毒親から逃げるために 生活保護を利用して世帯分離を達成するまで

体験談 毒親 生活保護 おはようさぎ

働かずして食う飯はうまいのか?

私、無職なんですが(今更)、よく

「どうやって暮らしてんの?」

と訊かれる。察しの良い方は分かると思うんですが、生活保護です。

最近「健康で文化的な最低限度の生活」というドラマが放送されたり、生活保護を受けていた人の自立の体験談とか、少しずつ生活保護へのマイナスイメージはなくなってきた…

いや、そんなわけねーだろ

っていうのが私の本音で。実際は世間様から「落ちぶれている」とか「怠けている」なんて思われていることの方が多い。なので、少しでも自分を含む生活保護を受けている方々へのマイナスイメージの払拭や、やむを得ない場合の毒親から逃げる方法を紹介できればと思い、私のケースを紹介したいと思う。

※あくまで私個人のケースです。市町村によって基準が違う場合もあるので、同じようなケースでも上手くいかない場合もありますので参考程度にお読みいただけると幸いです。

 

生活保護に至るまで 私の場合


当時の家庭環境


保護を受けるかどうかの瀬戸際の我が家の状態は


…定年退職したが、65歳までの再雇用を拒否。未治療の統合失調症。


…主婦。パニック障害のため外出できないのでもちろん働けない。一応精神科通院中。


…働き先を鬱で休職中(実質無職)。激鬱状態で日本で二番目に強い睡眠薬を服用中。

我が家の貯金は、父親の微々たる退職金のみ。

 

当時の自分の病状


恐らく、人生で一番荒れていたと思う。

日本で二番目に強い睡眠薬(ベゲタミンB)を服用しながら某衣料品店で働いていたが、ドクターストップがかかり休職。

休職の少し前、働く上仕方なく障害者手帳を申請し、精神障害者手帳2級の判断が下った。

家庭では、統合失調症の父親の妄想や妄言のストレスで暴力や暴言等の他害行動が出始める。

まともな睡眠が取れず、ベゲタミンを飲んでも眠れない日々が続いて寝たきりになる。

 

上記をふまえた主治医の意見


医「家を出なさい」(話はここに尽きる)

以下、主治医とのやりとり。

私「家を出るにも…今の私の体調じゃ自活できる程働けないので…」
医「私は、今のうさぎさんに必要なのは親御さんと距離を置くことなのかなと思います」
私「私もそうしたいです」
医「正直、自傷他害(自分のリスカや父親への他害)はうさぎさんにとって不利益を被るので、本当にやめて欲しいです」
私「……(返す言葉がない)」
医「本当に生活に困るなら、生活保護という手もありますよ。私はうさぎさんにできるだけ早い世帯分離をおすすめします」

 

生活保護で世帯分離を試みる


生きていくための最後の望みとして、無い体力を振り絞り色んな方面に相談に行った。

その中でも、各市町村には社会的困窮者を支援してくれる人(私の地域ではコミュニティソーシャルワーカーと呼ばれている)というのがいて、大体社会福祉法人などに在中している。

私はそのワーカーと面談し、自分でも生活保護が適用されるのか?という話をした。

ワ「保護が認められるかどうかは市の判断なので私は何とも言えませんが…うさぎさんの今の状態なら保護の申請自体は可能だと思います。後は、本当に家を出て行くかといううさぎさん次第です」

その面談の後、私は家を出る決意をした。

主治医に家を出て生活保護を受給したい旨を伝え、市役所から提出を求められる診断書を書いてもらえるよう頼んだ。

残っている貯金を引っ越し費用にあて、保証人不要の保護でも借りられる部屋を探した(部屋数は限られるが最近は割とあるそうです)。

その時残金はすでに数万円しかなく、保護申請もワーカーに付き添われてすぐ行った。

 

全てをやり終えた後


保護申請を終え、後は結果待ちとなり新しい自宅で待機していた。

新しい我が家は、1Kのマンション。生まれて初めて私は自分の部屋を持った。

実家に居る頃は、自分の部屋というものはなく、父親とカーテンで部屋を仕切っていた寝床のみ。

父親の妄想や妄言を聞かなくていい。
父親からモラハラ発言で責められることもない。
自分に依存してくる母を気にしなくていい。
誰にも気兼ねしなくていい。

これが普通なんだろうな……と私はぼんやり感じていた。

しばらくして、私に保護受給決定が決まった。

 

正直、どんなことを書いても生活保護を受け入れられない人にはなかなか理解されないと思っています。

それも仕方ないことなのかも、と私自身も思います。

実際、保護は受けてからが問題だと思うし、受給者の生活態度によっては人様から後ろ指さされることがあるのが現実です。

ただ、保護を受けるまでに様々な事情や背景があるということを知って欲しい。

保護を受給することで現状を打破し、新たな一歩を踏み出せることがあると私は思っています。

一人でも多くの困窮者の方が救われる社会でありますように。



【執筆者】
おはようさぎ さん

【プロフィール】
29歳(女) 鬱病、自律神経失調症持ち。仕事をすぐ辞めることで定評のあるクズ。

note : https://note.mu/ohayousagi


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