自傷行為、アームカットの傷跡の治療を受けた話

体験談 自傷行為 あさ

2019年3月、傷跡を改善する手術をした。

アームカットの跡がザクザク白いケロイドになっている左腕。自分で作った左腕。生きていくためには重荷だった左腕。夏に半袖を着れないこと、後ろめたさや世間の目に耐えかね手術を決断した。

現在の私の腕は火傷をしたようなケロイド状の跡が残っている。

 

私は普通の家庭環境にいた。

しかし中学生の頃「痩せてて成績優秀、運動できる''良い子''」を頑張るうちに、責任感や自尊心がエスカレートしてうつ病、摂食障害など精神疾患を患い、徐々に不登校になった。

自傷行為(アームカットやOD)を繰り返し、神経科やカウンセリングに通うようになった。

 

私を責めない優しい両親が、静かに泣いているところを見た時、心が痛くて仕方なかった。

ODして腕を切り過ぎて、救急車で運ばれ夜間外来で縫合されてる間「私はなんて馬鹿なんだろう。夜なのに迷惑者だな。」なんて思っていた。

帰りのタクシーから見える夜明けを見ながら、今日も学校休めるんだと考えホッとしたことを覚えている。

 

縫うまで切ると治療費がかかる(自傷の治療は保健適用外)。年齢を重ねてからは自然と行為は減り、どんどん白いケロイドになった。

前述したように、こそこそ隠れること、長袖だけの生活に嫌気がさし、傷跡と向き合うことにした。

 

バイトで貯めていた治療費で、形成外科にて治療を受けることにした。

「完全に消す」ではなく「自傷行為の傷をごまかす」を目標に、皮膚を切り取り植皮するという手術を行った。

真皮までの深い傷跡は消えないし、消せても美容外科などで考えられない値段になるので諦めた。

全身麻酔、皮膚の癒着の為に1週間の安静入院。

左腕は曲がらないように固定され、右腕だけの病院生活を送り、退院後も半年は日光を避けて生活した。

術後1年経過した私の腕は相変わらずボコボコしているが、ふと見ただけでは自傷とは分からないような跡になった。

夏になったら半袖が着られるかもしれない。

自分の腕に対する執着が消えてきている気がする。

 

自傷なんて自業自得と言われそうだし、実際そうなのだろう。

けれど理由はそれぞれだから手放しに否定できない。

中学生の私は、腕を切ることで毎日を乗り切っていた。

自傷している人、傷跡がある人、苦しんでいる人、これを読んだ人に「こんな人間もいるんだ」と思ってもらえたら良いなと願っている。

【関連記事】
アームカット跡を消すための手術を受けてみた



【執筆者】
あさ さん

【プロフィール】
大学生。女。絵や漫画が好き。

Twitter : @iktiti21


募集

メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから

メンヘラjp公式ツイッターはこちらから

この記事のカテゴリ・タグ

体験談 自傷行為 あさ
このエントリーをはてなブックマークに追加

0件のコメント

コメントを残す

返信をキャンセル
返信先コメント