ガチひきこもりがバイトに採用されるまで

体験談 ひきこもり 就労 わとりん

こんにちは。ひきこもりニートのわとりんです。先日思い立ってバイトに応募しました。

残念ながら、このバイトについては不採用になってしまいました。面接時は仕事内容をかなり丁寧に教えてもらったため、採用されたとばかり思っていましたが、数日後にお祈りメールが届きました。お祈りメールはいつ見ても不愉快ですね。学生時代の就職活動でも見ましたが、本当に不愉快です。ちゃんと不採用の理由を書き給えと。お茶を濁すなと。

このバイトは残念ながら不採用になってしまいましたが、得るものはありました。面接に挑む根性です。バイト求人サイトを見て応募しようかどうしようか悩むことが無くなりました。良さそうな求人があったら即応募できるようになりました。以前ほど面接に対しての恐怖心が無くなりました。我ながら大きな一歩だと思います。

そして今回、二回目のチャレンジで、ピザ屋のバイトに採用されました!このnoteではその話を書きたいと思います。

僕の住んでいるところは田舎で、ろくなバイトはありません。まだ「やれそうだな」と思えるバイトはこのピザ屋のデリバリーのバイトくらいでした。学生時代、ピザ屋ではないですが配達バイトをしていた経験があるため、なんとなくできそうな気がしたのです。そこで早速応募しました。

応募したら翌日に電話で連絡が来ました。どのくらい働けるか、免許はあるか、そんなことを聞かれ、面接日程を伝えられました。面接の日は電話を受けた翌日でした。

面接当日、僕の心は穏やかではありませんでした。当日は不安から逃れるためにASMR音声ばかりずっと聞いていました。面接に行く度胸は多少は付きましたが、それでも不安でたまりませんでした。採用されるかどうかの不安よりも、面接そのものが怖くて不安でした。だからツイッターで「応援してください」と呟いたら、多くの人に応援してもらえてとても勇気がわきました。ありがとうございました。

皆さんに勇気を分けてもらって、車で面接に向かいました。20時から面接であったため、渋滞するかと思い、面接30分前に家を出発したのですが、思いの外、道が空いていたため10分ほどで到着してしまいました。ピザ屋の駐車場でしばらく時間を潰すことにしました。待っている間、ツイッターを見たり、深呼吸したりしてなんとか気持ちを落ち着かせました。

面接10分前、僕は正面の入口からピザ屋に入り、高校生くらいの店員さんに「バイトの面接に来たのですが店長さんはいらっしゃいますか?」と声をかけました。その店員さんは僕のことを見てどう思ったのか不安でたまりませんでした。

「え?こんなおじさんがバイト?」「デブすぎ」「キモい」

そんなことを思われているんじゃないかと思うと死にたくなりました。奥の客席で待つように言われました。社会人経験のある僕は上座ではなく下座に座るというマナー知識をここで発揮しました。

店長さんは思ったより若い人でした。僕と同い年かちょっと上くらいでした。店長さんから「これに記入して」とバイトの応募用紙を渡されました。

名前、年齢、生年月日、住所、働ける日数・時間、稼ぎたい金額、そのようなことを書きました。

応募用紙を見た店長さんは僕に様々な質問をしました。長所と短所は何か、免許の点数は十分にあるか、飲食業で働いたことはあるか、穏やかに面接は進みました。働ける期間を尋ねられたので、「3ヶ月以上は働きたいと思います」と答えたら、「採用です」と言われました。人手が不足していたのかもしれません。長期間働ける人が不足している様子でした。続けてこうも言われました。

「わとりんさんには店長代理ができるくらい頑張ってほしい」と。

正直逃げ出したくなりました。「そこまで深入りはしたくない。気楽な立場でのんびり働きたいんだ!」そんな気持ちでいっぱいでした。

ですが、それはそれとして、「キツくなったらやめればいいや」という気構えで「よろしくお願いします」と返事をしました。

バイトをいつから始めるか、必要なものは何かをあらかた聞いたら、店の中を案内されました。中では高校生くらいの子が働いています。そこに入っていく体重100キロ近いおじさんの姿は異様な光景だろうなと僕は思いました。

店長さんからどんな仕事をするのか、かなり丁寧に教えてもらいました。――自分にできるだろうか――そんな考えばかりが頭によぎっていました。仕事自体は決して複雑なものではないと思います。むしろチェーン店らしく作業を単純化して誰でもできるシステムになっていると思います。僕がそのレベルに達しないほど無能なのです。

僕は自分の無能さをわきまえています。だから世間で働く人々が高度技能保有者に見えて仕方がありません。みんなそんなにえらい仕事ができて凄いと思います。

しかし、そんな泣き言を言っていては永久に働くことはできません。働けなければ収入を得ることはできません。できるできない問題は先送りにすることにしました。

僕が一番恐れているのは、高校生バイト達に「あのおっさん使えねーな」と陰口を言われることです。自分の陰口を言われるのはとにかく不愉快なものです。人間社会は恐ろしいことに陰口で溢れかえっています。僕が権力を持ったら、そんな人間を浄化すると思います。

僕は体型がとても大柄なので、制服は特注になりました。これでバイトをすぐに辞めることができなくなりました。極端なデブはあらゆる点で不利になります。これを見ているヒキニートデブは今すぐダイエットを始めるべきです。

バイトの人たちはLINEで業務連絡を取り合っているそうです。時代を感じました。僕が学生の時はもっぱらメールと電話でした。高校生くらいのバイトの一人とLINEを交換しました。その子はいかつい顔をしていてちょっと怖かったです。

店長さんは女の子のバイトに僕を紹介しました。一方で男には紹介しなかったあたりに店長さんの悪意を感じました。女の子バイトもまた高校生くらいでかわいかったです。もしかしたら30のおじさんと高校生のイケナイ恋が始まるかもしれません()。

一通り店内を案内されたら、「今日はここまでですが何か質問はありますか?」と尋ねられました。特にないと答えると、「これからよろしくお願いします」とお互いに挨拶をして、僕は帰されました。

家に帰るとグループラインに招待されていました。バイトの業務連絡はここでされるようです。20人ほどいました。おそらく大半は高校生だと思います。僕は社会人らしく社会人らしい挨拶文を送りました。既読数の半分くらいの人からスタンプで返事が来ました。歓迎されていると嬉しいです。

ここまでが今日あった出来事です。ガチひきこもりがバイトに採用されました。これからは「ひきこもり」も「ニート」も名乗れなくなります。これから僕は何を名乗ればいいのでしょうか。今思いついたのが「メンヘラバイター」です。いいなと思ったらnoteのスキを押してください。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

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【執筆者】
わとりん さん

【プロフィール】
中高生の時から「周りの人となにかおかしいな?」と思いながらもなんとか高校を卒業。大学生の時にメンタル不調を自覚。ADHD・統合失調症と診断され治療を開始。その後就職するも、150h残業でメンタルが爆発四散して入院。双極性障害と診断される。気がついたら借金まみれになっていてお先真っ暗な感じでもなんとか生きています。

Twitter:@wtwtringring

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