辞められない自傷行為と自殺未遂。それらを許して生きていくこと

コラム 自殺未遂 自傷行為 フレ

去年の11月にこちらに投稿させていただきました、フレと申します。掲載していただけたことを最近知り、コメントで共感してもらえたことが嬉しかったので、またこちらに吐き出したくなりました。

【関連記事】
・ODと自殺未遂。一人で苦しみを閉じ込め続けてきたけど、本当は誰かに助けてほしかった。

その後のことを少しだけ……また読んでもらえたら嬉しいです。

 

あの投稿の何日か後のことです。もうずっと入浴も困難で、何もかもが負の刺激になってしまっていた私は、朝方、父の工具用カッターを探しました。保護部品が付いていないカミソリは捨てられてしまったので……

そしたら、いつもはカッターがあったところにカッターが無いのです。隠されたと思いました。まるで「逃げ場はないぞ」と言われたような気持ちになって、そこで私の中で何かがもうプツリと切れました。

「何としてでも自分で死ななければ」と、キッチンへ。包丁でちょうど、肘裏というんでしょうか? 採血をするときの、あれは静脈でしょうか? とにかく腕じゃなくて血管を切りたくて、野菜を切るみたいに上から下へ何度も何度も切りました。

切れ味が悪くイライラしたので、もう何年も使っていない箱のようなバスタブにお湯を張って、腕を浸けて、眠るように死ぬのを待ってみました。お湯と血はそんなちゃんと混じらないんですね。分離しながら少しずつ赤くなりました。生き残った方の手は真っ白になっていきました。血の気が引くとはあのような状態なんでしょうか?

ここからがお笑いなんですが、全身がすーっとなった途端、携帯から自分で119したんです。怖くなって。両親が気づいたのは救急隊が来てからだったと思います。そう思いたい。

些細なことでも否定されたような気持ちになって、衝動的な行動をとって、それはODだったりリストカットだったり様々だと思いますが、この一件でもう認めざるを得なくなりました。「自分で死ねないな」と。

入院先で目が覚めて、情けなくなりました。悲しかったです。どれだけ喚こうが切ろうが飲もうが、死ねるわけないんですね。喚いてでも切ってでも飲んででも、生きたいんだと認めざるを得なくなったんです。

本当に死にたければ簡単です。少なくとも10階以上の場所にのぼって後ろ向きに落ちれば頭から着地して、そのときにはさよならできるでしょう。

でも、できない。怖い。勇気がない。何より、良くも悪くも心残りがありすぎました。

私はまだ自分で自分を殺すことはできません。

こうしてここに書き残すように、私だからこそ伝えられることがあるんじゃないかと思っているんですね。恥ずかしいですが、多分本音です。

 

入院先が精神科だったので鋭利なものは持ち込めませんでしたが、そこでも臨床心理士からもらったカウンセリング用紙を書くためのボールペンで血管をえぐったり、それを取り上げられれば今度はベッドの柵に頭をぶつけたり。しまいにはご飯もお箸でなく全部スプーンにされてしまいました。パンは出ませんでしたが、揚げ物とか焼き魚も全部スプーン……。

カウンセリングの結果が出たのが入院して1ヶ月ちょっと経った頃でした。

用紙には病名と一緒に「境界知能」という言葉がつけられました。IQが平均より下だけど、ADHDというほどではない。「一度に二つのことを進めようとするといっぱいいっぱいになって、混乱しやすいけれど、なかなか周りには見えずらく理解されがたい障害だ」と説明されました。

私は仕事や家庭の中で周りよりできない自分をずっと責めてきました。そして周りにうまく自分のことを説明できないから、わかってもらいたい気持ちが高まると攻撃的な面は自分に向けて発散されていたようです。

それを知ったときに「偶然、即死できるまではやりたいことやってみよう!」と思いました。その瞬間は面白いくらい吹っ切れました。

今はやっと家族とほぼ絶縁できて、他県に移住して、そしてまた夜の仕事をしています。そして並行して、ずっとやりたかった仕事に手をつけ始めました。イラスト関係なのでとっても厳しい世界。メンヘラも相まって、正直8割は苦しいことばかりです。でも残りの2割に賭けたい、賭けずにいられない自分を知ってしまったので、フラフラしながらも生きています。

相変わらず仕事相手との衝突が多かったり、仕事そのものが遅かったりしますが……。

 

自傷行為は今後もきっと辞められません。形は変われど、私は自分を傷つける以外に生き延びる術を知らないし、今さら知るつもりもなく、「別にいいじゃん」と自分を許しているところもあります。私は自分を痛めつけるほど生きる時間が長くなるんです。

でもいつか、何かの形で即死できるまで。夢は叶えばそれで良し、即死できればそれも良し、そう考えたら以前より少しゆるく過ごせるようになりました。

文章にまとまりがありませんが……境界知能なので許してください。笑

苦しいですが、自殺しきれない以上、人より劣っていても、自分を傷つけても、自殺できない自分を責めることはもうなさそうです。

境界知能という立ち位置で、そんな生き方をしている人もいるということを、ここに書いておきたかったんです。

明日には夢が叶うか、即死できているかも。どちらでもいいです。この苦しみは死ぬまで続くので。

どうか同じような誰かに届きますように。


【執筆者】
フレ さん

【プロフィール】
23歳女。AC。境界知能。現在は主にうつ、ボダ、パニック障害の治療を受けています。


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1件のコメント

なんすー 返信

拝読しました
とても良くわかりました
とちゅう、クスッと笑ってしまったほどに

書いてくださりありがとうございます
励みと言ったら変ですが
とても助けられました


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