アダルトチルドレンの共依存症者が自助グループに飛び入り参加してみた話

体験談 カス子

こんにちは、カス子です。日々生きづらい思いを抱えつつもなんとか生きている皆様、いかがお過ごしですか。私はめっちゃ辛いです。

今回はタイトルの通りなのですが、私(機能不全家族育ち、対人依存がえげつない共依存系体質の気分変調障害、自律神経失調症、神経調節性失神のメンヘラ)が、偶然すぐ近くで行われていた自助グループに勢いで飛び込み参加してきた体験記です。

 

ことのきっかけ

きっかけはこのメンヘラ.jpさんで行われたクラウドファンディング。私自身このサイトにはとてもお世話になっており、協力させていただいた後のリターンがきっかけでした。

「メンヘラ当事者研究会、参加してみませんか?」

リターンとしてわかり手さんと通話で人生相談をしていた際にそう言われ、「あ、それ行っていいのか!」とめちゃめちゃ驚きました。行きたいけど、私でも行って良いのかな…と不安に思っていたんです。

私でも行って良いのか。しかし、残念ながらその日は仕事、参加は次の機会に…となってしまいました。ですが一度ピンと来てしまったら猪突猛進に突き進んでしまうアホ系メンヘラの私は通話を終えたその瞬間にこう思っていました。

「自助グループ、めっちゃ行きたい」

そしてスマホで即座に検索、自分の問題に当てはまり、尚且つ近くて時間的に行けるような自助グループはないかと、それこそ一晩中インターネット上を探し回りました。そして、見つけました。仕事終わりに行けて尚且つ近い、共依存症者のための自助グループを。

「これしかない」

しかも開催日は明日、事前問い合わせや登録は不要ときたものだ、こりゃ行くしかねぇなと決意を抱いていたのでした。

 

そして当日

当日はとても緊張していました。怖くて入ったこともないスタバで期間限定のほうじ茶フラペチーノをすすりながら、お腹を壊してトイレに駆け込んだりしていました。

いざ行ってみると会場は小さな会議室、鍵は閉まってて入れないし、誰も居ないし、今日やってないんじゃないのかと何度もスマホを確認していました。そのうちぽつりぽつり、とひとが集まり、合計4人が顔を合わせることになりました。ちなみにですがその日初参加の人間は私一人で、他のメンバーは数年の付き合いのようでした。

いよいよミーティングが開始です。隣の女性から「これどうぞ」と貸し出し用の分厚い本とミーティングノートが手渡された。めちゃめちゃでかい。なにこれ。

「ではまず誓いの言葉から始めます」

………誓い? 誓いってなに? なんかテキスト見たら神とか書いてあるんだけど、これ。

タイトルを読んだ方で察しが良い方ならお気づきかと思います。この共依存症者向けの自助グループとは、所謂、”12ステップ”を行うためのミーティングだったのでした。

そもそも共依存症者とはどういうものなのだろうかと言いますと、1989年のアメリカのアリゾナ州で行われた第一回共依存会議で以下のように定義されています(緒方明/「アダルトチルドレンと共依存」より)。“共依存症とは、強迫的行為による痛ましい程の依存の様式であり、安全感や自己評価や同一性を求めて、他人から賞賛を求める”。

ざっくりと言ってしまうと、世の中にある多くの依存症の中でも「他人に対して依存してしまう、その人からの評価のために自分の感情を殺したり相手に支配的になってしまったりと健全でない人間関係を築いてしまう人」のことです。そして、この共依存症の問題の多くは機能不全家族(元々はアルコール依存症の家庭内とされていましたが、現在ではそれ以外の問題を抱えた家庭も指します)で育ったアダルトチルドレン、子供時代に子供らしく過ごせなかった人々が陥ることが多いとの指摘があります。

そして、このアダルトチルドレンからの回復として用いられることがあるのが、先ほど出てきたキーワードの“12ステップ”となります。

どういったものなのかというと、これは自身の抱える様々な問題に対して12の段階を踏みながら、自分自身はその問題に対して無力であることを自覚し、自分自身の欠点を受け入れた上でそれらの欠点全てを神に取り除いてもらい、自身が傷つけた人への償いや埋め合わせをしながらも、こうした思考・嗜好の棚卸し作業を行い、祈り続け、この原理に沿って実践を行う、というもののようです。詳しくはアルコホーリクス・アノニマスのガイドラインをお読みください(私は専門家ではないので解釈違い等有ればご指摘願います)。…そう、神が出てくる。

ここで自己紹介なのですが、私は2歳の頃から父と別居をして、母と弟と現在暮らしております。原因は母の鬱病と、父の新興宗教狂いのせいでネグレクト状態に陥った為でした。

その後10年以上離婚することもなく戸籍にだけ残っている父は、その後も無理矢理集会に参加させられたり、その宗教が運営する学校のパンフレットが送られてきたり、養育費ももらえず離婚も出来ずそのせいで奨学金が受けられなくなり、そんな中でなんとか大学に行くも学費を巻き上げられ止められたり、教授に認められて「大学院に残らないか」と言われるも「そんな中で行けるわけない」と就活を始め、院の受験シーズンが終わったタイミングで離婚して大揉めに揉め、それ以来一切の連絡を絶っている状況でした。

そう、もう言わずもがなですね。わたくしめ、強烈な宗教アレルギーなのです。自分の人生が壊されたのは、そして機能的な家族でなかった理由は、母の鬱病の発端は、私がその後父に捨てられてしまったのは、全てがその父の神のせいだという歪んだ認識をもっている状況です。誰か助けてくれもう。

共依存症者の自助グループだったらその”12ステップ”を行っている可能性は大いにあった、しかし「自助グループに参加したい!」と興奮しすぎていて見抜けなかった。

着々と進んでいくミーティングの中で私は次第に過去の思いや、“神(もちろんこの12ステップで指される概念的な神ではなく、父の信じる神である)”への怒りから呼吸が苦しくなり動悸までしてきて、なんか嫌な汗かいてるし、こう、あれです。インフルエンザの予防接種を受けに行ったのに、その副作用で具合が悪くなっているような状況に陥った訳であります。結局ミーティング中は殆どしゃべることもなく、ただ鞄を抱きしめてテキストを読んでいるふりをしているほかありませんでした。

注意していただきたいのですが、12ステップ自体はとても有効性が示されており多くの回復者がいるとのことで、まったく悪い存在ではありません。ただ、私の生育歴と相性が悪かった、それだけのことで起きた悲劇でした。

 

結論

「事前にちゃんと調べよう」、帰り道に吐き気を抑えながら感じたのはその一言に尽きました。ミーティング内容がどういうものだったのか、それが自分と相性は良いのか、どういった集まりなのか、事前に確認していれば、と深く反省しております。

しかし一方で、大きな収穫もありました。私の問題は「そもそも神に全ての原因があるとしている歪んだ認識である」と実感できた、だから今度のカウンセリングではここを重心にしてカウンセラーに相談してみようと新しい方向性が見いだせました。

参加はとても意義のあるのもでしたが、今後自助グループに参加する皆様には、事前に自分に合っていそうかを調べることをお勧めします。

メンヘラの皆様の多くは自信の体力や経済力、スケジュール管理能力にあまり自信がないと思われます。というか私がそうです。その有限な資源を有効に活用するために、まずは今一度、参加前にしっかりと調べておくことが大切だと感じました。私は今後スターバックスと自助グループには、少し寝て休んで精神的に落ち着きを取り戻し、カウンセリングを受けてからまた行くことにします。次はしっかり下調べをしてから。

皆さんがせっかくの素晴らしい集いで症状が悪化しませんように。
それでは、さようなら。


【執筆者】
カス子 さん

【プロフィール】
なんとか生きています、最近薬が一つ減りました。
Twitter:@gomikasu0202


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3件のコメント

シーラ 返信

おつかれさまでした。ご経験を読ませてくださりありがとうございます。
少人数の自助グループで、初めての方に対する配慮をするゆとりがなかったのかもしれませんね。
自助グループのミーティングというのは、カス子さんのように具合が悪くなった場合は、いつでも退出してかまわないのです。人の話をきっかけにフラッシュバックを起こしてしまう場合などもあり得ますしね。
どうか今後もあまり無理をなさいませんように。

まめ 返信

お悩み投稿で自助グループのことおっしゃっていましたが、詳しい経緯まで教えてくださってありがとうございます。

ケアとかしてもらえるようなこんな小さなのも、あるんですね。

スタバ…
災難でしたね。私はスタバ大好きですが冷たいの系は、カロリーを見たら目が飛び出たので、もっぱら温かいの系飲んでます。
ほうじ茶ラテ、ほんのり甘くシロップ入ってて美味しいですよ。
よろしかったらお試しください。

まめ 返信

ケアしてもらえないような、でした。

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