死んだあとの手続きを考えると、自死も億劫だと想ってしまう

体験談 さなみ

平成の終わりと共に20代を終えた。

子どもの頃思い描いていた30歳のわたしは、夢だった職業に就いて、結婚もして、旦那さんと幸せな生活をしていた。もしかしたら子どももいるかもしれない。

そんなことを思っていた。

現実の30歳のわたしはこうだ。

独身、無職で、毎週精神科通い、毒親のいる実家暮らしのメンヘラニートだ。

10代で鬱になって、もう12〜3年経つ。

大学にいけば、働きだせば、転職すれば、きっとよくなる。

そう信じて頑張ってきたけど、良くなるどころか、現実はひどくなっていくばかりだ。

休めとよく言われるけど、わたしはいくら休んだって良くなってる気がしない。

傷病手当金をもらって細々と生きてるけど、常にお金はギリギリで、仕事のブランクもどんどん増える。その分、不安や心配も増える。実家にいるので、毒親と毎日接するのもストレスが溜まる。お酒に逃げてアルコール依存寸前。お金も仕事ないからこの生活から抜け出せない。

悪循環の極み。

どの仕事も途中で精神病んで体が動かなくなって続けられなかった。

わたしにできる仕事なんてあるのだろうか。

毎晩、睡眠薬が効くまでの1時間、どうやって死のうか考える。

死に方と、身辺整理の仕方と、死んだ後の家族にしてもらわない手続きを調べる。

出来るだけ身辺整理してから死ななきゃいけないな。
死んだらあれこれ手続きしてもらわないといけないんだな。
こんな煩雑な手続きを親が出来るだろうか?

死ぬのも大変だ。死んだ後のことまで気になってしまう。

それが億劫で、結局、仕方なく生きてるだけかもしれない。

でも、死のうと思ったとき、ふと姪っ子や甥っ子の顔が浮かぶ。

幼いながらもわたしの名を呼んでくれるあの子達と、死んだらもう2度と会えないのだ。

今のわたしには何もない。

でも、少なくとも姪っ子甥っ子達の成長を少しでも長く見ていたいと思う気持ちだけが、わたしを生かしている。

これから始まる30代、新しい時代と共にどうにか生きていきたい。



【執筆者】
さなみ さん

【プロフィール】
30歳、独身女性、無職


募集

メンヘラ.jpでは、体験談・エッセイなどの読者投稿を募集しています。
応募はこちらから

メンヘラjp公式ツイッターはこちらから

この記事のカテゴリ・タグ

体験談 さなみ
このエントリーをはてなブックマークに追加

0件のコメント

コメントを残す

返信をキャンセル
返信先コメント