害になったか


摂食障害になった原因は、自己肯定感の低さから痩せ体型に執着したことでした。当時、周りに私を貶める人間がいて、とても苦しんでいました。

しかし、親はそれを無視していました。私が痩せ体型に執着したのは、痩せ体型はとても価値が高いように思えたことと、「大丈夫だと思われたくないから」でした。親に守られたかったのです。私のことを理解し、承認してくれる存在に飢えていました。

いま思えば、友人や習い事の先生にそれなりに承認されていた気もしますが、自己肯定感が低いために受け入れることができませんでした。

 

あるブログとの出会い


親も病院もアテにならないと分かったとき、頼ったのはネットでした。「摂食障害」「過食症」で調べまくって見つけたのが、ステップあやさんのブログでした。私はこのブログを読んで、自己肯定をする練習をしました。

あやさんの書く文章はいつも優しくて、受容と愛に溢れていて、必ず私を良い方向に導いてくれるという確信を持てました。それは間違いなく、私が親や医者、カウンセラーに求めていたものでした。摂食障害でなくても、自己肯定感が足りないと思っている方にはぜひ読んで頂きたいです。

 

理想の家族を諦める


ブログを通して、摂食障害の患者は家族関係が上手く行っていない人が多いということを知りました。例外なく、私の家もそうでした。ホームドラマのような理解のある温かい家族に憧れていましたし、なぜうちはそうじゃないんだろうと悩んでいました。

ある日、私は理解されることを諦めました。仲の良い家族にはなれなくても、せめて仲良しごっこが出来る家族になろう、と決めました。また私ばかり頑張るの?という気持ちになりましたが、ごっこ遊びだと思えばなんとか出来ました。特別なことはしておらず、ただ人と仲良くするために必要なことをしただけです。それだけでも関係性は良くなっていきました。ここで大切なのは、それ以上を求めないことです。本当の良い家族になるのは無理だと割り切った方が楽です。

そして、今でも仲良しごっこは出来る程度の仲ではいます。一緒にいてイライラしたり絶望したりすることはありますが、自立するためのいい材料だと思うことにしています。

 

ダイエットを諦める


本当は摂食障害の治療とダイエットを両立したかったのですが、それはかなり難しいことです。あやさんのブログにあった「増量期が終われば自然と食欲は落ち着く」という言葉を信じ、とりあえずは制限せずに食べるということを地道にやりました。

当時は過食と拒食の波が1日単位で訪れており、まず拒食の波をなくすことから始めたのです。拒食による栄養素の偏りがなくなれば、反動としての過食もゆるやかになっていくという訳です。

拒食をやめ、普通に食べることは本当に怖かったです。しかし、その後本当に食欲も体重も落ち着き、今ではBMI18.5程度をキープしています。摂食障害を治療すると永遠に太ったままで過ごすことになる、という訳ではありません。摂食障害を治してからダイエットすればよいのです。

いわゆる「摂食脳」と呼ばれる認知の歪みが治れば、拒食や嘔吐や過剰な運動を伴わない、無理のないダイエットが出来るようになります。

 

まとめ


摂食障害のみなさんは、生きづらさを強く感じていると思います。私の場合、自分の中に信じられるものがない、というのが特に辛いことでした。なので、痩せ体型を良しとする芸能界の基準、ドラマ内の理想の家族像、学校のいう優等生像を良いと信じ込みました。それに寄せていくことで、自分には価値が生まれると思っていました。

摂食障害の治療は、理想を諦めることから始まると思います。理想の体型はもちろん、家族、生き方についてもそうです。摂食障害の患者には完璧主義者が多いといいますが、その高い理想があなたをここまで追い詰めたのです。

諦めることは絶望に見えるかもしれませんが、実は「これでいい」と現状を肯定できるようになる鍵なのです。食べても、食べなくても、吐いてしまっても「それでいいんだよ」と自分に言ってあげてください。



【執筆者】
ユウキ さん

【プロフィール】
摂食障害、自律神経失調症を経て健全な精神を手に入れるため頑張っている大学生


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