誰でも生きづらさを語っていい 男も女もセクマイも

コラム ジェンダー おりはし

ここ最近、メンヘラ.jpさんがリツイートして反響を呼んでる『男性メンヘラのつらさ』に関連する記事です。

 

⬛️はじめに


最初に断っておくと、私はデブでブサイクで、男性からおよそ女扱いされない人間です。加えていうなら、私も女扱いを望んでいません。

アセクシャル自認、Xジェンダーかもしれないという、女ではあるが女になりきれない非常に面倒くさい人間です。

そんな人間ですが、個人的な意見をつらつらとまとまらないなりにまとめようと、ちょっと頑張ってみます。

女である性自認が揺らぎやすいゆるふわXジェンダーで、なおかつアセクシャル自認(まだ認めるのは早計では?というくらいのあやふやさ)の私があーだこーだいうものでもないかなぁ…などとあれこれためらっています。

けど、そこで当事者の生きづらさの物語発信を否定するのはどうなの?と思った次第です。

ひとりの人間のつらさはその人にしかわかりませんが、私個人は『弱い男の生きづらさ メンヘラ男に救いはないのか』を読んでとても共感した側の人間です。

伴侶がいたり友人がいたり恋人がいたりして、そこに救いがある人をみると絶望する。別の世界にいる人間だよなぁ…。と所感を呟いてました。

どうあがいても別の性別になれない私ですが、男性のつらさを知る良い記事でした。

前置きが長くなりました。そんな前提をふまえて、どうにかこうにか記事にしようかなとスマホで打ちこんでます。

 

⬛️メンヘラ男性のつらさが可視化されにくい


性差を持ち出すと、気の強い女性がちくっというから持ち出せないのだろうなぁと…。

『男のくせに』という主語の大きさで、男性方はつらい思いをするんだろうなと思いました。逆もありきだと思います。

読んでるとつらさマックスになり、気持ちのやりばがなくて、つられて私もつらくなりました。つらい…。

なぜここまで反響が大きいのか。みなさんもおわかりかと思いますが、主語が大きいからです。

でも、まずは主語を大きくしないと共感も反発も生まれないと思いました。

メンヘラ同士で争いを煽っているのではありません。

誰かが声をあげないと、メンヘラという日陰者は認知されない存在だからです。だから私は、ひとまず主語が大きくていいと思います。

ネットではもう議論なんてものはできず、やれることといえば個別で発信してゆくくらいでしょう。だからメンヘラ.jpという場で、それぞれ当事者たちが物語を発信してほしいなと望んでいます。

何度もいいますが、対立を望んでいるわけではありません。

最初のとっかかりは、「男が」「女が」「年齢が」とか…それくらい低いハードルでいいんじゃないかなぁって思うのです。

そこから少しずつ男女の問題ではなくなり、共感が共感を呼び、個別の問題として当事者のナラティブが生まれやすくなるんじゃないかなって。

それがメンヘラ.jpという場所だと思うからです。

話をしやすい土壌作りをしませんか、ということです。

性別以外にも、年代特有のつらさがそれぞれあると思います。六十代、五十代、もちろん十代も。働き盛りの年齢の人たちも。

そうしてそれぞれの物語が広まれば、性別のくくりではなく年齢のくくりにシフトしやすくなるんじゃないかなって。たくさんある「つらい」気持ちのなかの、少しだけ感じる「あるある」という空気が循環したら良いなと思いました。

ちなみに、六十代の孤独はこちらの記事を読んで知ったくらい、私は物知らずです。

【関連記事】
・66歳男性が風呂場で涙… 友人もいない老後を憂う相談者に鴻上尚史が指摘した、人間関係で絶対に言ってはいけない言葉

 

⬛️各々が抱える生きづらさの物語


メンヘラは孤立しやすい。依存しやすい。社会を憎みやすい。けれど、依存から脱しようとする人だっていると思います。孤立から抜け出そうともがいている人もいると思います。

そこには年齢も性別も関係なく、ただ生きづらいという共通の空気があるのではないでしょうか。

それを知っていけば、少しずつ優しい世界になるんじゃないかなって馬鹿なりに思ったのです。

幻想かもしれません。愚かな願いかもしれません。私のような温室育ちの引きこもりクズが語るものではないかもしれません。

生きづらさを抱える当事者同士でいがみあってても、ただただ憎しみが募るだけで、さらに生きにくくなるだけじゃないかなって感じたんです。

私はとても被害者意識が強く、加害者側になりやすい人間なので、よけいにそう感じるのかもしれません。

自分のほうがつらいんだ!とキレ散らかして発散する言動は否定しません。私もときどきやります。ごめんなさい。

けど…誰も対立なんて望んでないと思うんです。病気の有無で争いたくないです。性別で争いたくないです。

ただ『生きづらい』という感情に性別も年齢も関係ないんだよ、という世界に少しずつ進んでほしいだけです。

 

⬛️まとめ


女が。男が。セクマイが。それぞれ叫ぶだけ叫んで、思いをまとめて投稿したら、もしかしたら何か見えるかもしれないなと思いました。

反響が大きいということは、それだけ抱えてる問題がみえてきたからだと思います。『弱い男の生きづらさ メンヘラ男に救いはないのか』を読んで思うことがあれば、みなさん読者投稿してみてはどうでしょうか。

 

さいごのさいごに、運営者のひとり、小山さんの記事を紹介しておきます。

【関連記事】
・匿名自助グループとしての「アライさん」現象 なぜアライさんは大量発生したのか?

ナラティブコミュニティーの運営は困難な道でしょうが、ユーザーのみなさん含め、少しずつ色んな視点をもってゆき、より良い場所になればいいなと願ってます。



【執筆者】
おりはし さん

【プロフィール】
統合失調症の母とうつ病の父持ち。どちらもアルコール依存症。そんな両親を支えていたら、いつの間にか双極性Ⅱ型になっていた。
うつ病の父と自営業をしつつB型作業所に通所中。


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2件のコメント

返信

男性や可視化されない女性の苦しみをネットに吐き出し、誰かを責めるわけでもなく、それに共感するという流れができればいいですね。男女共に自分の苦しみを言語化できない人はたくさんいるので

へっぽこ 返信

■第一形態
「自分のほうが辛いんだ!お前らの悩みなんか甘えだ!」
と、一方的に言うだけの人

■第二形態
相変わらず「自分のほうが・・・!」と言うけど、少しだけ、他人の辛さに共感できるようになって、たまには「なるほど、それは辛そうだ」という人

■第三形態
段々、「自分のほうが」を言う頻度が減り、他人の辛さを受け止める頻度が増える

こんな感じで変態できればいいですよね。
いきなりは無理なので、ほんの少しずつ。

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