「患者」と「精神障がい」を行き来する

未分類 Avocado

こんにちはAvocadoです。2回目の投稿です。
前回記事はこちら「他人への関心が、メンヘラの「閉じた世界」を変えるかもしれない」(https://menhera.jp/6823)をご覧ください

今回この記事で書いてみたいのは、
「病気」と「障がい」の関係性ついてです。

一般的に「障がい」のケースは様々で、個別に理解を深める必要があり、
とてもむずかしい面があります。
今回は、精神疾患としての「症状」と、
精神障がいとしての「障がい特性」の関係に絞った記事を書きたいと思います。

障がいというと、「何か不利益が固定化された」イメージがないでしょうか。
何か生活上の不利益が存在し、それが制度的な障がいの基準を満たすため、
障がい者として認定される。
そのようなプロセスが認められるかと思います。

私も「障がい者手帳(精神保健福祉手帳)」を所有しています。
私のケースでは、「精神疾患の症状が慢性化したため、健康的な社会生活を送るのが困難になった」というのが当てはまります。
「うつ病などの精神疾患から手帳を取得したケース」のひとつです。

障がいは先天性のものではありませんでした。
過労により生じた「病気」であり、
メンタルクリニックで治療を受ける必要のある「疾患」でした。
それが慢性化し、「私は障がい者である」と「申請」し、
いまの社会福祉制度の支援を受けるに至ったということです。

つまり、私のケースでは障がい者手帳は義務ではなく、
本人の意志・選択の結果として申請したものでした。
「申請しない」という選択肢は大いにありえました。
このようなケースは双極性障害などの精神疾患には少なくないと思われます。

このように、「患者」から「障がい者」に変わる経験をしても、
それほど、差別やスティグマを感じていないのは、
とても幸運な事かもしれません。

障がい者枠での雇用はされてはいますが、
周囲に配慮いただけているのは「障がい者だから」ではなく、
「○○さんはこういうときこうなるので、こう対処しよう」という、
「特性」に注目して頂けているからだと思います。

精神障がいの場合、障がいの程度は同じ人でもかなり変動します。
障害年金(「がい」には漢字を使います)がもらえていたのが、
症状が軽くなったためもらえなくなるということもあります。
その逆のケースもありえます。
この点、身体障がいとは大きく異なる「特性」があり、
精神疾患として「病気」の側面が大きく現れる面だと思います。

この記事を書いた理由は、
主に障がい者手帳を申請していないが、精神疾患を抱えた「患者」の方に向けて何か書けないかと考えたからです。
手帳を申請することをオススメするためではありません。
ただ、「病気を障がいとして捉え直す」選択肢は、お知らせしたいと考えます。
障がい者でなくても、苦しむ程度は障がいと同程度のケースがあるのだ、と。

昨今、障がい者の雇用促進、とくに精神障がい者の雇用に注目が集まっています。
メディアなどでは、企業側の雇用環境の整備を課題として上げています。
しかし、「精神障がい者ではない、精神疾患にかかった人」というのは、
なかなか統計に表れてはきません。

例えば、病気・障がいを公には伏せ、障がい者枠ではない仕事に就こうとする。
より高い賃金の仕事を目指すというケースがあります。(クローズ雇用といいます)
また、障がいと認定されない方も少なくないのではないでしょうか。

「障がい者だから」「病人だから」ではなく、
「そういう特性を持っているのだから」という、
病気・障がいの垣根を超えた視点を持つことで、
場合分けではない、個別ケースへの寛容な対処が増えていくような気がします。



【執筆者】Avocado さん

【プロフィール】
18歳のときにうつ状態になり、そこから病気とは20年近い長い付き合いに。
途中で病名が変わるなどし、現在は精神保健福祉手帳を取得して就労。
最近の趣味は読書・プログラミング。
メンタルヘルスのニュースを一気につぶやくTwitterアカウント「メンタルヘルスのるつぼ」を管理・運営中。

ツイッター:@_Avo_cado
「メンタルヘルスのるつぼ」@MentalHealthPot


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