生きたくない私の「生きなくてもいいかもしれない」という希望

体験談 統合失調感情障害 草壁 翠

みなさま、初めまして。草壁翠(くさかべみどり)と申します。精神科通院歴10年以上の30代メンヘラです。

統合失調感情障害で手帳3級。今は障害者雇用でデータ分析のお仕事しています。

私は昔、典型的なメンヘラでした。リストカットしたりODしたり。でも今はそういう表立ったメンヘラ行為は落ち着いています。何故なのかは自分でもよく分かりません。

年齢とともに派手な症状は落ち着いていった感じです。歳ですね!歳取るとメンヘラ芸をする体力気力もなくなる。それはそれで良いんでしょうけど。

しかし、メンヘラ的思考は今もバリバリ健在です。一言で言うと「生きたくない」。これに尽きます。別に積極的に死のうとはしませんが、積極的に生きたいとも思いません。

 

私には「もしかしたら生きなくていいかもしれない」という希望があります。

昨年、会社の健康診断で30歳以上はオプションとして婦人科の検診が受けられるとあり、「まぁタダなんだから受けてみようかな」という軽い気持ちでオプションを追加しました。エコーのとき、妙に画像保存してるなぁと思ったのを覚えています。

そして、すぐに結果は出ました。要再検査。腫瘍の疑いでした。普通なら慌てて病院を受診し再検査すると思います。しかし、私は病院に行きませんでした。

「もし悪性だとしても今病院行ったら多分早期で助かってしまう。嫌だ。生きたくない。」

生きたくない私は放置し腫瘍を育てる道を選びました。そして放置し、1年経過。今年の健康診断では判定は要精密検査にグレードアップしていました。

腫瘍、少し大きくなっていました。これは、もしかしたらそういうことなのかもしれません。要精密検査判定を喰らいましたが、精密検査なんて受ける気はありません。放置します。

私は本当に生きたくないんです。だから、腫瘍は生きたくない希望です。

腫瘍があることは、家族も彼氏も知りません。悪いなぁと思うけど、本当に生きるの嫌なんで。親不孝だし彼氏にも悪いことしていると思うけど、あと何十年も生きるのは勘弁願いたい。

悪性でも、今ここで精密検査を受け、切除手術などをすればかなり高い確率で助かってしまいます。統合失調症の寿命は短いと言われるけど、それでも60代。あと30年以上も・・・。そんなに待っていられません。

 

この腫瘍が良性か悪性かは精密検査を受けていないので分かりません。精密検査、受ける気になんてなれません。

もし良性だったら、生きる絶望が待っている。そう思うととても無理。

私は、もしかしたら生きなくて済む希望の塊を胸に、日々を送っています。


【執筆者】
草壁 翠 さん

【プロフィール】
手帳3級のアラサーメンヘラ。統合失調感情障害だそうですよ。

ブログ:「精神病日記、草壁奇言集」
Twitter:@Midori550


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3件のコメント

nao 返信

はじめまして、翠 さん
あなたの考えとゆうか心境にすごく共感しています
まだ私には腫瘍はないと思うけど
悪性の末期で見つかり後数ヶ月でおさらば・・・
って感じをいつも願ってとりあえずなんとなく生きてます

本当、あと何十年も生きるのって苦痛ですよね。



まえ 返信

久々に読んでいて気持ちいい文章でした。ありがとうございました。

機械じかけ 返信

この文章を読んで救われる人は結構多いと思いました。
生きることを善として否定を認めない世間は生きづらいなと思います。

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