メンヘラがアイドルに依存しすぎた末路

体験談 柚月(ゆつき)

前回並びにそれ以前の記事の拝読ありがとうございます。こんにちはこんばんは、柚月です。

初めて記事を書いたときにもお話したのですが、私はアイドルオタクをして何とかこの底辺極わまりない人生を生きています。

今回のブログはある日そんなアイドルの概念と一緒に心中しようとした話です。

フェイク、とやらを入れらればよかったのですが、かけ方が分からず少し調べれば私が話している人物が誰だか分かってしまうというガバガバぶりですが、暇つぶし程度にこんな自分語りの好きな馬鹿なドルオタメンヘラもいるんだなと思って読んでいただければと思います。

はじめに、私が好きなアイドルは基本男女問わず、女子アイドルのみ国を問わず大好きないわゆる<DD>というやつです。ですが男子アイドルはオタクになってから一貫してジャニーズが大好き、というスタンスでオタクをやっています。

私が一緒に心中しようとした子は元ジャニーズjrの男の子で、私の4つ上でした。知らない方にジャニーズjrを説明しますといわゆる研究生のようなもので、デビューした先輩グループのバックで踊ったり、先輩グループの主演する舞台に参加したりとバックダンサー的な役割も務める存在です。

彼に話を戻しますが、その子には「朝日」というとっても美しい名前が付いていました。

彼はダンスを特色としたグループに入っていて、朝日の名の通りの朗らかな笑顔と、色っぽいダンスと、見た人を虜にする表情や雰囲気を纏った彼は色んな人から愛されていました。

そんな彼のことを知って好きになったのは、彼がとある理由でジャニーズ辞める二ヶ月前、夏も半ばのことでした。

好きになってすぐでしたし、落ちてからは本当に情報を得るのは本当に楽しかった。

そんな矢先によくない噂が立ったのです。

当時の私はまさかと笑っていましたが、少しずつそれが現実のものと化してくる度に、柚月のTwitterアカウントでよく彼をモチーフにしたポエムを呟いていました。

「朝日が昇らなくなってしまったら、夜が明けないよ」
「朝日が昇らない明日なんて迎えたくない」
「わたしのだいすきな太陽 消えちゃったらどうしよう」

必死でした、まだ好きになったばかりでしたからこんな早くに失うことになるなんて想定外だった上に初めての経験でしたので。どうしても失いたくなかった。

そしてその当時は学校の事でも家の事でもトラブルがあり、常に孤独感を感じて病んでいました。だからこそ余計にアイドルに依存していたのもあります。

でも現実は残酷で彼のいない雑誌、彼のいない先輩グループのバック仕事、彼の出ないテレビ出演、どんどん彼が辞めることが濃厚になっていく。

彼が辞める数日前、私はTwitterでこんなことを言っていました。

「かわいくて大好きな推しが明日になったらいないかもしれないって恐怖、味わったことあるか?」
「絶望しかないぞ」
「お前らにわかるか?この恐怖が、絶望が」

絶望。彼を含んだアイドルのみが味方で、家族も他人も勝手に敵のように思い込んでいた独りよがりの私は大事な精神の支柱であった彼を失うことを何よりも当時は恐れていました。

今も推しを失うことは恐怖ですが、あれほどの絶望と恐怖はあの時だけだと信じたいものです。

そして忘れもしない2017年10月7日午前8時過ぎ、ついに公式サイトから彼の個人プロフィールが消えました。本当はもっと前から消えていたかもしれない。

けれど私はこの日が彼の<アイドルとしての命日>だと思っています。

最初はそれでもポジティブに彼に一般人として幸せな毎日を送ってほしい、彼の幸せを祈ると言っていました。

例え辞めようとも、大好きで大切な推しの1人だとTwitterで語っていたのです。

そんな私が心中を決意してしまうきっかけになったのは、その一ヶ月後に行われた彼のいたグループのコンサートでした。

彼が辞めてから5人になったグループは増員を決定。スペシャルゲスト名義で追加メンバーが公演に参加したのです。

その話をアイドルオタクアカウントで聞いた時、絶望しました。

彼が辞めてからグループ単独でコンサートを開いていなかったため、どこか彼が辞めた実感を得られずにいました。

それが「追加メンバー」ともうひとつ「彼がいた頃に貰った初めてのオリジナル衣装が公演中に着用されなかったこと」でした。

ジャニーズjrは人気になると一握りしか出られないジャニーズjrの歌番組で歌わせてもらえるようになり、グループが作られ、人気が出ると先輩グループからのお下がり衣装や先輩グループの楽曲のカバーではなく自分たちだけのオリジナル衣装や彼らのオリジナル楽曲が作られるようになるのです。

彼のいたグループは決して順風満帆なグループではありませんでした。

グループが作られたはいいものの、ほとんどその番組の収録には呼ばれず、スタジオでの別撮りでも中々全員で出ることができず、グループ内で格差ができてしまっていました。

最初は9人いたメンバーが少しずつ減り、気づけば彼を含めて7人になってしまった2017年の春、ジャニーズjrのコンサートでついに彼らはオリジナル衣装を貰うことができたのです。

綺麗な玉虫色のスーツ衣装を身に纏い全員で出ることが中々出来なかった歌番組で歌い踊る彼らは本当にイキイキしていました。

だからこそ私の中でとっても好きで思い入れのある衣装でしたので、余計着用されなかったのがショックでした。

まるで彼がグループにいたことを、彼の頑張りを否定されたような気がして。

たった好きになって2ヶ月で彼の何を、と笑われるかもしれないけれど、私はそれくらい彼がいた証が消えていくのがただ悲しくて絶望的だった。そしてその絶望と悲しみに呑まれてしまった私は<アイドルとしての彼>と共に死んでしまおう、と考えたのです。

「あの子の存在が消されてしまう世界に生きるなら私も共に心中してしようか」

これが当時Twitterに呟いたツイートで、私は駅前に行って電車に飛び込んで死のうと考えて夜に家を出ました。

ふらふらと駅前に向かっていた私でしたが、Twitterのフォロワーさんと双子の妹からのLINEは見ていたもので、そんな2人に必死に説得された結果駅のホームに辿り着く前に帰宅したのです。

要するに死にぞこなってしまいました。

今思えば本当に死にぞこなってよかった、と切に思います。

結局私はそれからも何とか生きて今に至ります。

彼のことも、新メンバーが入った彼がいたグループも今も大好きなままです。

この事から今は「アイドルに依存しすぎるのは自分の破滅をも導きかねない」ことを学びました。自分を守るはずの趣味で死ぬなんて元も子もないですし、アイドルも人間です。

明日には辞めたり死んだりでいなくなってしまうかもしれない。

そう考えると依存しすぎは必ず精神の崩壊を呼んでしまうと思うのです。

それに親も妹も私を何だかんだ大切にしてくれているのも知りましたし、昔に比べれば随分と孤独感を感じることはなくなってきました。

彼らだけが味方じゃないことをようやく最近理解できるようになった今は昔ほど依存はしてないように思えます。

アイドルオタクはとっても楽しい!どん底の私の人生を支えてくれたのは彼らがいたからであるし、私の他にもたくさんのメンヘラがアイドルに救われてきたでしょう。

アイドルは文化は素晴らしいですが、その文化に殺されるのだけは勘弁したいものです。

程よく幸せを分けてもらうくらいが、きっとちょうどいい。そのうまいバランスは今も模索中です。

いつかそれが分かった時、私も彼に、彼らに恥じない人間でいたいものです。

彼は今でも私の支えで、大好きな人であることは変わりないです。

しんどい時は心の中で助けを求めてしまうし、ふと彼のことを思い出しては元気にしているか心配になったり。今日もこの世界のどこかで元気にしているだろう彼が幸せな人生を歩んでくれていますように。

支離滅裂かつ自分語り極まりない文章をお読み下さりありがとうございました。

読んでくださった方にも、そうでない方にも少しでも幸せが訪れますように。



【執筆者】
柚月(ゆつき) さん

【プロフィール】
中卒のドルオタメンヘラ。もっと精神的に余裕のある人間になりたい。

Twitter : @yutuki_07


募集

メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから

メンヘラjp公式ツイッターはこちらから

この記事のカテゴリ・タグ

体験談 柚月(ゆつき)
このエントリーをはてなブックマークに追加

0件のコメント

コメントを残す

返信をキャンセル
返信先コメント