本当に必要な支援とは 修道院のボランティアをして感じたこと

コラム 宗教 May

私は今、ボランティアとしてアジアの某金融都市で活動する修道院に滞在し、事情あって修道院に身を寄せている女性たちと寝食を共にしている。

役割的には合宿所の班長みたいな感じでシスター達と一緒に祈り、仕事を手伝っている。因みに私はカトリック教徒。

 

ここに身を寄せている女性達は現在10名、年齢は10代から70代くらいと様々だ。

10代の子は、ローカル中学生。実家が毒親でソーシャルワーカーから里親がわりの隔離先としてこちらの修道院を紹介されたようだ。

それから、赤ちゃんを抱えたシングルマザーが2名、20代と30代。二人とも東南アジア人。メイドとしてこの土地で働いていたものの、妊娠するような状況になり、メイドを解雇されてしまった。しかし、この人たちは本当にしっかりしているし、人柄も良い。今の状況を二人ともきっと乗り越えていけると思う。

他の7名はローカル地元の人で30代から70代。この7名中、3名(40代1名、50代2名)は肉親との死別や離婚で身寄りがなくなってしまった人。そして、この地では学歴主義の風潮が強いのと、生活費、とくに家賃が異常に高いのだけど、この人たちは一人で暮らしていける給料の仕事につけない背景がある。でも、協調性も思いやりもある人たち。学歴主義と拝金主義経済でないところであれば、もっと活躍できるはずなのに、と思ってしまう。

あとの4名は、日本式に言うメンヘラ。30代2名、40代1名、70代1名。30代の2名はどちらもボーダー障害ぽい。共同生活をするにあたり、彼女たちの言動が、他の人たちにとっては大変不快であったり時に迷惑になってしまうこともあるのだが、彼女たちのそれぞれの世界の認識が独特なため、こちらからあーだこーだ言って無理強いするのは互いにエネルギーの無駄遣いになる。シスター達はこの2名については、うちの修道院は精神的問題のある人の面倒を見ることはできない、とソーシャルワーカーに突っぱねたのだが、逆に、この人達は何処にも身寄りがないので、と諭されてしまった経緯がある。

40代の人は、最初妊婦かと思ったが、単にお腹が出ているだけだった。この人は他の人とコミュニケーションを取らず、夜中になると買いだめしたお菓子やラーメンなどをひたすら食べている。

70代の人は旦那さんが10年前に亡くなるまでは裕福だったようで、掃除とかの作業は全くやらない。東南アジア人の人達だけてなく誰に対しても上から目線だ。そしてアルツィ。

 

心身共特に問題なく、たまたま事情があってここに世話になっている人達は幸いだ。自分に自信を持つことが、実は根拠は必要なく簡単、かつどんなにすごい底力となるかに気がつくようなヒントを出せば、ほぼ誰もが前を向いて歩き出す。

それに対して、メンタルのケアが必要な人達は、ヒントを出しても彼女達独自のフレームで解釈し、方向づけするため、前進ではなく、斜めに進んだり後退したりすることもある。それがこんがらがると、ますます身動きが取れなくなる。

行政や事業家の慈善事業は手当やお金を支給しさえすればそれで良しみたいな雰囲気が、この地では特に強い。

でも、実際の現場にいると、必要なのは根気よく彼女達を理解してあげる専門家達だとひしひし思う今日この頃だ。



【執筆者】
May さん

【プロフィール】
7月下旬から来週の木曜日までボランティアとしてアジア某所(都会)で活動する修道院に滞在し、事情あって修道院に身を寄せている女性たちと寝食を共にしています。役割的には合宿所の班長みたいな感じでシスター達と一緒に祈り、仕事を手伝っています。因みに私はカトリック教徒です。


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1件のコメント

よしつね 返信

正直こんな排他的で救いのない話はみなければ良かったとしか思えない。

やたらと前置きが長いと思ったら、結論は本当に短く簡潔で、要するに「メンヘラは迷惑!ボランティア活動の邪魔」ってゆう愚痴でしかない。

活動自体が立派に見えるから掲載したんだろうけど、ここの運営は本当によくわからん。

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