サークルクラッシュ被害からの自殺未遂 なぜ男性被害者に光が当たらないのか

体験談 自殺未遂 亡霊 サークルクラッシュ

 

先日、以下の記事を見て勇気を貰いました。

【関連記事】
・弱い男の生きづらさ メンヘラ男に救いはないのか

私も一人の弱者男性であり、障害者年金と不定期的な仕事で何とか生き長らえている人間の一人です。

その上で、私の話をさせて欲しいのです。

もしかしたらこれは、このサイトの主な利用層である「メンヘラ女性」にとっては大変不愉快な内容かもしれません。申し訳ありません。

その上で、私の話をさせて下さい。

上の記事の中にある文言を借りるならば
>初めに書いておくが、私は男性であり、(自分ではそうではないと思っているけれども)おそらくある種のミソジニストである。

>今読んでくださっているあなたがそういう人間に嫌悪を催す人種ならば、今すぐブラウザバックしてほしい。

ということです。宜しくお願い致します。

 

はじめに


私は就職以前、ネット経由で知り合った女性と付き合っていました。

彼女はいわゆる狭義の「メンヘラ」に該当する女性で、所謂「毒親育ち」でした。

そのため私は彼女と同棲することで、彼女の悩みを解決出来ると思っていました。

そのために、独身寮に入らなければならないような会社を避けて、通いやすい場所にある会社を選びました。

しかし、私が就職活動をした年は"アベノミクス効果"が現れる以前で、就活は苦しいものでした。

そうした末にIT企業を選んだのが、私の大きな失敗だったと言えるでしょう。

上司のパワハラや残業代の未払い等で私は精神を病み、うつ病に羅患しました。

 

これがもし物語だったなら


これがもし、よくある「うつ病から復帰しました」とか、或いは「今はそれなりにやっています」というよくある"物語的な復帰"であれば、彼女に支えられた私が何とか社会復帰をする。そういう流れになるでしょう。

ですが、世の中はそう上手く行きません。

寧ろ、私のようなパターンが多数派かもしれないです。統計的資料があるわけではありませんが。

私がうつ病に羅患してから、彼女の様子は変わりました。私の友人を含む男性達と、私を除いて会う頻度が増えました。

私は彼女のことを信用していましたが、それでも何か変だな? と思い、一度だけ「浮気とかじゃないよね」と聞きました。答えはノーです。

馬鹿な話です。仮にしていたとして、誰がそうだと答えるでしょうか?

彼女はどんどん変わって行きました。

私が書くもの、小説だったり、そういったものを逐一否定するようになりました。それどころか、私が興味を抱くもの全てに軽蔑の念を持つようになりました。

そうして、致命的な決別が起こります。

 

私が自殺しようとした日


彼女はとうとう告白しました。

「私(筆者)の友人複数人と性的関係を持っていて、そのうち一人から一緒に生活しようと言われている」

そのうちの一人とは、私が進路の世話をした歳下の男子でした。

それ以外にも、私と交友の深い友人複数人と性的関係を持っていました。

毎日繰り返される否定で筆も止まり、同時期にやろうとしていた社会復帰も失敗しました。

どん詰まりです。

何をしようと上手く行かず、結局、友人関係も全部攫われてしまいました。

俗に言う"サークルクラッシュ"です。

私は遺書を書き、隣に私の大好きな小説を複数冊起き、睡眠薬を大量に服薬して自殺を図りました。そして結果的にそれは失敗しました。

目が覚めた時、私は病院に居て、身体はマトモに動かない状態でした。

家に戻ってもそんな日が数日続いて、その何日かの間に、彼女は家を出ていきました。

 

メンヘラ男性の宿命的敗北


メンヘラ界隈、と呼ばれていた世界では性的関係が乱れたり、サークルクラッシュが起きたり、ということがよく語られます。

「サークルクラッシュ同好会」というのも、サークルを壊してしまう人間の集まりだったと記憶しています(違ったらごめんなさい)

しかしそれは、所謂サークルクラッシュそのものをなされた人間が中心であり、それによって人間関係を喪失した人間に対する保護や議論があまりに行われてないように思うのです。

それは言ってしまえば、メンヘラ女性が多数派だから、ではなく、実態として「メンヘラ男性」よりも「メンヘラ女性」の方に価値があり、メンヘラ男性には擁護するだけの価値がない、ということの証明なのではないでしょうか。

勿論、そのために「メンヘラ女性が苦しんでいない」と言うつもりはありません。ですが、メンヘラ女性が苦しむのと同様に、メンヘラ男性も苦しんでいる。そしてメンヘラ男性には基本目も向けられない。

もしメンヘラ男性とメンヘラ女性が並べられたら、確実にメンヘラ男性は敗北する。それは一種の宿命なのかもしれないと思うのです。

保健所では「黒い犬」ほど引き取られにくいという傾向があります。

【関連記事】
・「黒い背景、黒い犬」保健所で引き取られにくい黒い犬たち

いわばメンヘラ男性は黒い犬そのものなのです。保護対象としても魅力がない。故に、出来れば「目に見えないところで死んで欲しい」のです。

私はだから例えばどうして欲しい、とかを言える立場にありません。

申し訳ありません。

どうすればいいか思いつかないのです。

ただ、メンヘラ男性も苦しい。苦しんでいる。

それに目を向けて、少しでも議論の俎上に上げて欲しい。

それが私の、本当の願いです。

出来れば、出来ることなら、思いつく範囲でいいのです。出来る範囲で、いいのです。

私達を、助けて下さい。

【関連記事】
・弱い男の生きづらさ メンヘラ男に救いはないのか



【執筆者】
亡霊 さん

【プロフィール】
IT企業に新卒就職するもうつ病で離職。
それ以前から付き合っていた女性が私の友人と性的関係を持ち、別れる。
その際に私は自殺を試みるも失敗。今に至る。
文字を読んだり書いたりするのが好き。
夢は作家になること。


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18件のコメント

むじな 返信

色々読んでいて少し考えが変わりました。
このように感じてしまうくらい、社会からの「男」というジェンダーロールが重くのしかかり、そこからかけ離れてしまっている自分は救いが無いと絶望してしまうのですね。

あなたの言う救いが何かは分かりませんし、具体的なことは何も出来ませんが、コラムを読むことで、少しだけかもしれませんが苦しみを理解出来た気がします。
男の人はこういう気持ちを出すなと言われたり、そもそも気持ちを把握して言葉にする機会がなかったりで、きっととても苦しいんでしょうね。

私は牧村朝子さんというフェミニストの方が好きで、よくコラムを読んでいます。
人間ひとりひとりを見ようとしてくれる姿勢がとても素敵な方です。
よかったら、読んでみてください。


「ずるいよね、女ばっかり守られて」
https://cakes.mu/posts/22812

「男は楽でいいな」という女、「女は楽でいいな」という男
https://cakes.mu/posts/18299

お名前 返信

この場合、女性がいわゆるメンヘラだったけど、世間一般に女性は男性のケアを嫌がるし、配偶者がメンタル弱って働けなくなったら離縁する女性多いからな。こんなもんですよ。
たぶん弱者の立場の男性を助けられるのは、弱者に目を配れるのは男性くらいしかいないのでは?
女性なら、宗教とか社会運動の一環でやってる人も一部いらっしゃるけど。
メンヘラとか精神的に弱った女性には白馬の王子的な異性が現れるけど、男性には現れないことが多い。自分から白馬の王子的な役割を進んで担うような男性でないと、女性には選ばれない。

だから、男性のメンヘラを救うには互助会みたいなのを作るか、社会的資本を分厚くするしか方法はない。

まめ 返信

白馬の王子さま、も居るっちゃー居るけれども。
女性のメンヘラもそうそうラッキーな人ばかりじゃないし、見てくれもそうそういい人ばかりでもないですよ。

どっちかというと、女性同士で自分の問題を語り合ってお互いに、時には罵傷付けあったりしても、何かを学び取ったり気づきを得たりして、切磋琢磨して自分に合った自分なりの対処法を見つけていってる、、、っていう人の方が、圧倒的に多い気がします。

客観的に見ていると、こういうことって、男性は尻込みしちゃうことが多いように感じるんですよね。お互いに臆病っていうか自分を出さなすぎっていうか、ハングリー感?絶体絶命クソー這い上がりたい!ってのたうってる感じが、あんまり無いような?

そこの差が、お尻に火がついた感の薄さが、手段の選択肢を狭めてるような気がするんですよね。

、、、うーん、うまく言いきれて無いような気がして申し訳ない感が強いです。

無名 返信

どうしても男性の自己責任論に閉じ込めたくなる女性はいる。
せめてこういう場では、「なるほどね」程度で停止して頂けないものなのか。
むしろ他者からの「なるほどね」程度で男性にとっては十分、環境の改善といえる。
記事の著者氏も言ってるように、男性は異性から理解を得られるともサポートを得られるとも期待もしていない。
男性の場合の現在は、存在すら認めてもらえない透明人間の状態に置かれやすいのに、
こういう場ですらまだ透明人間じゃないと許されないのかと。

まめ 返信

男のメンヘラより女のメンヘラの方が価値があるとか。
男性のメンヘラを透明人間扱いするとか。

ちょっと、隔たった見方っていうか方向にコメント欄が行くのは勿体無く思ったのでもう一度コメントさせていただきました。

どちらのメンヘラもっていうか、どのメンヘラも、みんな個別に違う問題やデメリットを抱えて苦しんでいるのであって。
どっちが有利とか不利とか、比べようも無いんですよね。
一方の人はこういう面ではマシだけど、もう一方の人はそのマシなことが全然マシな状態ではない、、、って感じで。
こんな凸凹してるモノを比べようとすることがそもそも無理なんであって。

それから。
ここでは女性による性の奔放さとモラハラが破壊的結果を生み出したわけですけれども。
でもこれとおんなじこと、男性の性の奔放さとモラハラによってズタズタにされてる女性も古来からおんなじように存在しているんですよね。
特に目新しい問題じゃないんですよ。
書物を調べれば太古の昔からある問題。男女関係なく加害者被害者になってる問題なんですよ。

メンヘラ女とかメンヘラ男とか関係ないんじゃないでしょうかね?
性を使って人間関係をクラッシュさせる、っていうのは性差関係なく起こってるんですよ。で、被害者は健常者もメンヘラも甚大な被害を被ってる。
こういう歴史を踏まえた上で。

透明人間になるかならないか?は、男女関係なく、声を大きくするだけのことを実際にするかしないか、結局は、それだけなんじゃないですかね?

ここに、思い切って投稿された筆者さんは、そういう面で、尊敬に値する人物だと思います。

それから、ケアに関しても、男だって女だって、ケアを得意としてる人は存在するし、惹かれた相手のためにその能力を惜しみなく使いたい・実際に使ってる人だって存在しています。
嫌う人間も勿論両方に、多数派として存在しています。
これに関しても、あまり性差は無いように私は実際に50年生きてあちこち見てきて感じています。

性差というより個体差じゃないですかね?

へっぽこ 返信

まめさんは、次のように考えていますか?

「このコメント欄での指摘を、著者は認識していない。
だからこそ、女性への呪詛ともとれる偏った書き込みをしたのだろう。
もし、彼が正しく認識できれば、偏りを正すきっかけになるだろう」

もし、そうだとしたら、私は「違う」と思います。

少なくとも著者は、まめさんが書いたような事は百も承知だ、と私は思います。
著者は、それを承知の上で(女性読者への丁寧なお詫びまでして)偏った意見を書かざるを得なかった。

その気持ちを尊重するのが第一であって、「偏りを指摘すること」は、あまり意味が無いと感じます。

お名前 返信

>メンヘラ男性とメンヘラ女性が並べられたら、確実にメンヘラ男性は敗北する。それは一種の宿命なのかもしれないと思うのです。

当たり前のように言われるけどそりゃあんまりじゃありませんかね

心中お察しします 

匿名 返信

過去、女性に今日は帰りたくないと言われ、断ったものの土砂降りの雨の日の中で大泣きされ家に入れてしまい、そのまま性的な関係を持ったことがあります。
数日後関係を持ったことを共通の知り合いに知られ噂が広まりました。一方的に私が悪いことになり、居場所を失いました。「男が拒否すればそういう事態にはならないはずだ。男の方が力があるのだから拒否できたはずだ」と。自分に非がないとは言いませんが、もやもやした気持ちはありました。
「メンヘラ男性」よりも「メンヘラ女性」の方が価値があるとは思いませんが、男性の方が人間関係の面で辛さを吐き出しにくかったり、悪者にされやすいのかなと思います。先輩から「男女関係では男が悪者にならないといけない」と教わりましたし、誰かに助けを求めたり愚痴ること、寂しさや弱さを見せることは「ダサい」と思ってしまいます。
本題とはズレているかもしれませんが、男性も寂しいこと、恋愛や性で傷つけられることがあること、弱音を受け止めてもらいたいこと、いつでも力強く頼りになる男性でいられないことをもう少しわかってもらえたらなと思います。

無名 返信

その当の記事投稿者さん自身が、
(御本人が明かされたので大丈夫と思い書きますが、投稿者さんにご迷惑だったり、
匿名性を重視する運営上等で何か問題あれば私のコメントは削除して下さい)
当コメント欄でも男性差別をぶつけられている、と仰っているんですよね。
当事者の言うことが絶対正義という訳でも無いので、だからどうこうって話でもないですが。

ただ、図らずも、男性の声が封殺される構造が証明されているという。
まあ何事も最初は仕方ないのでしょう。と希望的に考えていきます。

むじな 返信

単純に主語が大きいから、それに反発する声が出るのは当然だと思いますよ。
男女逆でもここならそうなることが予想できます。
そうじゃない人もいるよ、一人一人人間を見ようよ、あなたの苦しみをちゃんと出してくれてありがとう
というような女性からのコメントもいくつかありましたよ。
それでももとの記事の方はほら見ろ否定されたと思うような心理状態なんでしょうね。

無名

「そうじゃない人もいるよ、一人一人人間を見ようよ、あなたの苦しみをちゃんと出してくれてありがとう」

これを免罪符としてまず言っておいて、結局は男性の自責へ追い込んでいく内容の言説なのでね。
いつもの「図らずも、男性の声が封殺される構造」でしかないと思います。
このコメント欄でも外の世界でも毎度このパターンですね。

むじな 返信

ごめんなさい。
どうしてこれが自責につながり免罪符になるのか分かりませんでした。具体的に説明して頂けないでしょうか。

Twitterで目立つような過激で偏ったフェミニストの発言を女性全体のものとしたり、ご自分の体験を男性はこうなんだ、と話を広げてしまうのは「それは違うよ」という声が出るのはしょうがないと思いますよ。(これが自責につながるということですかね?)

でもまずは主語が大きくても苦しい気持ちを出せたところが大きな一歩だと思っています。
次回からは主語を小さくしてくれたらもっとお互い歩み寄れる気がします。
そういうのが違うんだよと言われるかもしれませんが、どうやって受け止めるのが良いのか私は分からないので、よかったら教えてください。

ななしのBBA 返信

ちょっと酷過ぎるお話ですね…
メンヘラを免罪符に、任意の他人の人権を奪って満足を得ようとする人って、一定数いますね。
ターゲットも(というか、ターゲットになるような人こそ)尊厳ある人間なのに…
(語弊があること承知で言ってしまいました)

ここには、投稿者さんの元カノ?のような方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなの忖度せずに言っちゃいますね。
その元カノ、メンヘラをかさにきた、ただの人でなしだと思う…

まな 返信

実際男性の悲鳴とかは軽視される傾向があるから、ネットで個人的な感情や痛みを発信することくらい、いいんじゃないか?
被害者の声を封殺するのは酷だ。

a 返信

筆者様はテラケイ氏のフォロワーですよねwわかります。
いわゆるかわいそうランキングの差による男女の扱いの差異は、割り切るしかないんだと思います。
男性特権もあるし、女性の生き辛さもある。男は損で女は得、ではない。

ネットでこうした弱い男性の辛さが共有できるのは、とても良いことだと思います。
ただ、女性憎悪に繋がりやすいのでそこに要注意かと。ミソジニーの沼にハマると更に不幸になります。

納屋 返信

今ツイッターで些細な理由で男性を振った話がエンターテイメントとしてバズってます。
男性が女性を「些細な理由で」振るエピソードだと、女性蔑視にとどまらず、虐待だとかデートDVだとか炎上すると思います。男性はいじられてよい(父権社会・家父長制の名のもとにとことん貶められてもよい)が、女性はそうではない。そんな風潮はあるでしょう。
それが男性の弱音が封じられたり、自殺者が高止まりの傾向にある理由でもあります。

精神科にそもそもくる男性が少ないように、男性が自身の悲鳴を他者にさらけ出す行為が社会的、ジェンダー的にまだ許されにくいのです。
女性の権利と同じように、そこら辺も変えていかなくてはなりませんが。
精神科や心療内科にも、男性のメンタルを予防的にどう救うかについて動き出したり考え出している人もいます。
あと10数年間で変化は起きるかと

納屋 返信

あと女性から冷酷な反応が返ってくるみたいな話がある理由として、
女性の苦しみや被害の話には寄り添い、怒る方が多くいらっしゃる。
一方、男性の話には、どっちもどっち論や結局自己責任であり、男性共通の悩みではないみたいな話になることが多いからでしょうかね。
現実でもツイッターとかネットでも、女性の話に共感が集まりやすいのは仕方がないですが。

専門家ではないですが、相手の悩みに対しては傾聴、肯定も否定もせず、単にうんうんと聞いてあげる という姿勢が重視されます。(その際、相手の話に同調.共感したり、否定、一般化すると相手にも自分にも悪影響になります。)
ネットではアライさんのように、リアルの自分を出す必要なく、悩みを打ち明けられます。
しかし、聞き手からの、こいつきもい! でも、貴方にも責任あるよね! などの反応が可視化されるので、きつい人にはきついでしょうね。

a 返信

男性の場合、弱音を吐く行為が更なる傷つきや嘲笑を呼び込みうることがあまりに多い。

だから、気を紛らわしたりネタにしてごまかす男性が多い。しかし、「痛くない気がする」だけで損傷はしてるから、ある日突壊れる。
きついな

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