反出生主義 自分の子供を不幸にしたくないから不妊手術を受けた話

体験談 不和悠

こんにちは。不和悠と申します。25歳、独身、一人っ子です。

いつもこちらのサイトで元気をもらっています。皆さま文章力が高く、とても読みやすい文章を書けることを羨ましく思います。

私は少し前に、考えた末パイプカット手術を受けてきました。パイプカット手術とは、キンタマを切り開いて精子が出るために通る管を切断し、精子を出なくするための手術です。要するに不妊手術です。子供を一生作れなくする手術です。私がこの手術を受けようと思った経緯と私の考えについて書きたいと思います。

私は、世の中には生まれてこないほうが幸せだった人がいると思います。

いじめられていたり、社会に適合できなかったり、こころの病気だったりして毎日のように死にたいと思っている人が、世の中には一定数います。

ここにいる方々ならきっとわかっていただけると思います。死にたいと思っていても死ねない。でも死にたい。そんな葛藤を抱えて、苦しんで、仕方なく生きている人が一体どれだけいるでしょうか。

そんな思いで毎日を生きるくらいなら、最初から生まれてこなかったほうが幸せだと思います。私自身、生まれてこないほうが幸せだっただろうなと思うことが多々あります。

私の子供は、間違いなく生まれてこないほうが幸せです。

私は昔からいじめられていて、情緒不安定で常識知らず、顔も体も肌もとても綺麗とは言えません。もしそんな人間が子供を作ってしまったら、子供の人生がどうなるかは容易に想像がつきます。

私と同じ思いを子供にさせたくはありません。否定されて、社会に適合できず、死にたいと思うくらいなら最初から生まれてこないほうが幸せです。この苦しみは子供に味あわせてはいけない。私が止めなければいけないと思いました。

子供の頃から、ずっとそう考えて生きてきました。そして、これから先もこの気持ちは変わるとは思えません。

この先、万が一気が狂って子供が欲しいと思ってしまい、子供を作ってしまったら…といったことを考えると、仕事が手につかない日や眠れない日もありました。考え事をしているといつも私の頭の中で、悲しそうな顔をして子供が言います。「どうしてわたしは生まれてきたの」と。

子供ができる可能性をゼロにすれば、もうこんなことを考えなくても済みますし、私の子供が不幸になることはこの先一生ありません。

だから私は、子供ができる可能性をゼロにしました。

安い手術ではありませんでした。親に対する罪悪感もあります。子供が欲しくなかったわけではありません。かわいい子供の顔が見たかった。素敵な家庭を作りたかった。全部全部、私がまともじゃないのが悪いんです。

これから先後悔することもあるかもしれません。しかし、生まれてくる子供のことを考えると、私は決して間違った選択はしていないと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。



【執筆者】
不和悠 さん


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1件のコメント

りん 返信

私も反出生主義に共感しています。これからの生き方について考えてるので、あなたの投稿はとても興味深く、参考になりました。

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