風俗依存症の僕が風俗依存を主治医に相談した結果

体験談 双極性障害 わとりん 依存症

僕は何年も前から双極性障害という病気を患っている。

双極性障害とは躁状態と鬱状態を繰り返す病気だ。躁状態とは気持ちが大きくなり、身の丈に合わない行為をしてしまう状態のことだ。人によって様々な症状が現れる。

尊大な振る舞いをする、延々としゃべり続ける、考え(それも稚拙な)が次々飛躍する、注意が散漫になる、活発に活動し寝なくても平気なほどになる、焦燥感が目立つ、ギャンブルや買い物などの浪費が盛んになるといった問題行動……などだ。

僕の場合は風俗に通い詰めてしまうという形で躁状態の症状が現れる。日頃から孤独感と自己嫌悪感に苛まれていて、女性に抱かれることでそれらから逃げるために風俗に通っているのだが、躁状態に入ると使ってはいけないお金を使ってしまったり、借金をしてしまったりするのだ。これまで風俗依存について誰かに相談をしたことはなかった。ツイッターでは何度かそういう風俗関連の話をしたが、具体的な対策法は得ることはできなかった。

そんな僕だが、先日、風俗に通いたくて通いたくてたまらない日が現れた。どうしようもなくこらえようのない欲求で、一日中苦しめられた。何度も風俗情報サイトを見たり、銀行を行ったり来たりしたり、カードローンの申請をしようとしたりした。意志の力でその時はなんとか借金に手を出したりせずに風俗に行くことなく乗り切ることができたが、この状態が何度も続いたら乗り切れる自信がまったくない。

夏に車検を控えている。そのために今お金を貯めなければならないのだ。風俗に行ってる場合ではないのだ。切り詰めて計画的にお金を使えればいいのだが、そういうときは本当に衝動的に金を使ってしまうので、どうしようもない。それも多額の金を使ってしまうから確実に車検代を支払うことができなくなるだろう。

ずっとこの風俗依存に悩んでいた。時々、計画的に風俗で孤独感を癒やすのはいいのだ。無計画に、衝動的に、自制することができずに風俗に行ってしまうのがまずいのだ。今の僕は明らかに後者の状態だ。

僕は以前に躁状態だったと思われる頃、風俗に毎週のように通いつめて200万あった貯金を使い切り、200万の借金を作った。もちろんすべてを風俗に費やしたわけではないが、かなりの部分が風俗代に使われた。

僕にはそういう前科がある。一度起きた失敗は二度三度起こる。失敗を防ぐには行動を変えなければならない。行動は環境要因を変えなければ変わることはない。だが、どう変えればいいのか、良い方法が思いつかなかった。

そこで主治医の先生に相談しようと思った。だが、僕の主治医は女性の先生なのだ。女性の先生に風俗依存症であることを告白するのはとても難しい。これまでも何度も相談しようと思ったが相談できずにいた。しかし、今回は本当にまずい状態なので、どうしても相談しないわけにはいかなかった。

そこで、何が問題になっているのか具体的にして、その問題について相談することを思いついた。先にも述べたとおり、風俗で遊ぶこと自体には問題はない。無計画に、衝動的に、自制することができずに風俗で遊んでしまうことが問題なのだ。それによって生じる問題は「お金」である。風俗依存の問題の本質はお金の問題であることに気がついた。

冒頭でも躁状態に入ると「ギャンブルや買い物などの浪費が盛んになる」と書いた。そこで「お金を使いすぎてしまう」と相談してみることにした。何に使うのか尋ねられたら「言えない」と言えば良いのだ。

すると先生から的確なアドバイスを貰うことができた。

まず第一に、躁状態になりかけている可能性があると忠告された。

そして、お金を使いすぎてしまう問題は、親にお金を預けるように指示された。

最後に、それでもどうしてもお金を使いたくなったら病院に来るように言われた。

先生に自分の抱えている問題を伝えることができ、アドバイスを貰えたことはとても嬉しかった。具体的な対策を教えてもらえたのは特に良かった。親にお金を預けるという発想は、親から独立したいという気持ちの強い僕には思いつかなかった。そして、いざというときは状態を承知した上で対処してもらえることになったという安心感を得られた。

風俗依存症の僕が風俗依存を主治医に相談した方法はここまでである。本当に大した話ではないのだが、主治医に話すことが難しい何か問題を抱えていて悩んでいる方の参考に少しでもなればと思い、この記事を書いた。

個人的にポイントだと思うのは、問題だと思っていること全てを伝える必要はないということだ。問題の中でも特に実害のある部分、この場合では「お金を使いすぎてしまう」という部分だけ相談してみたことだ。

難しいかもしれないが、相談できずにいる人は是非試してみてほしい。

注:「風俗依存症」とは躁状態の症状をわかりやすくするために表現した筆者の造語です。そのような病名の病気は存在しません。

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【執筆者】
わとりん さん

【プロフィール】
中高生の時から「周りの人となにかおかしいな?」と思いながらもなんとか高校を卒業。大学生の時にメンタル不調を自覚。ADHD・統合失調症と診断され治療を開始。その後就職するも、150h残業でメンタルが爆発四散して入院。双極性障害と診断される。気がついたら借金まみれになっていてお先真っ暗な感じでもなんとか生きています。

Twitter:@wtwtringring

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